【ブチギレ批評】
そもそもこの映画に登場する"大機構"って民間会社はなんなんだよ。世界規模で陰謀を巡らす科学者を援助するような、そんだけすげぇ秘密機構なのにシムズっていう一番偉そうなトップのおっさ>>続きを読む
近代は自分のことは自分を見つめて自分で決めろという自由の時代。個々人に考える自由と責任が知識人から投げ返される時代である。
しかし、自己とは空虚なものであって、自分が何をしたいのか、内面を見つめれば>>続きを読む
素晴らしい。はっきり言って素晴らしい映画。これが100円でレンタルできるなんてすごい。
ゴードから贈られるギフトのひとつにガラスクリーナーがある理由は、最初のシーンでガラスにハートを書いてるからだろ>>続きを読む
ヴァージニア=ウルフと
ヴィタ=サクヴィル=ウェスト
おそらく俺が知る中で最も美しいカップル。
【リア充の空虚さを描く】
この映画は、リア充であることのつらさを描いている映画だ。リア充は、空気を読めるし、容量が良く、顔が良く、モテる。しかし、リア充の心には、言いようのない空虚さが常にある。 非リ>>続きを読む
【ネタバレなし】
はっきり言って完璧な映画。
今年見た映画の中で第1位。
観客が女性化されていく。
『めまい』の対になる映画。
(めまいでは観客が男性化されていくから。)
【2つのロジックがある。>>続きを読む
最高に楽しいホラー。
笑えるし、みんなかわいい!
ユーモラスなところがたくさんある!
一番感動したのは、おもちゃだと思っていたチャッキーが実は殺人鬼だってことにカレンが気づいてしまうシーン。チャッキ>>続きを読む
ここでは、窃視と記号、女性と鏡、メタファーとメトニミーという概念を用いて『めまい』について考えてみたい。
『めまい』は突如断片化されたキム・ノヴァクの眼球周辺のクロースアップから始まる。クロースアッ>>続きを読む
【ホラー映画とはなにか】
【ソマティックマーカー理論】
ダマシオのソマティックマーカーという理論がある。情動と理性はどちらも合理的であるという衝撃的な理説だ。ホラー映画では、情動に忠実な人物ほど>>続きを読む
【ラストシーンについて】
純粋持続の実在としての潜在性は可能性として描かれるものではない。あるヴィジョン(走馬灯=フィクション)が生み出されたとき、それが今までにない新しいヴィジョンだったとき、そう>>続きを読む
弱肉強食のエスカレーションが見事。登場人物のナミが"金獅子のシキ"に誘拐される。そんなストーリーはクソどうでもいいんだわ。
ストーリーなんか、浅くていいんだわ。もうワンピースにストーリーなんかねぇよ>>続きを読む
『愛の嵐』、『未来惑星ザルドス』といえば、シャーロット=ランプリング。
性愛を深化していくと必ずその不可能性にぶち当たる。かつての夫の恋人が、もうすでに死んでいるからこそ、その恋人に妻が嫉妬してしま>>続きを読む
『私の積荷はいまどこにある?』とみんなが考えた。そこで新聞が生まれた。その新聞にデフォーは嘘を書いた。詳細な嘘である。証拠があって、情報が多くて、それでいて食人族がでてくる、『なさそうで、ありそうで、>>続きを読む
ジョン・ランボーというひとは人生の終盤では「もはや国さえ信じない、俺が戦うのは国のためではない」と発言していますが、この初期作ではまだ国家や上官を信じようとしていて、むしろそこが本当に切ないなと僕は思>>続きを読む
【『ノートルダムの鐘』について】
『ノートルダムの鐘』は、そもそも原題がThe Hunchback of Notre Dameで、「鐘」なんてひとことも言ってない。おそらく、Hunchbackという>>続きを読む
クレヨンしんちゃんシリーズの中でも本作は、広い射程を持った傑作である。
同調圧力が他国に比べていまだに高い国であり、人種的多様性がそれこそ抜群に低い国であるにもかかわらず、コミュニケーションが苦手で>>続きを読む
児童養護施設で友だちがいない読書好きなソフィーと、人間の男の子を、かつて死なせてしまった痛みを抱えたBFGの邂逅を描いた作品。
スティーブン=スピルバーグ監督についてよく分かる上品な、奥ゆかしい映画>>続きを読む
今回は難しい作品なので、簡潔に批評しておく。
この映画は、チャップリンの『モダンタイムス』をフランス的にパスティーシュしたらこうなりました、という映画。ジャック=タチの音響使い(ソンとイマージュ)は>>続きを読む
はい完璧です。2017年映画ランキング、暫定第1位。
①酒とサミュエルと自己言及
序盤に巨大生物学の教授ウィリアム=ランダが、ベトナムで『男の価値はどこでどんな酒を飲めるかじゃない。どれだけ飲める>>続きを読む
なぜ僕がこの映画を見ようと思ったか。つい先日、パリ市内を歩いていた時、スリの少女と邂逅した。僕はあれから、彼女の犯罪行為、すなわちスリの虜になっている。スリのことばかり考えている。あの、彼女が味わって>>続きを読む
非リア充についての映画。
玉座を追われた王の映画。
まさに古典。
キングコングが中盤で壁をぶち破るシーンで、非リア充の愛のパワーを感じた。ブサイクの愛はしつこくて、強くて、深いです。
最初からみ>>続きを読む
【①サンセット大通りについて】
えっと、この映画は螺旋階段からゆっくり降りてくるナナ=ヌードルマンさんのシーンが100パーセント確実に私が大好きな映画『サンセット大通り』へのオマージュですので、僕と>>続きを読む
特異点についての映画だった。
この映画はアグリートゥディスアグリーについての話だった。非合理であることを合理的に認める話だ。
マイケルムーアは合理的()。全米ライフル協会のリーダー、チャールトン=>>続きを読む
①ベンアフレックが出ていて、
②主人公が変わっていて、
③アクションがかっこよくて
④最後に教訓がつけてあった。
最高すぎる。
シン・ゴジラよかった!
東京の繁栄が、その陰で忘れられた原爆被害者の嘔吐によって破壊されていくように見えて涙がこぼれた。
ゴジラを冷却し続けないといけないというシーンで、ついにゴジラは原爆のメタフ>>続きを読む
本当に素晴らしい彗星映画だった。彗星が精子で糸守町が卵子とか言ってる批評家がいて、俺はそこまでこの映画についてガチる気にはならねぇな(笑)
褒めてる人はたくさんいるから、まずは評価できない点を7つ挙>>続きを読む
俺が日本語で感想を新しく書くのはあんまりもう新しいこと書けないし、この映画に関してはたいていのことはもう英語圏ですでに公開されてるし、語られてることが分かったので、とりあえず、ネットで見つけた面白い批>>続きを読む
【回顧的美化について】
これはほんとに無理。マジで無理。なんで無理とかじゃなくてほんとに苦手な映画。この映画にヘドを吐きたくなる俺が嫌いやけど、それでも嫌いや。
え、てか、1話に関してはさっさと>>続きを読む
1992年にノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学教授のゲイリー=ベッカーはその著書『The Economics of Discrimination』の中で、差別を『自らの偏見を満足させるために利益を自>>続きを読む
この映画は絶対に映画館で見た方がいい。なぜか。それは、「映画館での鑑賞」と「DVDでの鑑賞」の最大の違いを冷静に考えれば分かることである。多くの人は、画面の大きさの違いだと答えるだろうが、それは大した>>続きを読む
2016年でワースト映画にぼくはこれを選びました。
ただし、これより悪い映画なんて腐るほどあるし、物凄い美しいシーンがあったので、ここだけでも見て欲しい。本当に良いシーンがあって、ここを見れただけで>>続きを読む
この『不死鳥の騎士団』あたりからハリーポッターシリーズはつまらなくなるといわれているらしいが、俺はまったくそうは思わない。なぜなら、そう思ってしまうのは、ハリーポッターやヴォルデモートといった、大きな>>続きを読む
パーティー=クラウチ=ジュニアーと、マッドアイ=ムーディーの2人が話しているときに笑いながら舌を出すという共通のクセによって同一人物であることを父によって感づかれるというシーンが、ほとんどセリフがない>>続きを読む
【批評の更新】
昔の人は強かったわけではない。昔の人は弱かった。昔の人は個人ではなかった。個人などいなかった。弱いから共に住み着くことで強くなった。"場に埋め込まれた存在"だった。なぜこういう血縁を>>続きを読む
グロリア・スワンソンが可愛い!最高にキュート!ノーマ・デズモンドちゃんを最高に可愛いヤンデレだと思ってみると面白い。
途中に出てくる22歳の小娘の何がいいんだ。あんなの頭が空っぽでなんの狂気もないじ>>続きを読む