『ブラック・アズ・ナイト』
原題　Black as Night.
製作年2021年。上映時間 87分。
ヴァンパイアへの復讐心を燃やす10代の少女。
彼女が、信頼できる友人たちと共にニューオーリンズを脅かすヴァンパイアと戦う夏を描く。
監督はマリット・リー・ゴー。
出演はアスジャ・クーパー、ファブリツィオ・グイド、クレイグ・テイト他。

ニューオーリンズの貧しい地域に住む10代のショーナは、自分たちの住む地域の貧しい人々や弱い人々の生き血を食らい同化させ人数を集め、人類に対する戦争をしようとするヴァンパイアいることを知る。
VANPS(hydeと、Oblivion Dustのギタリスト・K.A.Zにより結成されたロックユニットではなく、吸血鬼たち)が町を侵略しようとすることを知り、彼らを止めようとする他のヴァンパイアとともに反撃するために仲間を集める。

今作品は、1970年代から80年代にかけて人気と支持を得たギターヒーローの一人リッチー・ブラックモア。
ハードロックバンド『ディープ・パープル』の創設メンバーとして名を馳せ、自ら率いる『レインボー』や、『ブラック"モ"アズ・ナイト』では主宰を務める。。。って、"モ"を抜いたら今作品のタイトルになるだけで、ギタリストのリッチー・ブラックモアは全く関係性なく、楽しいヴァンパイア作品でした。

※繰り返しになりますが、また、紛らわしい書き方ですが、リッチー・ブラックモアは一切関係ないので🦇。

今作品では、ヴァンパイアの活動の起点となる複雑な設定が意外にも好感を持てた。
母娘が荒れ果てたコミュニティでやっとの思いで生活し、その環境から抜け出すために勉強に頼らざるを得ないという序盤の導入部、好きやけど彼らのライフスタイルをよく理解していない友人たちと一緒にいることへの軽蔑、コミュニティの権威者が自分の人生に何が起こっているかを教えてくれることへの不安とか、まぁうまく設定された複雑な物語に仕上がっていた。
ハリケーン・カトリーナの被害以来、ニューオリンズは、所得格差、人種差別、政府の停滞を示す顕著な例となってるし、このダークでコミカルな作品は、荒れ果てたマイノリティーの多い地域の肩に、もう1つ問題を積み重ねる-ジャンキーやホームレスを餌にする吸血鬼ちゅうのを持ってきてる。
吸血鬼たちからすりゃ、当局が見逃す可能性の低い人たちを餌にすることで、（文字通りではないにせよ、比喩的に）レーダーをかいくぐる方法と云える。
しかし、地元の人々は、この状況を知れば、当然ながら、そうではないと思う。
あるティーンエイジャーでなくても、か弱い小生でさえ、集団が一人の哀れな人を食べているのを偶然目撃したら、仲裁に入ろうとすると思う。
今作品の主人公も案の定、間に入り、その過程で噛まれる。
幸いなことに、通りかかった車が吸血鬼たちを引き離し、彼女が殺されたり変身したりする前に、吸血を中断させる。
彼女はその生き物を研究し、スクービー・ドゥーやナンシー・ドリューのような本格的な反撃のために数人の仲間を募っる。
コミュニティと私たちの種のための中程度のグロい戦いで死傷者が発生する。
メインストーリーと並行して、彼女と彼女の友人たちが、彼女を助けるために偏見を持たずに集まってくるというアイデアは、今作品ではかなり好感が持てるものになってた。
その設定のおかげで、ヴァンパイアの襲撃をアホらしさもあったが楽しむことができた。
ホームレスの男性に群がり、凶暴なタックルをして盛大にスタートする最初の攻撃から始まり、この攻撃はオモロイとこがあった。
被害者に群がり、大量の血しぶきを上げて倒すちゅう、彼らの凶暴性を示す証拠がたくさんあることで、今作品には脅威的で堂々としたクリーチャーが登場しプチ楽しい時間を過ごすことができた。
さらに、彼らが選ぶターゲットや、彼らの正体を隠すためにいくつかの能力を発揮してコミュニティに紛れ込む方法とか、彼らの伝承に関するアイデアと相まって、クリーチャーにまつわる多くのことが悪くなかった。
それに加えて、終盤のマスターヴァンパイアの最終計画が明らかになるところにも佳かった。
人種的不公平と改革を市民を支配する計画の主要な部分に利用することについて、我々が彼の味方になりたいと思うほど、論理的でかなり合理的な説明を提供している。
これは、コミュニティーの強化や向上に役立つ裏技的な方法で、彼を同情的な人物として描きかけているが、本当にあるべき効果を発揮するには、今作品の中ではあまりにも遅すぎたかな。
同様に、終盤にようやく対面する2人の最終決戦の全体的な短さを物語っており、この映画が与えようとしている壮大な最終ボス戦の感覚はないのは残念のとこやけど、しかし、これらは全体的に些細なことと云えるかな。
シャーマン・ペインによる脚本は、ユーモア、サスペンス、アクション、社会的メッセージのいいとこ取りをしてる。
いくつかの演技やシーンはカンペキなモンとそうでないモンもあるが、作者の重要なポイントは、小難しい話やその他のやりすぎのない形で描かれている。
主人公の3人組は、殺陣と同様に演技の仕事も悪くなくこなしていた。
というのも、彼らは戦場で必要な技術を学ぶことを余儀なくされ、その過程で必然的に失敗してしまうからかと思う。
危険な設定で、長い学習曲線を描く。
俳優として、またナレーターとしてのクーパーの演技は、特に比較的新しい顔として注目すべきものと云える。
最初は内気だった彼女が自信と決意を深めていく姿は、もう一人の女性ヴァンパイアの敵、ドラマ『トゥルーブラッド』(2008年)のタラ・ソーントン(ラットイーナ・ウェスレイ演じる）の若いバージョンを思わせなくはない。
今作品は、低予算ホラーを数多く手がけてるBlumhouse Productionsの作品であり、その中では良い作品のひとつやったかな。
彼らは、1ドルの投資で最大の価値を得る方法を知っているんちゃうかな。
バカさ加減を我慢したら楽しめる作品やと思います。

【 Amazon×ブラムハウス ⑦/8 】
Amazonとブラムハウスがタッグを組んで製作された8作品を観ていこうシリーズ！の7作品目。
『悪魔のビンゴカード』で心が折れかけたけど、最後まで頑張りますwww

『Welcome to the BLUMHOUSE』
と呼ばれるこのオムニバスホラーシリーズ、テーマは"家族と愛"。

原題は『Black as Night』

母を殺された黒人女子高生が仲間と共にヴァンパイアに復讐する。
まず復讐なんて息巻いてるけど、お母さんは噛まれてヴァンパイアにはなったけど、直接的に殺したのは主人公でしょうよ…
その辺のシナリオからしてとんちんかん。

奥手な黒人の女子高生の主人公
親友でゲイのメキシコ系男子
片想いのイケメン黒人男子
吸血鬼オタクなムッチムチのエロい白人女子
キャラは立っているが、関係性の描き方が不自然だし弱い。

ブラックアズナイトするのはいいんだけど、ホントに暗いし何も見えない。
何が起こっているのかさっぱり分からないw
チープさを暗さで誤魔化すのはヤメないかwww
ヴァンパイアは死ぬと煙になるのだが、ドタバタが終わってみんな外に飛び出してきたら、すすだらけの埃だらけのドリフのコント🤣🤣
(どうせなら髪の毛もチリチリにしろw)

ヴァンパイアものが好きなのでそれなりに楽しめたけど、童心に返って優しい気持ちで観る作品。
要は子ども向け。
①ブラックボックス 3.8
②ノクターン 3.7
③イーブルアイ 3.6
④呪われた老人の館 3.5
⑤ブラックアズナイト 3.1
⑥マードレス 3.0
⑦悪魔のビンゴカード 1.8

• #WelcometoTheblumhouse
• #ブラムハウス

2021年318作目(ブラムハウス42作目)

ブラムハウス×アマプラの５作目。

バンパイヤ映画に社会問題を取り込み、
現代風にアップデート！

ですが面白くない。

ザ・クラフトもブラムハウスで
リメイク時に同じことになってましたが、
社会問題を組み込むのに夢中になって
本来やるべき映画の面白さの追求が
おざなりになっているバターンです。

残り３作のコラボも軒並み評点低くて
見る気か無くなりつつもありますが…

とりあえず観ていきます。(笑)

• #ホラー_SO
• #ブラムハウス_SO