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『はがね』に投稿された感想・評価

[錆びた鋼から血の臭いがする] 80点

中嶋莞爾の初長編作品。うなりを上げる錆色の工場前に陣取り、真っ白なキャンパスを手に何かを待つ老画家と廃工場に出入りする少女。ラドゥ・ジュデ『Bad Luck Banging or Loony Porn』第二部の[都市]の項目で、"芸術家は自分の周りの永遠性を無視して永遠の真実を求める"とした際の例で、バビロンの神殿を称賛する彼らは工場の煙突を無視し、何世紀かして工場で石炭を燃やす時代が終わったら、彼らの興味は煙突に移るだろう、としていたのを思い出した。つまり、文明と時間についての物語である。古く朽ちた巨大工場跡での描写はどれもよく、古びた樹木のようだと評される赤茶けた壁、血の臭いがすると評される剥がれ落ちた金属片、スコップで扉を叩くと鼓動音のように反響する音、など廃墟フェチには堪らない。もっと悲観的かつ絶望的な物語を想像していたんだが、機械と自然/人間の境界を曖昧にしてその共通する美しさを語るなど、どちらかといえば感傷的なもので、ラストシーンがひたすらに美しかった。
菩薩
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滅びの映画だ…と素直に思った。たぶん全ショット間違いが無いんだろうなと分からんながらに思うし、もはや癖でしかないから本能的に好きだとしか言えない。『天使のたまご』は確かにそうなのだけど、個人的にこの侘しさは同年のサンサーラナーガ2の方が近いと思う、押井で言えばの話だが。ってかもう初期ノイバウテンみたいな音がしてる時点で負け。監督本人がYouTubeに挙げてるけど5分に一回広告入って全てが無に帰していく。この歳になると本当に全身が錆びていく感覚が如実にあるから余計に刺さるものがある、カッコつけ過ぎやろとは思うがね。
ヴェンダースがプロデュースした「クローンは故郷をめざす」(2008)など海外で高い評価を受ける中嶋莞爾監督の第一作。廃工場をめぐる老人と少女の幻想ファンタジー。フランス ユネスコ芸術・教育国際映画祭グランプリ。

錆びた鋼(はがね)が氾濫する工場地帯。一人の老画家(丸山詠二)が廃工場の前で白いキャンバスに向かいじっと何かを待っていた。壊れた玩具を埋葬しようとする少女との出会い。老画家はかつて一度だけ見た「工場に白い花が降る風景」を描きたいのだと語る。こと切れて久しい廃工場の持つ記憶が、一遍の絵本の物語によって呼び覚まされる。。。

雑誌『トーキング・ヘッズ叢書』のバックナンバーを眺めていて見つけた一本。

最高に好みだった。廃墟ロケーションの映画は様々あるが廃墟が主役の映画は初めて。中嶋監督も本作も存在をまるで知らなかったので嬉しい驚きだった。

耽美系写真集のように画角にこだわったカットが続出する。巨大な廃工場や画面の大半が空を占める風景の中に人がアクセントのように小さく配置される画が良い。老画家と少女の少しセンチメンタルなプロットにのせて、無機物と有機物が共存する現代文明の美を映像で紡ごうとしている。落ち着いた色のトーンも好み。

廃工場でひとり、ナットをおもちゃに遊ぶ少女は古いゴジラ型怪獣のゼンマイ玩具を拾う。気に入って持ち歩いていたが、落としたところを車に轢かれてバラバラに壊れてしまう。それが少女には死んだ小魚たちに見える。少女は老画家の元へ「お墓を作りたい」と相談に行く。無機物に生命を感じる二人は共鳴している。

稲垣足穂の鉱物&玩具愛とタルコフスキー監督の廃墟趣味を連想する。両者に共通するロマンと美学が本作にも連なっている。

中嶋監督(1970年生)が本作に着手したのは東京造形大学在学中。建物や風景の写真を撮り歩いているうちに発案し、それから4年かけて完成したと言う。監督・脚本・撮影・音楽を自身で手掛け、劇中に登場する魅力的な絵本も自作との事。かなりの才人なのだと思う。

鉄鋼への愛というと「鉄男」(1989)など当時のサイバーパンク系を想起するところだが、本作はジャンルが異なる。監督はインタビューで「人工物と自然が融合していく姿が廃墟の魅力」と語っていた。この慧眼(けいがん)には感服、自分の物差しの一つになりそうだ。

廃墟愛好者はもちろん、風景論を好む向きなら必見の一本。

※老画家を演じた丸山詠二は「ウルトラセブン」(1967~)からずっと怪人・怪獣の専門声優として活躍してきた知る人ぞ知る役者。

※監督の語る「人工物と自然の融合」とはウルトラシリーズのデザイナー成田亨の掲げた怪獣デザインの主題と同様。自分の嗜好の原点はやはり初期ウルトラシリーズなのかもしれない。本作の小道具にゴジラ玩具が用いられたことも親近感を高めた。

※MEMO
このところハリウッドの新作が好みに合わず、カンヌの志向もハリウッドと同化してきたと感じている。アート系もポピュリズムにまみれ、いつまでたっても権力志向の映画批評家がキュレーターとして幅を効かせシネフィル信者たちが追従している。自分の価値観が偏った方向に先鋭化しているとも言えるが、それは自分の望むところだった。このところ参照しているトーキングヘッズ叢書はシネフィル界隈とは別の土俵で映画を扱っていて、世界のマイナー作品を知る機会になりとても面白い。ただし既に観る機会を逸したマイナー作品が多いのが難点。

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