ここにーるさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

大怪獣ガメラ(1965年製作の映画)

3.0

左手に国会議事堂、右手に新幹線、そんなシーンあっただろうか?。あんな歯並び悪い顎を持ってるんだから傍若無人に人バンバン噛み千切ったらよろしいのに。一度助けられただけで「ガメラは僕のともだちなんだ」とイ>>続きを読む

プライベート・ウォー(2018年製作の映画)

3.5

挑む女は美しい?バカか、そんな話じゃないだろう。戦争は悪、これは間違いなくてさ。ただ厄介なことに、戦場に悪人が一人として居ないってことが問題なのさ。もはや入口も分からなきゃ出口も分からない。"神"とや>>続きを読む

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.5

ゲスな言い方をさせてもらう。"いけません旦那さまっ"。私ならそんな風に呼ばれてみたい。秋葉原💴とかじゃなく。

叩けよ、さらば開かれん。ムンバイの若人たちよ。

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)

3.0

捕らえられた宇宙人にしか見えないジャン・デュジャルダン(日本人俳優で言ったら堤真一か)。逆身長差カップルによるまぁ無いラブコメ。そもそも論レストランで拾ったケータイは速やかにレジ係に届けるべきなのにそ>>続きを読む

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.5

確かに『キャノンボール』(1981年)以降の失速ぶりがずっと謎だったんだけど、ようは"驕り"が招いたことだったらしい。アメリカのセックスシンボルはリチャード・ギアに取って変えられてしまっていたし。最後>>続きを読む

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語(2019年製作の映画)

4.0

とてもイイ。ラグジュアリーなパンフをめくるうちまんまとフェラーリ1台お買い上げってなりそうな作りに苦笑いだけど、このご時世(新型ウイルス騒動)に一服の清涼感を味わった。イタリア頑張れとエールを送りたい>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.0

なんか匂いのする映画。ジュジュとかオッペン化粧品系を御愛用のおば様連中にいじられてたんだろうなぁ、グザヴィエ・ドランって。

砂漠でサーモン・フィッシング(2011年製作の映画)

3.0

エミリー・ブラントって何気に幸薄顔っていうか弾ける爽やかさが無い。だからこの人のメリーポピンズなんか僕は絶対見るつもりなくて。結構前にちらほら見かけた久留米出身の有坂来瞳(アリサカクルメ)ってタレント>>続きを読む

フレンズ/ポールとミシェル(1970年製作の映画)

3.5

"底抜けのアホ"同士が打ち解けるのに時間はそうかからなかった。

給食のサラダの中のレーズンが大の苦手であること以外は何も悩みがない頃にTV放映で見た思い出の一本。当時色眼鏡でしか見てなかったためか内
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

4.0

エース演じるスティングが捕まる。そのパトカーのドアを大写しした"POLICE"の文字がなかなか洒落ている。スティング率いるロックバンド〈ポリス〉がドゥドゥドゥ・デ・ダダダを日本語で歌っていたのはこの映>>続きを読む

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.5

賞金首がジャック(デ・ニーロ)に「タバコは身体に善くない。分かっててなぜ吸うんだい」とやたら注意するわけさ。でも構わずそこかしこでスパスパやる。見かねて更に注意喚起する賞金首。この映画の最大の功労は">>続きを読む

マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.5

胸焼けのするタイトルにこれまでずっとスルー案件だったけど、普通に全然良かった。ただ監督ウォン・カーウァイ特有の市井に生きる人々の話でありながらキャストがみなゴージャス過ぎるのが難点だったりする。それで>>続きを読む

偽りの忠誠 ナチスが愛した女(2016年製作の映画)

3.5

クリストファー・プラマーが我らが笠智衆の域に入ってて素晴らしい。惚れた女がリリー・ジェームズなら、俺だって売国奴でも何でもなるさ。ありがちな悲恋物に収まってなくて胸がすく思いだった。

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.5

コロナ騒動のさなかながらほぼ満席だったのが嬉しくなる。本好き連中が集まってただチマチマ朗読会開く話なんかじゃなかった。ミステリアスでヒューマニズムに富む展開。『イエスタデイ』のリリー・ジェームズ目当て>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

どう逆立ちしたって僕が泊まれそうなホテルじゃないけど、不撓不屈のホテルマン魂を見せてもらった。デヴ・パテルってほんとイイっすね。いつかオスカー像を手にする日が訪れると踏んでるんだが。

シラノ・ド・ベルジュラック(1990年製作の映画)

3.5

昔『グリーン・カード』見たときラブコメの主役で何このブヨブヨのおっさんって思ってたけどフランスの名優だったのね。ドパルデューその節は…だ。でもこれも前半少しフーテンの寅(もしくは石立鉄男)入ってたよ。>>続きを読む

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

4.0

『新聞記者』が日本アカデミー賞を取ったのは驚きだったけど、その44年前の作品。ニクソンやウォーターゲート事件なんてすっかり古新聞になっちゃったけど、今にも通ずる取材のイロハが全部これに詰まってる。夜討>>続きを読む

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.0

花冷えならぬ"草冷えドラン"って感じかなぁ。ついに英語劇やっちゃったよ。11才のモンスターぶりに「モデルは幼少期の自分です」って、自意識過剰もいいとこでは?。ハイ、ハイとしか言えないなぁ。アイデアの枯>>続きを読む

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

巨大鯨の姿焼き(笑)。スウェーデン人ラッセ・ハルストレム監督。こんな傑作ラストシーンをキメるからどこか勘違いした日本人が湯を沸かすほどのなんちゃらなどというバカげた映画を撮ってしまうのだ。

風の歌を聴け(1981年製作の映画)

3.5

原作は村上春樹デビュー作。映画的価値をとやかく言われがちだけど世界観に十分敬意を払ってると思うし、何よりヒカシューの巻上公一を鼠役(主人公の相棒)に起用してたなんて大森一樹監督、いい仕事してると思う。>>続きを読む

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

3.5

ある女流伝記本作家が落ちぶれて金に困り、イチローの偽物サインボールをバンバン売り捌くみたいな話、違うか。言っちゃ悪いが他人のふんどしで相撲を取るような伝記本作家って"準ゴーストライター"と言ってよく、>>続きを読む

不良番長 やらずぶったくり(1971年製作の映画)

3.0

ねるねるねるねの2の粉同様なんぼあってもいいですからね、このテのやつ。ただ後半飽きて寝てもうてる。

死神の骨をしゃぶれ(1973年製作の映画)

4.0

イタリアの名優フランコ・ネロ。本名フランチェスコ・クレメンテ・ジュゼッペ・スパラネロ。本人以外で覚えられるやついるのか。
「クソ外道がぁッ!!」
ドーベルマン刑事以来の久々に痺れる名ゼリフだった。

君に届け(2010年製作の映画)

3.5

なにこの泡持ちのいい炭酸飲料水みたいな爽やかさは。ARATAがこんなダサい役やってたんだってこと別にすれば、主要キャストのその後から事件やスキャンダラスな話が一切出て来ないってまずこのご時世にだいぶレ>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

日高屋直行して餃子とメンマつつきながら安ビールあおってるオッサンなんかに何が分かる?ってもんだろうけど、『シンデレラマン』の妻役で痺れさせてくれたレネー・ゼルウィガーがそれこそレネーの気配を排し一人朽>>続きを読む

ガルシアの首(1974年製作の映画)

4.5

かの村上春樹氏も大好きだというペキンパー作品の中でも指折りの傑作。大作家先生っぽくいわせてもらえば「"生首"をめぐる冒険」ってとこだろう。ガルシアはとっくに死んでいるのにしっかり話の中心に常に"それ">>続きを読む

ガリーボーイ(2018年製作の映画)

3.0

なんだかんだ小器用に立ち回ってる主人公より、罪を一人背負って留置所に放り込まれた自動車泥棒の方に男としての魅力を感じる。ガリーボーイの彼女、若いときのジュリエット・ビノシュみたいで可愛かった。

オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.5

かなり古い映画なんだから"もうこの子はこの世にいないんだ"と思っててもそれ以上の特別な感情も起きないものだけど、風の噂でこの子がこのあと酷い人生を歩んだ挙げ句に果てていったのだと聞いてしまって観るとそ>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.0

告白するが前作のゲットアウトは映画館で少し寝てるんだよ。ちょっとクドいかなぁこの監督。おびただしいくらいの赤い服調達してきたのは感服ものだけど、例えばカズレーザーなんかはどっちがモノホンか咄嗟には見分>>続きを読む

カーマイン・ストリート・ギター(2018年製作の映画)

3.5

ギターはもとより音楽のことはからっきしなんだが福岡のとある木工の街で育ったから分かるんだ、木の匂いだけは。あとニスと。古賀政男という"名ギタリスト"を生んだ街でもあるんだけど、自分はただの散髪屋のせが>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

4.0

全部どっかで見たことある~って感じなんだけど、この居心地の良さは多分全部好きなもんだからなんだわ。仮面ライダー、マッドマックス、スペースコブラ、ブレードランナー、ボーンコレクター、殺し屋1、マトリック>>続きを読む

ナチュラル(1984年製作の映画)

2.5

高3の時劇場鑑賞した際も寝て今回も。結局なにがナチュラルだったのか?。致命的なのがロバート・レッドフォードがちっとも野球上手そうじゃないってことだ。

聖獣学園(1974年製作の映画)

4.0

ゲオのセクシー棚にて発掘。やはり私と鈴木則文監督作品とは相性が極めて良い。愚民の愚民による愚民のための一作。中村草田男の句ではないが昭和も遠くなりにけりだ。ちなみに成城学園とは姉妹校でもなんでもない

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.0

オッサンの脱いだYシャツクンクン、あれはホラーだろう。"17才女子"にまつわる歌曲や映画作品がやたら多いのは、かつて河合奈保子が唄ってたように🎵大人でもない子供でもないだから愛も揺れるんですぅ……とい>>続きを読む

火宅の人(1986年製作の映画)

4.5

いろいろ思い出すけん、しぇからしかとたい。福岡から上京してきてすぐやった、岡田有希子死去のニュースの飛び込んで来たつは。文学部に通い始めたとはその頃やったけんね、半ば義務感。ばってん集中して観れんかっ>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.0

相変わらず有名税というかヒトラーがいじり続けられるのは仕方ないとして、言うほどこれ面白かったかなぁ?笑っていいのか泣いていいのか立ち往生したままエンドロール迎えるというかね。英語だし。せっかく母息子で>>続きを読む