KeiRalphさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.9

長いコロナでの上映自粛から、各劇場もようやく再開となりました。この期間で、やはり映画館は私にとって存在意義であると認識しました。これからガンガン映画みていくでえ!

そんな志の再認識のうえ、自粛以降の
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

3.9

映画館に行けない!それこそ非常事態だよ!と叫びたい今日この頃。本来なら数多のGW映画に時間が足りない筈なのに…ミニシアターの危機も叫ばれる今、とにかくこの状況を映画好き皆の力で乗り越えましょう!

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暗数殺人(2018年製作の映画)

3.7

これが当面最後と思いながら、毎回映画館で残り少ない現在公開作品を綱渡りで観る日々。因みに今日の観客は私含めて3人…

キム・ユンソク、チュ・ジフンと、近年の韓国映画観てたら、何か期待せざるを得ない取り
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.5

いつ京都の映画館も機能停止になるか分からないこの状況、本作には遠く及ばないけど、愛する映画を守るため、揺るぎなき信念を貫き通す!

予告編の印象通り、凄まじい映画でした。というか、想像以上過ぎた。ドキ
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PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

3.6

コロナで日本の映画館もクラスター対象になりそうで、いつ休止になるか不安ですが、今日の上映はそんな心配無用!だって、観客俺ひとりだったから!

ここ最近ハ・ジョンウがお気に入りの私としては見逃すことので
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.9

面白かったなー。テレビでも何度か、断片的に見た気がするけど、劇場で長尺で観ると、余計集中出来るので尚良かった。

右翼として楯の会を仕切る三島と、当時の時代の旗手となっていた左翼の全共闘が明確な対立構
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.9

ハーレイ・クイン=マーゴット・ロビーの魅力だけで2時間突っ走った作品。これがアレの前に作られていたら…

ハーレイ初登場の、例のアレで物足りなかった所、つまり、なんでゴチャゴチャ要らないキャラで話をつ
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.1

昨年見た「存在のない子供たち」にも匹敵する衝撃。この映画の街で成り立っている正義や秩序は、大人にとっての都合の良い詭弁でしかない。

見てから語れよ!と怒られそうですが、ヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.5

申し訳ない事に、とても有名な監督なのだという事を全く知らず、作品の雰囲気だけで初めて観ました。世界観を熟知していれば馴染みの展開なのでしょうけど、色々予備知識無い私にはちょっと掴みどころが良くわからず>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.1

「1917」観賞後にて予備知識バッチリ。第二次大戦を描く作品は多数見たけど、第一次大戦はなんだか遠い時代の出来事の印象でしたが、先の作品と本作を合わせてみれば、100年前の出来事ではなく、現代と確実に>>続きを読む

スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

3.8

クロウ〜飛翔伝説の監督デビュー作と聞いたら、成る程と納得せざるを得ない、独特の世界観。オーストラリア映画なので、砂漠があるとどうしてもあの映画と比較対象してしまうけど、空を飛ぶ事への執着を考えれば、例>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.7

当館明日までの公開、滑り込みセーフ!
プロレス題材の映画は基本抑えておかないとアカンのです。無事観られて良かった。カウント2.99(スコアのことじゃ無いです)

主人公のザックはプロレスラーに憧れる
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.9

季節の変わり目に必ず「サニー」を観る私、その監督がメガホンを取った作品を観ない理由があるだろうかいや無い!という事で満を辞してみました。

結論は、サニー度数で見過ぎた期待値からは下がります!それはし
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

来ました!アリ・アスター最新作!ヘレディタリーで完全にカルト監督となった事もあり、初日のレイトショーながら満席!それもそのはず、京都でこの映画上映してるのTOHOシネマズ二条だけってどないやねん!しか>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.1

東京出張映画二本目。新宿にはたくさん映画館があって楽しいですね。京都でも見るつもりでしたが、時間的にこの映画になりました。

結果、シネマカリテでこの映画見られて良かったなあ。「音楽」というシンプルな
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

東京出張の合間、少しの時間も映画に投資!ある意味ハリウッド版「ワンカットオブザテッド」な1917を観ました。

やはり気になるのはその撮影、演出方法。実質、ワンカットで撮影しているのは正味9分だけとい
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.7

今時流行りの格差社会を痛烈に批判する映画…ではなく、オール底辺の底無し沼映画じゃんこれ!

実話に基づくシリアルキラー系ですが、展開はまあ、よくある内容。ていうか、良くあると認識してどうすると思わなく
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七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

午前10時の映画祭、人生2度目の劇場鑑賞。それ以外でも、数々の方法で穴が開くほど観てきた本作ですが、4Kリマスターで画面ノイズが無くなった事で、視覚的な情報量は格段に上がりました。ただ、約20年前に今>>続きを読む

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.7

午前10時の映画祭で「七人の侍」観た後ハシゴ鑑賞。百姓の下克上の後はストリッパーの下克上モノ!

しかしまあ、肉欲に溺れる男共のなんと惨めな事か。あれだけ目の前でブリブリされたらホイホイドル札ばら撒く
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.6

前評判につられて鑑賞しましたが…なんか、自分で勝手に想像していたのとだいぶ違いました。そもそも、舞台となるエルサレムやパレスチナの政情などをちゃんと理解しておくべきでした。

その辺の知識が無いと、何
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

ファーストデイなんで、なんか一本くらい観ときたいな…と思いながら、「9人の翻訳家」を観るつもりだったのに、オンラインの予約を何処で間違えたのか、気づいたらこの映画だったという…これが老いというものなの>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

終わってみれば、しみじみ、良い映画でしたね〜。流石運び屋から間髪入れず次作作ったイーストウッドだけある…あれ?そういえば引退したのでは…いや、御大は無限に映画を作り続けて欲しい!

96年のアトランタ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

予告で見た時の印象と、本編見たあとの印象が全然違う!それもいい意味で!

この感覚、劇場版のクレヨンしんちゃん(特に、原恵一監督作)を見た後とよく似てる。てっきりお茶濁し的ジャリ映画かと思わせて、その
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.2

パラサイト見た直後なので余計にそう思いますが、もう今後観る映画は韓国映画だけで良いんじゃねえかと思うくらいの幅の広さ!
コメディなんだから面白いという感想がバカみたいですが、ギャグ、グルメ、ノワール、
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9

車(特に旧車)好きはマストだし、古き好き漢の世界を堪能したければ尚マスト。電気とか自動運転とか、女々しい性能がもてはやされる社会なんかなんか、クソだ!V8!V8!

性能を優先するフェラーリと、沢山売
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

昨年から過大に期待していた本作、殺人の追憶からポン・ジュノ作品の奥深さを知った口ですが、今回も的確な面白さでした。
ソン・ガンホの飄々とした演技が重苦しさを排除して、ユーモアに溢れる作風がとてつもなく
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爆裂魔神少女 バーストマシンガール(2019年製作の映画)

3.6

75分という尺が絶妙!これ以上でもこれ以下でもない的確な構成でした。

小林勇貴作品というより、キャラクターデザインか何かを担当した井口昇作品と言った方がしっくりくる世界観。作品の深淵に潜む何らかのメ
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.8

ラップなんかで男たちのワンスアゲイン的な映画はよくありますが、北欧メタルでも同様のジャンルが成立するとは!

メタラーの人たちには既にカルトムービーと認識されてるようで、早速メンバーのメイク(タヌキ)
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.1

なんせ3時間超の大作、家の視聴環境では集中力を欠き、途切れ途切れで見るしか無く、ようやく見終えたの夜中4じ!劇場で見ればプラス0.4くらいは行けるはず、だからスコセッシのせいじゃない!グッドフェローズ>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

これぞ大団円。40数年見守ってきたおじさん達へのありったけのファンサービス、若い客層はどう感じるのか知らんけど、馴染みの顔、馴染みのエイリアン、馴染みのイウォークを拝む事が出来ただけで大満足ですわ。>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.2

年末年始映画ウォーズ開戦日、どれも大事な作品ですが、最初に選んだのは自分的にはこちらでした。

前作からはや3年、幾度となく繰り返し観続けていたのに、薄情なもんでいい塩梅で記憶も薄れており、元版と新撮
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読まれなかった小説(2018年製作の映画)

3.4

トルコ映画初…トルコ映画ってみんなこんな感じなの?

大学出の青年が、自費出版した小説を人に読め読まないを繰り返して行くのと、ギャンブル依存症の教師の親父の体たらくに、あんなのになりたくねえ!という葛
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.2

これはダメだ!我が家とのシンクロ度ばっかり気にしちゃう映画。

話の中身はひたすら家族の辛い肖像。ローン返済で貸し付けしていた銀行が破産したか何かで、一気に生活が一変するところから始まる。当然夫婦共働
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.9

冒頭のトトロオマージュなシーンから、ハートウォーミング系ファミリーアニメかと思わせて、話の終わりには台湾の歴史の変遷と、家族との深い繋がりを浮き彫りにする骨太ストーリーでした。

日本の様々なアニメ作
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.9

世界最大のスポーツエンターテインメント団体WWEに、ひとりのディーバがチャンピオンシップに挑むまでの実話。プロレス好きにはマストの作品ですが、実はここ数年はWWEには明るくなく、本作の主人公、ペイジに>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.9

原作版ではなく、キューブリック版の正統続編で完結編?だからなのか、原作者のキングはやはり出演せず!たぶん。

40年経っても色あせぬ映像と恐怖を味わえるシャイニング。当時可愛い5歳児だったドニーはユア
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