Mikiyoshi1986さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

Mikiyoshi1986

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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.6

奇跡の感動実話ということで、とってもいいお話を題材にしたぜ!な作品。

インド国内の子供の実状は「スラムドッグ・ミリオネア」とかでチラッと知る機会はあったけど、
それが日常茶飯事で横行している現状には
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サスペリア(1977年製作の映画)

4.6

ダリオ・アルジェント監督の言わずと知れたオカルトホラーの名作「サスペリア」

「歓びの毒牙」で華々しいデビューを飾ったアルジェントが、そのキャリアを決定的なものにした代表作であります。

異様な雰囲気
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.0

初観賞!
「夜は短し歩けよ乙女」の湯浅政明監督が長編デビュー作品で手掛けたというブッ飛びアニメーション映画。
いや、マジでブッ飛んでましたね!アニメでしか創り出せない表現力の結集が拝めました!

「マ
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

2.8

攻殻機動隊inハリウッド。
終始暗いトーンが印象的な映像と暗いストーリーが織り成すサイバーパンクなビジュアル近未来。

びっくりするほど感想が浮かんできませんが、
久々にジュリエット・ビノシュを見たけ
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.0

これぞ怪獣映画の真髄!
凄いぞキングコング!
なめてかかってごめんなさい。

去年は日本で国民的怪獣映画の新作が評判になったりもしてましたけど、
やっぱ怪獣映画ってのはこうでないとね。

序盤こそちょ
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ウエスタン(1968年製作の映画)

4.8

今日で79歳のお誕生日を迎えた"イタリアの女豹"ことクラウディア・カルディナーレ様!
おめでとうございます。愛してます。

そういえば今年で70周年を迎えるカンヌ映画祭の公式ポスターにCC様の写真が採
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WE ARE X(2016年製作の映画)

3.5

バンドリーダーYOSHIKIの目線からXの軌跡を追ったドキュメント映画。

昔からYOSHIKIの側には超美人な外国人のお姉さんがいる印象があったけど、今も変わらずいたのでなんだか安心しました。
hi
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冒険者たち(1967年製作の映画)

4.3

4月13日はフランス映画における"ニューシネマ"(非ヌーヴェルヴァーグ)の急先鋒、ロベール・アンリコ監督の生誕86周年。

「ふくろうの河」で華々しいデビューを飾ったアンリコ監督が、
フランス随一のス
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.2

filmarksでの評判を目にしていなければ多分観てなかったであろうアニメーション映画。

原作があるとか詳細はまったく知らなかったんですが、これはなかなか面白かった!
劇場のポスターからして多分アジ
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ニューヨーク セレナーデ(2001年製作の映画)

3.3

本日4月11日は「バッファロー66」で絶大な人気を博し、一躍サブカル界の寵児となったカリスマ伊達男ヴィンセント・ギャロのお誕生日!
そんな彼ももう55歳なんすね。

「バッファロー66」以降もっとギャ
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第七の封印(1956年製作の映画)

4.0

今日で88歳のお誕生日を迎えたスウェーデンの名優マックス・フォン・シドー。
祝・米寿!
最近だとスターウォーズ「フォースの覚醒」で、登場早々ショッキングなシーンをこなしてくれましたね。

そんなシドー
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ハーフ・ア・チャンス(1998年製作の映画)

3.9

本日4月9日はフランス映画が生んだ大スター俳優ジャンポール・ベルモンド84歳のお誕生日!
おめでとうございます!

彼が65歳の時に、アラン・ドロンとの伝説的W主演作「ボルサリーノ」のコンビで再び共演
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ブルーハーツが聴こえる(2016年製作の映画)

3.7

一時期は公開も危ぶまれた「ブルーハーツが聴こえる」本日、無事に封切りされる運びとなりました!
公開おめでとうございます!!

ブルーハーツの楽曲をコンセプトに制作された、6篇からなるオムニバス映画。
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.2

Face your past.
Choose your future.

クズにはもうクズなりの人生しか残されていないのか…?

あいつらが20年の時を経て再びスクリーンに帰ってきた!
いやー!めっち
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

4.7

4月7日はフランシス・フォード・コッポラ監督の78歳のお誕生日です。
おめでとうございます!

想像を絶するアクシデントの連続で「映画とは狂気なるもの」を体現し、その狂気がスクリーンを通しても滲み出て
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カサノバ(1976年製作の映画)

4.0

18世紀に実在したヴェネチア出身の性豪ジャコモ・カサノバの生涯を、イタリア映画の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督が渾身のスケールで描き出す歴史スペクタクル「フェデリコ・フェリーニのカサノバ」

カラー作
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ストーカー(1979年製作の映画)

4.1

本日4月4日はアンドレイ・タルコフスキー監督の生誕85周年!

東京では本日、坂本龍一教授主催によるタルコフスキー上映会が開催されたそうで、なんとも羨ましい限りです…。

「ゾーン」と呼ばれる謎に包ま
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.3

フィンランド映画界の第一人者アキ・カウリスマキ監督が手掛けた逃避行ドラマの傑作「Ariel」

カウリスマキの朴訥で淡々とした演出も、そこにキャデラックとピストルと札束が加わればハードボイルドな雰囲気
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コロンブス 永遠の海(2007年製作の映画)

3.9

ポルトガルを代表する世界最高齢の現役映画監督マノエル・ド・オリヴェイラが逝去してから今日で早2年。

本作は99歳のオリヴェイラが"コロンブス・ポルトガル出身説"を主軸にして製作した歴史ロマンであり、
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.4

本日4月1日は三船敏郎の生誕97周年。

「用心棒」で斬新なサムライ像を体現した三船が再び黒澤明とタッグを組み、"三十郎"のキャラクター に一層の深みを添加させた娯楽時代劇の傑作。

汚名を着せられた
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

ヤク中の母親と暮らす黒人の少年シャロン。

彼が本来のアイデンティティーを確立するまでの過程を、
1章リトル(小学生)・2章シャロン(高校生)・3章ブラック(成人)という3つのチャプターで描いてゆく。
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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.5

初観賞!
コーエン兄弟が初めて手掛けた西部劇であり、しかも原作「TRUE GRIT(勇気ある追跡)」はアメリカではかなりポピュラーなベストセラー小説だそうで。

殺された父親の仇を討つ為、腕利きの保安
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ミザリー(1990年製作の映画)

3.6

初観賞!
スティーヴン・キング原作「Stand By Me」の映画化で成功を収めたロブ・ライナー監督が、再びSキング原作「Misery」を元に制作に乗り出した監禁ホラー。

作家、雪深い僻地、閉ざされ
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

念願のクーリンチェ!
Film Foundationの尽力によって蘇ったデジタル4Kの美しさ!
エドワード・ヤン幻の傑作を劇場にて、やっと拝謁することができました。

時は1960年前後の夏。
長年続
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第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

4.5

本日3月27日はビリー・ワイルダー監督の没後15年目。

ワイルダーが再び「サンセット大通り」のウィリアム・ホールデンとタッグを組み、
ドイツ軍監視下のアメリカ軍曹捕虜収容所を舞台にした傑作脱走劇!
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浮草(1959年製作の映画)

4.5

本日3月25日は日本映画史にその名を刻む名女優・京マチ子さんの93歳のお誕生日です。
おめでとうございます!

大映に京マチありきと謳われた筆頭看板女優として、「羅生門」や「雨月物語」や「地獄門」など
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無宿 やどなし(1974年製作の映画)

3.6

本日3月24日は私の永遠の憧れ、梶芽衣子さんの70歳のお誕生日です!
おめでとうございます!

日活から"ポスト藤純子"の期待を背負って鳴り物入りで東映に移籍後、瞬く間にピンキーバイオレンスの女王とし
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用心棒(1961年製作の映画)

3.8

本日3月23日は名匠・黒澤明監督の生誕107周年です。

黒澤映画の中でも取り分け娯楽色が強く、侍トシロー・ミフネのキャラが素晴らしく際立った傑作時代劇のひとつ「用心棒」

個人的には菊島隆三の脚本は
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パリは燃えているか(1966年製作の映画)

3.8

「禁じられた遊び」や「太陽がいっぱい」を手掛けた巨匠ルネ・クレマン監督が、ハリウッド・パラマウント製作でリリースしたパリ解放の叙事詩巨編。

パリが独軍に占領されて4年目に当たる1944年、
連合軍の
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.2

引退宣言を撤回してまで、ケン・ローチ監督が自国イギリス社会の支援制度について伝えたかった実像。
同じ島国の日本とは気質とか気風がかなり似ていると常々感じているイギリスですが、
この冷徹なまでに核心へ切
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ベリッシマ(1951年製作の映画)

4.3

3月17日はイタリア耽美派映画の巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の没後41年目に当たります。

貴族の末裔であり、城で生まれ育った超ボンボンのヴィスコンティは中期から晩年にかけて絢爛豪華な耽美的傑作を連
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鉄砲玉の美学(1973年製作の映画)

4.3

東映のスター俳優がまた一人、鬼籍に入られました。
スクリーンの中で無比の狂犬ぶりを体現した我らの兄貴・渡瀬恒彦さん、その輝きは永遠です。
慎んでご冥福をお祈りいたします。

東映現代やくざ映画の先駆け
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カトマンズの男(1965年製作の映画)

4.2

本日3月15日は私の敬愛するフランス映画監督のひとり、フィリップ・ド・ブロカの生誕84周年!

元々はヌーヴェルヴァーグの一端を担う新進気鋭の作家として活動していた彼ですが、
ド・ブロカと名優ベルモン
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狂乱の大地(1967年製作の映画)

3.9

3月14日は43歳で早世したシネマ・ノーヴォの牽引者グラウベル・ローシャ監督の生誕79周年に当たります。

発展途上にあったブラジルの映画界において、フランスのヌーヴェルヴァーグと同様に"シネマ・ノー
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麦の穂をゆらす風(2006年製作の映画)

4.5

いよいよ今週末、ケン・ローチ監督が昨年度のカンヌ国際映画祭にて見事2度目のパルムドールを受賞した作品「わたしは、ダニエル・ブレイク」が日本で公開されます。

社会派的アプローチから、ブリテン諸島の歴史
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ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

4.0

本日3月11日は明治、大正、そして昭和という時代を駆け抜け、日本の文壇に颯爽と現れた不世出の怪奇作家・夢野久作の没後81周年に当たります。

日本三大奇書のひとつに数えられ、それを読んだ者は一度は気が
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