このレビューはネタバレを含みます
彼の出生からアダマンチウムを埋め込み手術、そして記憶を無くすところまでが描かれ、過去シリーズで謎のまま放置された部分がようやく描かれた。…が設定の連続性で言うと、セイバートゥース(もしかして「1」とは>>続きを読む
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主人公は姉のドナーになるべく操作されて誕生したわけで、物語の序盤で訴訟云々という展開を見ると「臓器移植と生命倫理を問うた社会派ドラマ」かと身構えたけど、いやいやそんなことはなく、至極真っ当な家族の愛情>>続きを読む
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世界観や細かい設定などは色々と変えてきてはいるものの、割とオリジナルに敬意を払った作りになっていたので一安心。アニメ版のシーンの再現や、ヒゲオヤジやヒョウタンツギに手塚先生自身まで登場する手塚マンガの>>続きを読む
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歳は20代といった感じながら、純真無垢…というかちょっと足りない人物である主人公の息子。母親である主人公はそんな息子を溺愛している。半ば偏執的な愛情だけれども、その一念さをキム・ヘジャはうまく演じてま>>続きを読む
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制作はホラーを得意とするダーク・キャッスル。だけどこの映画はホラーでなくてサスペンスです。まあ死体やピッケルを振り回して迫る殺人鬼の描写などはホラーのそれだけどね。
肝心のサスペンスの組み立てがちょっ>>続きを読む
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6年連続公開という驚異的な制作ペースは、もはやマンネリと言うよりも風物詩と言っても過言ではないか。
連作していることを考えれば一定のクォリティを保った仕事には敬服するものの、やはりパワーの衰えは否めな>>続きを読む
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1~4作目のカットが図所に組み込まれ、“実はここはこうだったのだ”とここまでシリーズの“仕事”にホフマン刑事が絡んでいたことが明らかになっていく。
でも、やればやるほど蛇足感が出てくるのが否めないし、>>続きを読む
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ジグソウは死んだ、では誰がこのゲームを?という展開が、実は半分ミスリードだったという時間軸の使い方が「ソウ」シリーズらしい。
ちゃんとオチも“SAW”であるしね。
まあ、展開はゲーム設定を含めジグソウ>>続きを読む
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3作目とも成るとマンネリを避けるために奇をてらった展開になるのがシリーズ物の常だけど、今作は2のその後と1の裏話を絡めて、上手くまとめてきたと思ったね。
でもこのシリーズは展開を勘ぐって観てしまうせい>>続きを読む
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前作のあの急転直下のオチから比べれば、今作のインパクトは小さくなったのは否めない。
“ルール”、“最前列”、“生に対する感謝”というのはジグソウにとって普遍であるわけで、ジグソウのゲームメーカーとして>>続きを読む
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多少の無理はあるにしても、脚本のよくできた映画。
「セブン」的な猟奇事件を描きながらも、捜査をしている刑事ではなく、監禁された事件の被害者を描いたことで特有の閉塞感を体験させてくれたね。
そう言う意味>>続きを読む
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エグいシーンで怖がらせるスプラッター映画ではなく、一昔前のホラー映画を思わせる描写が目立つ。というか、サム・ライミは明らかに狙ってそういう作品に仕上げていて、ホラー出身の監督としての美学のようなものも>>続きを読む
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「インデペンデンス・デイ」と「ディープ・インパクト」をかけ算したような映画、というのが第一印象。ローランド・エメリッヒ監督といえばそのイメージは「ID4」や「デイ・アフター・トゥモロー」なSF・ディザ>>続きを読む
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タランティーノは“アジア映画”、“B級映画”ときて、次に“ヨーロッパ映画”を作ってきましたな。拾いきれないくらいのオマージュが随所に挿入され、さすがの映画小僧っぷりは未だ健在の様子です。2時間半を5章>>続きを読む
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言わずとしれた有名な物語だけど、そもそも偏屈爺が自身の過去・現在・未来を見せつけられることで改心するという教訓じみた話なので、ラスト以外は全体的に暗い。またリアル(生々しいという意味ではない)なキャラ>>続きを読む
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いわゆるB級モンスターパニック映画だけど、B級がB級であることを自覚したお約束の展開や演出が小気味良い。観客を怖がらそうというよりは、ジャンル映画として楽しませようという姿勢が良いね。低予算感は漂いつ>>続きを読む
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冒頭でカールじいさんの愛する妻との出会いから死別までを一気に見せきった描写は見事。台詞無しという演出は日本の短編アニメ「つみきのいえ」を連想するけど、通じるところはあると思う。全体の内容も良くまとまっ>>続きを読む
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銀行は襲うが客の金は奪わないといった義賊的な犯罪者をジョニー・デップが魅力的に演じてます。エキセントリックなキャラだけじゃなくて、こういうカリスマ性のあるキャラクターをさせても見事にこなしてしまうデッ>>続きを読む
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行方不明者数がアラスカ州最多の町、ノーム。不眠症を訴える住民が多く、地元の心理学者は彼らに催眠療法を試み、ビデオに記録するがそこには信じがたい映像が記録されていた。
…という体のフェイク・ドキュメンタ>>続きを読む
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ジェームズ・キャメロンの新作は架空の星を扱ったSF映画ながら、ストーリーは至極シンプルな被侵略映画だった。
今までにもさんざん制作されてきた先住民vs侵略者という構図があり、そして初めは侵略者側だった>>続きを読む
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料理研究家のジュリア・チャイルドと、彼女にに憧れるOLのジュリー・パウエル。
ジュリアはとことん溌剌としていて、変わった人だとは思うけど見ていて微笑ましいんだよね。
これを大女優メリル・ストリープが喜>>続きを読む
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俺の中でマイケル・ジャクソンは「スターだったけど、奇行に走った変な人」というイメージが強かった。でもこの映画の彼を見る限り、ライブ演出に妥協を見せないその姿勢や、未だ衰えぬ歌声とダンスから沸き立つオー>>続きを読む
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「アメリカ社会は、いったい何故こうも歪んでしまったのか」という視点で、前作「シッコ」の医療問題に続き、今回は経済問題。いや、経済全体と言うよりも、一部の富裕層が富を独占することで起きている格差のスパイ>>続きを読む
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8歳の少年、マックスは子供らしい子供だけど、少々かんしゃく持ち。自分の思ったとおりにしてくれなかった家族への不満から、ある日家を飛び出すが…そのままボートに乗り“かいじゅう”のいる島へ。なんと、現実か>>続きを読む
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同じようなドキュメンタリーでは「ディープ・ブルー」や「アース」があり、やはり後発となった分だけの工夫が欲しかった、というのが正直なところ。
オープニングの生き物の様にうねる海や、カツオドリのダイブ、シ>>続きを読む
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全編テリー・ギリアム監督らしいビジュアルが目を引く。“鏡の中”という何でもありの世界の設定を持ったことで、ギリアムの想像力に羽が生えた様。ファンタジックだけどもどこか異様な世界は、クセのあるギリアム作>>続きを読む
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アリス・シーボルドの原作は未読。鑑賞前はもっとアグレッシブに現世へ介入する話なのかと思いきや、その手だてもほとんどなく見守ることしかできない主人公だった。つまり、ある日突然家族・友人を失った人々が、時>>続きを読む
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1年に1作品以上のペースで撮り続けるクリント・イーストウッド監督。その上、映画の質が全く落ちないのだから素晴らしいとしか言いようがないが、この作品も多分に漏れず良質な人間ドラマの作品でした。
アパルト>>続きを読む
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「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」を取った監督の作品だけあって、本作でもストップモーション映画とファンタジーとの親和性を上手く生かした見事な作品に仕上がってます。そして驚かされるのが、キャラクター達>>続きを読む
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原作を読んでいない俺にとっては、ホームズはTVドラマか宮崎アニメくらいのイメージが強いのだけど、拳闘までこなして大男を倒してしまう彼の強さは、もうアクションヒーローのそれじゃないか。
じゃあイメージぶ>>続きを読む
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2005年の川崎市市議会補欠選挙。
自民党の公募から公認候補となったコイン商の山内和彦氏が、政治の素人として選挙戦に身を投じていく姿を追ったドキュメンタリー。
いつも有権者側からの視点でしか見ていな>>続きを読む
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いわゆる児童文学的なファンタジーで、フリークと呼ばれる普通ではない人々の世界が描かれるので、少しダーク気味な作品かと思いきや…軽い演出と展開で肩すかし気味。“バンパイア”と“バンパニーズ”という吸血鬼>>続きを読む
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もっぱらの楽しみは出張で貯まっていくマイレージ。旅先で出会った女性とも“カジュアルな関係”として遊ぶ主人公は、「人間関係は面倒だ」と言い放つ。そんな彼が、リストラを宣告することの重みを実感できていない>>続きを読む
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監督は「シカゴ」のロブ・マーシャル。だけど俺は「シカゴ」の様には楽しめなかった。基本的な筋書きが、脚本案が浮かばない悩める監督・グイドの女への妄想を描いたものだし、原作がそうである様に登場人物達の話が>>続きを読む
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この手の映画は先入観を持たずに観るのが正しい。
しかし残念なことに、日本においてこの映画の宣伝は「どんでん返しがありますよ」と身構えさせるものであり、そう思って観ると、なんと開始5分で真相に気付いてし>>続きを読む
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宇宙人難民がやってきたことで、地域社会の不満が暴動となり、それを解消するために隔離を計画する。
その「もし」に根ざしたSF感が良い。
この作品世界ではもはや当たり前の存在としてそこにいるエイリアン達だ>>続きを読む