Ash国立ホラー大学院卒論執筆さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

Ash国立ホラー大学院卒論執筆

Ash国立ホラー大学院卒論執筆

ブラック・サンデー(1977年製作の映画)

4.0

【テロリストの論理】

アメリカを強烈に憎む2人がスーパーボウル(アメフトの試合)で8万人を虐殺するテロを仕掛けようとする話

テロを止める側ではなく、テロを行使する側を主人公として描いている珍しい作
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ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

2.7

【永遠なる宇宙の働き】

『ヘルレイザー』のコズミックホラー(※)版のような世界観。前半は普通のホラーな感じで割と楽しめるけど、後半からぶっ飛んだ世界観でちょっと着いて行けなくなる。

「全てが見える
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

4.0

【外の恐怖、内なる狂気】

不治の病のパンデミックが起きた世界。森の奥でひっそりと暮らしていた家族の元に、"それ"はやってきた…

悪魔系?サイコ系?と思ったら心理系のヒューマンホラーだったというパタ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

【衒学趣味のアンチテーゼ】

衒学趣味に対するアンチテーゼのような作品にして主人公。楽しければ何でもOK?下品で狂ってそうな理論だが、それが本質かも知れない。今作の批評家の評価が低いのもまた皮肉だな。
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スプライス(2008年製作の映画)

3.9

【真面目なB級ホラー】

実験中に究極の人造人間を生み出してしまい何もかもが滅茶苦茶になる話

流石ヴィンチェンゾ・ナタリ監督、B級ホラーなのに真面目な作り。このまともさがこの監督の良さだな。ある意味
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.8

【ホラーコメディの傑作】

山にキャンプに来た大学生グループが、タッカーとデイルの2人を殺人鬼と勘違いし次々と不審死を遂げる話

まさしく期待通りの出来。予告の面白そうな感じがずっと続くので、もう最高
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海底47m(2017年製作の映画)

3.6

【最大限の活用】

サメ見学の為オリに入って潜った所、支えがぶっ壊れて海底47メートルに沈んでしまう話

頑丈なハズの支えが何故か壊れ、リペアも失敗、救助も失敗、エアもない、、絶望絶望の連続で心臓が疲
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ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.7

【何がジョセフに起こったか?】

殺人罪で逮捕された判事(ジョセフ・パーマー)を息子(ハンク・パーマー)が弁護する話

サスペンス色の強いシリアスな作品かと思ったけど、親子の確執などのヒューマン要素が
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.5

【ウルヴァリン珍道中】

ウルヴァリンが長崎で原爆から守った日本人に日本にお呼ばれして陰謀に巻き込まれる話

日本の長閑な風景に、血管の浮き出た剛鉄のようなマッチョで髭もじゃ赤ら顔のウルヴァリンが全く
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.7

【呪われた力】

少年時代(19世紀)の能力発現からアダマンチウムを入れられ、ストライカーに記憶を消されるまでを描くウルヴァリン誕生物語。

クレイジーな殺人鬼の兄貴と一緒に育ちながらも、正気を保ち続
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.8

【勇気が道を切り開く】

メイズ繋がりで鑑賞。突如メイズに監禁された記憶を失った若者達が脱出しようとする話

SFシュチュエーションスリラーとして観ればかなり楽しめる作品だと思う。主人公がとにかく勇敢
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キラー・メイズ(2017年製作の映画)

2.6

【デイブズ・ラビリンス】

芸術家デイブがリビングに何となく作ったダンボール迷路が、罠やモンスターがひしめく大迷宮、"パンズ・ラビリンス"ならぬ"デイブズ・ラビリンス"になってしまう話

基本はコメデ
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.9

【ダークフェニックスの片鱗】

X-MEN史上最強レベルのヴィラン(原初のミュータント)が古代エジプトより復活し、プロフェッサーXもマグニートーもただ膝を屈するしかない絶望的な状況に陥る話。
ナルトで
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

4.3

【X-MEN史上最高傑作】

X-MEN史上最高傑作にして最も暗い
全ミュータントとミュータント派の人間を抹殺する終末兵器"センチネル"の開発を止める為、過去にタイムスリップする話。

過去はプロフェ
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

3.7

【力を持つ者の選択】

旧三部作が終わり、新三部作が始まる。"ファーストジェネレーション"ということで、プロフェッサーX、マグニートー、ミスティーク達の若かりし頃の話。ナルトで例えるなら、マダラと柱間
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

4.0

【最強キャラの連続死】

ジーンのフェニックス人格が覚醒し、最強のヴィラン"ダークフェニックス"になってしまう。
一方、人間側はミュータントの治療薬を開発し、対ミュータント武器として使用し始める。治療
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X-MEN2(2003年製作の映画)

3.9

【人間核兵器】

人間側のラスボス的存在ストライカーをぶっ倒す話。ストライカーのプロフェッサーXを使ったヤバすぎる陰謀に、流石のマグニートーもビビって協力する。

前作と比べると、アクションが派手にな
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X-メン(2000年製作の映画)

3.5

【超能力者のいる社会とは】

20世紀FOX-MENの約20年間の集大成、『ダークフェニックス』に向けてX-MENシリーズ再鑑賞。こういう作品はシリーズ通して観ると面白さが増すな。ドラマ感覚で楽しい。
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スプリット(2017年製作の映画)

3.9

【多重人格は超能力!?】

誘拐された3人のJK。なんと誘拐犯は23もの人格を持つ多重人格者で、9歳の子供の人格を利用し脱走を図ろうとするも、新たな"24人目"の人格が現れ…

アンブレイカブルの続編
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.8

【シャマランの頭の中】

列車脱線事故の唯一の生存者(しかも無傷)のブルース・ウィリスが自らの特殊な才能を自覚し、ミスター・ガラス(ニック・フューリー)と共にアベンジャーズを結成しようとする話

DV
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0

【最凶のふたり】

トム・ハーディとヴェノムのバディムービー。ヴェノムのツンデレ感がかわいい^^;

サム・ライミ版スパイダーマンのイメージしかなかったから、想像していたストーリーと違ったな。新たなダ
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ラプチャー 破裂(2016年製作の映画)

3.1

【優しいマーターズ】

超優しい『マーターズ』?それともまだまともな『ホステル』?とんでもないモノを想像してたけど、アメリカのリアリティー番組みたいな内容で笑った。中には体張った芸人がやりそうなものと
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

【殺しの芸術】

寸分の狂いもない精密な射撃、計算し尽くされた体術、極限の反射神経、、全てのアクションシーンが画になる。人間が到達しうる限界までに極められた技巧は、まさに殺しの芸術だ。

前作は調子こ
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凶悪(2013年製作の映画)

4.2

【まさに凶悪、これぞ凶悪】

新聞記者扮する山田孝之は、死刑囚(ピエール瀧)から3つの殺人事件に関係していた先生(リリーフランキー)と呼ばれる主犯格の話を聞く。彼は独自に調査を開始するが…

今話題の
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

2.9

【ご都合主義マッハ】

『処刑山』の監督作品。この監督の他作品は観てないけど(内容は想像できる)、世界観違い過ぎないか…と思ったらちょっとグロい。熱湯ぶっかけ、アイロン、目玉くり抜き、、

人口爆発の
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.6

【エイリアン・バスターズ】

『グーニーズ』『ホームアローン』のクリス・コロンバス監督作品。評価低いけど、個人的には普通に面白いと思う。

『ゴーストバスターズ』のエイリアン侵略バージョンのような作品
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.9

【その女、最強】

MCU10年間の血と涙の結晶、エンドゲームに向け鑑賞。IMDbでの低評価が気になったけど、普通に結構面白くて安心。

クライマックスのアクションまではサスペンス映画のような内容。ブ
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.4

【異世界系ラノベ並の脚本】

テーマは立派だが、出来レース感がどうも気になる。出来レースにせずにこういう子供を成功させる方法はないものかね。そういう難しいことを考えるのが脚本家の仕事だと思うんだがな。
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テリファイド(2017年製作の映画)

3.5

【古き良き和製ホラゲー感】

ストーリーがどうのテーマがどうのではなく、登場人物たちと一緒に超常現象を体験しようという作品。(だと思う)富士急ハイランドのお化け屋敷みたいな感じ。

そういう見方をしな
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ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

4.0

【狂気の画家の狂気の世界】

狂気の内に生き絶望を吐き捨てるように死んだ画家の絵が、狂気の世界を魅せる絵画パニック

恐怖描写が予告で見た以上の狂気感・異次元感で、かなり斬新。主人公達の死も芸術的?で
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.8

【スタンフォード監獄実験】

『es』を思い出すような驚愕・残忍なドイツ映画。『ちいさな独裁者』という題名は可愛げがあり、『帰ってきたヒトラー』のようなブラックコメディ調の作品かと思いきや…

近くに
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ノー・ワン・リヴズ(2012年製作の映画)

3.5

【誰も生き残れない】

悪い奴ら(二流窃盗団)に絡まれたナヨい男が、実は超一流・超A級の異常犯罪者だったという超ワクドキな設定(*´д`*)ドキドキ

レクター博士のような(原作では神が存在しない
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.9

【スパイ映画のようなカンニング劇】

最初は小遣い稼ぎ程度のカンニングをしていたが、徐々に大規模になり最終的に007みたいになってしまう話

ただのカンニングなのにスローモーションを使ったり、大袈裟で
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テルマ(2017年製作の映画)

3.7

【自由とは本当の自分を認めること】

病気だと思ったら、最強のサイキックだった!という話
雰囲気的には『レギオン(プロフェッサーXの息子にして最強のミュータントを描いたドラマシリーズ)』を簡単にしてヒ
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.9

【アメコミ讃歌】

パラレルワールドから大量の個性的なスパイダーマンが現れ、ウィルソン・フィスク(キング・ピン)の陰謀を止める話

良いヒーロープロデュース映画を作る必須条件(ヴィランの作り込み、ヒー
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スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

3.3

【ん?流れ変わったな】

2日で三部作観てしまうくらいにハマったが…
3作目である今作はな〜んかね。違うんだよなあ。新生スタートレックは監督がエイブラムスじゃないとダメなんかね。

近年の派手なVFX
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