わが町の映画館-ペルー映画館の記跡-のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

ペルー映画館の今昔ドキュメンタリー。インド映画がペルーで人気という事実に驚きました。看板描きの爺さんのポスターがとても良かったです。

冒頭にいくつもの映画館が映し出されてワクワクしましたが、後に殆ど跡地であることが分かります。映画館の懐古よりも衰退に焦点を当てたようなつくり。

証言による語りのみで、殆どの発言者がかなり引いて撮され、風景に溶け込まされているのはいいんですが、顔も全く分からないのはどうなんだろう。趣旨には合ってるんでしょうが、相当に退屈…。

現存する映画館が稼働する様子は一切映らず、見たいものが映らないのがストレス。その割に妙なエフェクト入れたりしてて、これもストレスでした。スマホ画面を模したものも、何だかなあ。

語られる映画館の衰退の様相は日本とさほど変わらず悲しくなる思いでしたが、それが強烈な主題になっているようにも見えず、色んな意味で肩透かしを食らった映画でした。