ティム・バートン攻略後も、なかなか理解できない鬼門となっているウェス・アンダーソン監督作品。この新作はNetflixオリジナルの短編という事で挑戦するにはちょうど良いと思ったんだけど、結果はやはり完敗>>続きを読む
航空機事故と、その後に開かれる国家運輸安全委員会を題材にしているのは、トム・ハンクス主演の「ハドソン川の奇跡」と同じ。そして、国内配給会社が書いたコピーやあらすじがサスペンスに偏り過ぎて、作品の魅力が>>続きを読む
1作目に付けたスコアは2.5だったのに、チャプターを追う毎に面白くなるというシリーズ物では非常に珍しい展開を見せる「ジョン・ウィック」。
相変わらずキアヌ・リーブスは棒読みなんだけど、スタッフ・サイ>>続きを読む
何か大事な部分を見落としてしまったのかもしれないけど、どこが面白いのか分からないまま終わってしまった。
確かにアクション部分に関しては良く出来ていたように思うんだけど、その背景にあるストーリーや、役>>続きを読む
僕が実話映画を嫌いな理由を端的に言えば「実話だと思って観る」人が多数現れてしまう事にある。それが映画である以上、例えば主人公をイケメン俳優が演じているだけで、実際にあった事とは違うように見えてしまう。>>続きを読む
冒頭から30分間、一切のレースシーンが無くて、車によるスパイ映画が繰り広げられるのが辛い。「カーズ」の良さは、まずレース映画として車好きをしっかり魅了する基本を大切にしていた事(制作陣の発言にもある)>>続きを読む
「カーズ」の脇役、メーターが主人公のショートフィルム・シリーズ。これで多分10作目。
今回はメーターが名探偵だった過去を明かす話。1940~50年代辺りの映画を模したモノクロになっているのが特徴で、>>続きを読む
「カーズ」の脇役、メーターが主人公のショートフィルム・シリーズ。これで多分9作目。
今回はメーターが宇宙飛行"車"として月に行った過去を明かす話。もう何でも有りになってきた。
しかし、その目的が、>>続きを読む
「カーズ」の脇役、メーターが主人公のショートフィルム・シリーズ。これで多分8作目。
今回はメーターがヘビー・メタルのミュージシャンだった過去を明かす話。元々は田舎臭いカントリーをやっていたけど、スタ>>続きを読む
「カーズ」の脇役、メーターが主人公のショートフィルム・シリーズ。これで多分7作目。
今回はアメリカでは有名なモーター・スポーツであるモンスター・トラックとして登場する。純粋に早さを競う競技ではないの>>続きを読む
「12月20日のJFK国際空港は19万3000人が離発着し、チェックインは平均23分遅れ、セキュリティの待ち時間は最大117分。だが、この日の被害者となる全乗客の中で、重要なのは1人の物語。今まさに遅>>続きを読む
「カーズ」の名脇役メーターが主人公のショートフィルム・シリーズ。これで多分6作目。今回はメーターがUFOと出会うエピソード。UFOが乗り物ではなく、顔の付いた生き物だという設定は、どこか「ニューヨーク>>続きを読む
これも「カールじいさんの空飛ぶ家」のスピンオフ。
冒頭部分の家が空に上がるシーンを、介護士の視点で描いているのだが、ピクサーらしからぬレトロな2Dアニメでとても新鮮だ。
ストーリーも、この絵柄にぴ>>続きを読む
「カールじいさんの空飛ぶ家」で登場する犬ダグの視点から描いた前日譚。
こうしてみると「カールじいさん~」って、ポンコツ集団が集まって、人生の新しい価値観を見出す話だったと理解できる。
「カーズ」から派生した「メーター」シリーズの連発でゲップが出ていたタイミングで、これはスマッシュヒット。久々にピクサーらしいショート・ムービーだった。
コウノトリが運んでくる赤ちゃんは、どこから連れ>>続きを読む
監督が変わった上での続編で海外ロケ。韓国アクション映画では地雷になる要素が揃っていて不安だったけど、良い意味で裏切られた。
前作同様「犯罪都市」は、主演のマ・ドンソクありきの映画なのだと再確認。一見>>続きを読む
映画作りを描いた映画は大好きなので、期待しつつ鑑賞。冒頭からテンポが良くて第一印象は悪くなかったのだが、、、。
「上映時間は90分以内」を筆頭に、既に色々な所で語り尽くされている印象のレクチャーが続>>続きを読む
Filmarksで評価が高いようなので観た。Deisney+オリジナルのラブストーリー。舞台は南ロンドンで、制作はBBC。なんだか最近はBBC絡みの映画やドラマばかりを観ている気がする。
南ロンドン>>続きを読む
'80年代後半にレコードの音源をDJミックス形式でカセットテープに録音して荒稼ぎした男とその兄弟の、実話を基にした作品。
実は僕も、この映画のすぐ後の時代辺りに、DJとして、レコード店員として、同じ>>続きを読む
アクション映画のシリーズ物なんて、僕が最も敬遠するタイプなのに、この「ジョン・ウィック」に関しては、作品を重ねる毎に面白くなってくるから凄い。
正直言って、1作目の段階ではA級とB級の狭間にある微妙>>続きを読む
シリーズ2作目となる本作も、やはりキアヌ・リーブスの台詞が少ない。前作のレビューで書いた通り、彼の台詞は棒読みだし、監督は「マトリックス」のスタントマンだったチャド・スタエルスキという事で、基本的にこ>>続きを読む
韓国の映画やドラマが好きな理由のひとつは、コメディやアクション映画でも、その土台にしっかりとしたメッセージがある事。本作は、ホームレスによって結成されたポンコツ・サッカーチームが「ホームレス・サッカー>>続きを読む
イランと言えば、「友だちのうちはどこ?」のアッバス・キアロスタミを思い浮かべるのだが、本作で監督デビューとなるパナー・パナヒは、彼の弟子の息子(?)という事で、無邪気な子役を起用する手法には、とても似>>続きを読む
アメリカの人気ラッパー、キッド・カディがプロデュース、ストーリー、声優を手掛けるオリジナル・アニメ。キッド・カディについては知名度こそ高いものの、さほど強い個性を感じた事の無いラッパーなのだが、本作の>>続きを読む
日本では劇場未公開のイギリス映画。様々な国から集まってきた難民が認定を受けるまで過ごすスコットランドの施設が舞台。祖国での思い出や、あるいは逆に忘れたい苦い経験を持つ人達が、難民の認定を受け新たな人生>>続きを読む
「時代を超えた名曲」だなんて言うけど、それは後の時代になって聞き手の耳の経験値が高まったからこそ言える事で、例えば本作に収められている1960年代のブラックミュージックも、当時の目線で言えば、多くの白>>続きを読む
これはどうレビューすべきか悩ましい。人によっては、どんでん返し系に見えるだろうし、人によっては早い段階で構成上のトリックは概ね見えていて、オチではなく、見せ方やメッセージ性を楽しむ作品と捉えるだろう。>>続きを読む
中国圏では定番の幽霊コメディ。台湾で既に大ヒットとなっているそうだが、日本では劇場とNetflixでほぼ同時公開?
警察官ウー・ミンハンは、未婚のまま亡くなった者を生者と結婚させる冥婚用の赤い祝儀>>続きを読む
1ヵ月のアマプラ無料体験期間を終え、久々に古巣のNetflixに戻ってきた。その最初に観たのがこれ。’70年代のブラックスプロイテーションを思わせる泥臭い犯罪映画を思わせる前半から、「ゲット・アウト」>>続きを読む
生まれつき、人を喰べてしまう衝動を持った少女が、同じ葛藤を持つ青年と出会い、ルーツを探す旅に出るロードムービー。
ホラー映画的な映像表現と、自分探しの青春映画が融合。そして、カニバリズムを社会的マイ>>続きを読む
台湾の女性監督ホァン・シーによるデビュー作。台湾には少し前の日本を思い出させる風景が多く、それを上手く捉えた作品にいつも魅了される。本作も、少しノスタルジックな雰囲気がある下町を舞台にした作品で、男女>>続きを読む
9.11同時多発テロ以降のアメリカでは、テロ撲滅こそが最大の正義であり、中東系民族に対する偏見を助長するような実話映画も少なからず存在した。僕が実話映画をあまり観なくなったのもそれがきっかけだった。>>続きを読む
ピンク色のワーナーブラザーズ・ロゴに続いて、「2001年宇宙の旅」のパロディ・シーン。バービーというとびきりの大ネタを映画化するのだから、導入ではこのぐらいやってしまう方が良い。いやはや何とも痛快だ。>>続きを読む
満75歳から生死の選択権を与える制度「プラン 75」が国会で可決された近未来を描いた作品。この題材でありながら、例えば「arc アーク」みたいにSFっぽい演出を取り入れず、あくまで現代と地続きの世界と>>続きを読む
台湾で起こった、ろう学校でのいじめ事件を題材にした実話ベースの作品。
これが韓国映画ならエンタメ性を加えて、ある程度観易い映画になるのだろうが、台湾作品という事で、やはり描写が徹底的にドライで辛辣。>>続きを読む
公開当時かなり話題になっていたドキュメンタリー映画。日系アメリカ人の監督ミキ・デザキが、第二次世界大戦当時の日本軍による従軍慰安婦問題をまとめている。
最近だとジャニーズによる性加害問題がBBCによ>>続きを読む