重い映画と分かっていたけど、大好きなサンドラ・ブロック見たさに鑑賞。
さすがの演技でした。コメディもシリアスも、ゴージャスもボロボロもどっちも素晴らしくて（今回はボロボロ・シリアス）やっぱりすごいなぁこの人。
殺人の罪で20年間服役し、模範囚として釈放されたばかりのサンドラ・ブロック演じるルース。しかし“警官殺し“の罪はどこに行っても付き纏い、ただ1人の肉親である妹探しはおろか、社会復帰すらも簡単には進まない。
真相はだいぶ序盤から分かってしまったけど、だからこそルースの身の回りに起きることがかわいそうで、辛くて、胸がえぐられる思いだった。
ルースが時折見せる笑顔が切なくて、キューッとさせられた。
もし職場に元犯罪者がいたとしたら、その罪を犯した理由とか関係なく、関わりたくないと思うだろうし、その人が抱えている生活にまで想いを馳せられるだろうか。
後半の弁護士の奥さんとのやりとり、2人ともお芝居がすごくて泣けた。
暗くて辛い作品だけど、観てよかった。
