ロボトミーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ロボトミー

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スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

3.4

キャスティング・内容・エンディングそれぞれがすごくいいんですけど、いかんせんロトスコープによるビジュアルが邪魔をしてしまいとっつき難い映画になってしまって本当に勿体無いと思った映画。ビジュアルが先行し>>続きを読む

ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.5

両親を事故で失くしてしまい、幼少期に言葉を失ったピアニストの主人公。
怪しい隣人の助力で少しずつ少しずつ記憶を取り戻すお話。

一貫して主人公が話さない分、取り巻きの連中の個性が際立つ映画でした。トー
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.8

予備知識なく視聴。ジャケット見た限りではチャーリーとチョコレート工場みたいな不思議な世界を想像したもんでしたが、人格矯正ものということでまず番狂わせ。セクシャルなモニュメントが多数でて「ちょっとストレ>>続きを読む

トータル・リコール(2012年製作の映画)

3.6

アーノルド・シュワルツェネッガー版トータルリコールのリメイクなんですが、比較しようにもオリジナルをほとんど覚えていない(おばさんの顔分割ぐらい)という。

旧作のトータルリコールとバトルランナーがごっ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

これを観ずしてなにをいうか と知人に怒られたので視聴。
裏切りと報復と見せしめのステレオタイプといいましょうか、一本で様々な死に様が見れるのでとてもお得。
一番好きな死に様はアポロニアの車爆死ですなぁ
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サンダーバード(2004年製作の映画)

3.1

いうほどサンダーバードが活躍しない映画ですけど、発進シーンはやっぱり胸にくるものがありますね。子供心を持ち直して目がウルウルしてしまいました。

末っ子が主人公でして、他の兄弟の存在が空気なのがもった
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.2

最初から最後まで観た記憶がない映画なので思い切って視聴。
この頃の映画は舞台である「街」を人間・建物・車の要素で魅せているところがあってよいですね。ただ中身はどうかというと、ほとんどの登場人物にいい印
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

3.0

ヒロインのサリーの足が妙に生々しい印象が強く。

話・雰囲気・世界観 そんなことよりも、

ヒロインのサリーの足が妙に生々しい印象が強く。

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.5

いわゆる刑務所脱出もの。
アメリカの刑務所っていうのはビジュアル的に格好良いので、アルカトラズとはいかほどのものかと借りてみました。
それぞれの登場人物もキャラが立っててよいのですが、クリント・イース
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ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

3.5

R-15だけあって冒頭から描写がグロいんですけど、今までのランボーシリーズにない要素といいますか、過去作では死の描写に重きを置かれていなかったため新鮮でしたねぇ。展開も時間もだらけないよううまいことま>>続きを読む

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.2

個人的にはベン・アフレック版のバットマンが一番しっくりするような。
圧倒的な力を持つスーパーマンに対して、ローカルな筋トレするのが地味に好きなシーン。ついつい応援したくなりますね。

対決の結果はさて
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.2

ずーっとずっと「きっと眩しすぎる映画だ」と思い込んで借りれなかった作品。公開当時も周りで話題になっていたけどもなんだか素直になれなくて結局観れてなかった映画。以前レビューにも書いた「おおかみこどもの雨>>続きを読む

クロッシング・ガード(1995年製作の映画)

3.5

またしてもジャック・ニコルソンが観たくなったので視聴。
宝石商の主人公が事故で命を奪われた娘への復讐を果たそうと奔走するお話。個人的な印象ではジャック・ニコルソンが出ている作品は開始15分ぐらいから癇
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アップルシード アルファ(2014年製作の映画)

3.4

実年齢はわからないけどデュナンがたまに母親みたいな顔をするのが印象的。キーとなる子供を救いに行く話なのであえてそうしたのかなぁ。
人モデルや髪の毛やメカ、背景の技術には目を見張る所が多々あるけども、意
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ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

3.3

フルCGになったことでタートルズが持つ「陽気さとマヌケさ」が薄れてしまったのが第一印象。ちゃんとキャラ付けされてるんですけど、なによりもグロさが際立ち、馴染みづらいビジュアルになってしまったのが少し残>>続きを読む

ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.4

小難しいことは置いといて。

幼少期に観た記憶はあるけど内容をほとんど覚えていないので視聴。
唯一記憶にあったのは最後のムジャヒディン合流のシーン。

絵に描いたような爆発シーンと安定の腰溜め撃ち。
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やさしい本泥棒(2013年製作の映画)

4.2

主人公を演じるソフィー・ネリッセの底知れぬ演技力。まだ16歳だけどこの先とんでもない役者になってくれそうな気がします。
最初は文字も読めなかった少女でしたが、本と出逢い、人と出逢い、物語を紡いで行きま
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恋愛適齢期(2003年製作の映画)

4.4

ジャック・ニコルソンが観たくて借りたけども、いい意味で裏切られた作品。
ヒロイン役のダイアン・キートンのぶっちぎりの名演技。これですね。
結婚経験のある独身女性が再び恋をするシークエンスが素晴らしい。
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アバウト・シュミット(2002年製作の映画)

4.1

時折、ジャック・ニコルソンを観たくなるので。

保険会社を定年退職した主人公。妻と老後の生活を送ろうとするや否や、突然の不幸に見舞われ、家族と人生を見つめなおすというお話。

冒頭5分で「お堅いキャラ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.7

私はこの主人公がぜんぜん好きになれないのだけれども、それは「気持ち悪くて受け入れがたいから」といった言葉で簡単に終わらせたくない気持ちもあって、善悪の判断の極端さ、女性との距離感、誇大妄想、自己都合の>>続きを読む

ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)

3.5

実在していたといわれるアメリカ軍元超能力部隊のOBとしがない新聞記者が戦時下のイラクを共に行動するお話。
ステレオタイプなオカルト要素が随所に盛り込まれておりますね。超能力は「ある」か「ない」かという
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デンデラ(2011年製作の映画)

3.0

姥捨て山の婆の話。復讐劇に至るかと思ったら熊やら雪崩やらで婆達が次々と死に、果たして復讐は果たされるのか。
普通に婆vs村人でよかったと思うんですけどね。熊の介入が余計且つ、主張が強すぎて「婆vs熊」
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.0

まさに女版「カッコーの巣の上で」。
この手の映画はいいキャラがたくさん出てくるんですよねぇ。正味な話、「実際に間近にいたらとてもとても…」という裏返しでもあるのですが。

ウィノナ・ライダー然り、アン
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ハーモニー(2015年製作の映画)

3.1

だいぶ昔に原作を読んだのですが、「正直なところ映像化しにくいのでは」と思いつつ借りて観ました。まぁ難しいですよね「意識」のお話なので。

ビジュアル的なところでは、世界観の見せ方がちょっと「地球」とい
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.9

パプリカ同様、夢か現実かの境界線をギリギリまで攻めてきます。
アイドルから女優へ転向した主人公の葛藤、事件を起こす犯人とのリンクの仕方に、観ている側も「ん?ん?」と確実に不思議な世界に引き込まれる。そ
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ロボコップ(2014年製作の映画)

4.3

劇場予告での「色が黒」「右手が生身」「ヌルヌル動く」「二挺拳銃」「走る」「ジャンプする」などなど、旧作のイメージから離れすぎて観るのをずっと避けていたけども、意を決してレンタルした結果、リメイクとして>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.4

純愛ものかと思ったら良い意味で裏切られた作品。ホーキング博士は結婚・離婚・再婚を繰り返していたんですねぇ。みどころはエディ・レッドメインの演技でしょう。だんだんと筋萎縮性側索硬化症が進行して不自由にな>>続きを読む

ベル&セバスチャン(2013年製作の映画)

3.3

「名犬ジョリィ」の実写作品。風光明媚なピレネー山脈とグレートピレニーズのデカ可愛さが味わえます。児童文学作品とはいえ、実写になるとナチスの暗い影が一層濃く見え、大人から子供まで見れるかといわれるとちょ>>続きを読む

靴職人と魔法のミシン(2014年製作の映画)

3.5

代々受け継がれる魔法の靴用ミシンを使って修理をすると、靴の持ち主の容姿そっくりになれるというファンタジーもの。
でもいくらファンタジーとはいえ主人公の行動原理には納得がいかず、派手に騒ぎを起こしたわり
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キャノンボール(1980年製作の映画)

3.9

何も考えず、予備知識無しで観れる良い映画。
豪華キャスティングのドタバタレース、どいつもこいつも憎めないキャラ達ばかりです。ビクターの変身、ロジャー・ムーアを演じるロジャー・ムーア、白い歯が光る黒人似
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.5

出てくる食事が悉く美味そうに見えましたが、やはり見所は主人公と息子のやりとりですね。途中からドキュメンタリーなんじゃないかと思うぐらいの演技でして、父親のシェフとしての仕事ぶりに尊敬の眼差しを向ける子>>続きを読む

コラテラル(2004年製作の映画)

3.9

ロマンスグレーの悪役トム・クルーズもよかったのですが、なによりジェイミー・フォックスの鬼気迫る演技。しがないタクシー運転手の不運としかいいようがないシチュエーションに同情。
トム・クルーズも「プロの殺
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.2

前半と後半で明暗のコントラストが非常に強い映画。
登場人物たちの若さゆえの奔放さに「このノリが続くようであれば観るものを失敗したなぁ」と思ってしまいましたが、中盤にかけてベトナム戦争に出兵してからの舞
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.2

母性と野生を感じられる作品。
おおかみおとこと結ばれ、おおかみこどもの姉弟を持ったシングルマザーの話。おおかみこどもという特殊な状況ですが、結果的には子供は動物のようなものであって母親の苦労というもの
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激突!(1971年製作の映画)

4.0

トラックそのものが登場キャストに見える不思議な映画。原作のほうではトラック運転手の容姿について言及している箇所があるみたいですが、映画では一切触れてないのは好印象。手・足だけが垣間見えたときは「いった>>続きを読む

ブレイブ ストーリー(2006年製作の映画)

3.1

上中下巻の原作を2時間に押し込んだ結果、展開もキャラ像も中途半端に仕上がってしまい残念。途中経過をすっ飛ばし過ぎているので、主人公の成長や心変わりが急展開なのも残念。