日本映画を観るのが億劫になっている(一部タレント頼りの風潮等)自分のリハビリ期間。ドラマ「侵入者たちの晩餐」に続いて、明治時代に出版された島崎藤村の小説を映画化した本作をチョイス。部落差別を題材にした>>続きを読む
日本公開からまだ2ヵ月と少しという早い段階でDisney+で配信開始。BD市場が縮小している証拠だろうか、最近はソフト発売より先に配信を始める作品が増えてきた。
本作は「ローグ・ワン/スター・ウォー>>続きを読む
創業者の1人、スティーブ・ジョブズが他界した2011年。作品としては「カーズ2」辺りからピクサーは試行錯誤の時期に入っていたように思う。2015年の「インサイド・ヘッド」と本作「アーロと少年」は、そん>>続きを読む
アメリカのテレビ放送用で作られた「トイ・ストーリー」のショートムービーの第2弾。今回も尺は22分。
「トイ・ストーリー3」に出ていた恐竜のおもちゃトリクシーが活躍する話で、自分の事をおもちゃだと気付>>続きを読む
「トイ・ストーリー」のショートムービーでも、これまでピクサーの劇場公開作品と同時上映されていた「レックスはお風呂の王様」等とは違い、アメリカのテレビ放送用で作られた作品。途中で暗転が何度か入るので、そ>>続きを読む
最近はもはや「映画は劇場で観るに限る」とはうかつに言えない状況になっている。その最たる理由が、本作のような良質な海外映画が上映されない事。一方で、Netflixのような海外発の配信サービスを通じて日本>>続きを読む
大阪を舞台にした特殊詐欺グループの話。
裏社会用語と関西弁で捲し立てる脚本が特徴。良心の呵責無しにお年寄り等から金を騙し取る人達が大量に出てくる。しかし、全体の雰囲気は特に胸糞感が強い訳でもなく、雰>>続きを読む
2022年にNetflixで配信されアカデミー賞の他、多数の映画賞を獲得したドイツ版リメイク経由で、いよいよオリジナル版を鑑賞。
とは言っても、原作は1929年に刊行された小説である。このオリジナル>>続きを読む
Filmarksで1人目のレビュワーになるのは本作が初めてかも。
フランスのエレクトロ・ユニット、Justice(ジャスティス)による2017年のパフォーマンスを基に60分の映像作品としてまとめた動>>続きを読む
昨年の正月に観た「或る夜の出来事」がことのほか良かったので、2024年の正月もロマコメの古典と言われている本作をチョイス。
「或る夜の~」から約20年後の作品だけど、こっちもオードリー・ヘプバーン演>>続きを読む
小津安二郎の映画でも、特に結婚を題材にした作品となると、さすがに今の目で見て女性の扱いが酷かったりして厳しいものもあるのだが、子供 vs 大人の喧嘩を描いた本作は、現代の目線で見ても色褪せる事が無く、>>続きを読む
2023年最後に観た「ミス・シャンプー」に続いて、2024年最初も台湾のギデンス・コー監督による最新作。元々は小説家だった彼が、監督としてデビューした「あの頃、君を追いかけた」から数えて10年。今作も>>続きを読む
1年の最後に素晴らしい作品に出会えた。
「あの頃、君を追いかけた」で知られる台湾の小説家/映画監督、ギデンズ・コーによる作品。マフィアの一員であるアータイが追ってから逃げ込んだのは美容院。そこで彼を>>続きを読む
まず、原題を直訳しただけの邦題が良い。変な副題を加えなくて正解。
出産直前に夫が突然死し、親と絶縁状態だった主人公は、頼れる相手もおらず孤立状態に。そこに、予てから仲が悪かった姉が久々に訪れる。>>続きを読む
「心は少年のまま、体は大人のスーパーヒーローに変身」という設定を活かして、トム・ハンクス主演の名作「ビッグ」('88年)へのオマージュまで盛り込んだ前作が良過ぎた。
今回は、ヒーローもヴィランも増量>>続きを読む
アメリカで活躍するアジア系女優2人がW主演で登場する、日本劇場未公開のコメディ映画。
事務職の冴えない仕事から帰宅してクイズ番組を観るのが唯一の楽しみになっている妹(オークワフィナ)の家に、人の迷惑>>続きを読む
水墨画によるエンドロールが素晴らしいだけに、どうしてそれを本編で描かったなかったのか、不思議で仕方が無い。
とある不幸な経験から、将来の進路を決める事を躊躇っていた大学生(横浜流星)が、水墨画の名人>>続きを読む
日本人は映画を観る時に俳優の演技力を重視しがちなのなのだが、そもそもこの「演技力」って何なのだろうと思う事がある。
本作は、既に役所広司がカンヌ国際映画祭で主演男優賞を獲得している事でも話題なのだが>>続きを読む
ジェニファー・ロペスとマルーマが共に本人役とも思える人気シンガー役で出演。J.Lo演じるカットとマルーマ演じるバスティアンがライブ会場で公開結婚式を挙げる最中で、バスティアンの浮気が発覚。傷心のカット>>続きを読む
Netflixが年末向けに送り出す作品の中でも、予てから注目度が高かった作品。ミュージカル「ウエスト・サイド物語」の音楽を手掛けた事でも知られるレナード・バーンスタインと、その妻フェリシアの半生を描い>>続きを読む
2010年公開の同名韓国映画の台湾リメイク。この世に未練を残して死んだ人の霊に取り憑かれる青年の姿を描いている。
幽霊が題材だけど、テイストはコメディ。終盤のどんでん返しを鮮やかにするために、登場す>>続きを読む
最新作「市子」きっかけで、杉咲花出演作を探す中で見つけたのがこれ。ヒロインの声を担当しているのが杉咲花である。
最近は日本のアニメがちょっと苦手になっていて、理由はリアル志向、美麗志向に偏ったビジュ>>続きを読む
先日観た「市子」がとても良かったので、同じく杉咲花が主演級で出ている本作を鑑賞。原作の小説を書いているのは「君の膵臓をたべたい」と同じ住野よる(ちなみに男性)らしく、なるほど若者特有の思い込みやすれ違>>続きを読む
何かのドキュメンタリーで「映画の半分は音で出来ている」という話があったけど、本作は正にそれを強く感じさせる。もし、映像か音かどちらか片方を選べと言われれば、本作の場合、僕は音を選ぶ。
ロングアイラン>>続きを読む
難病の少女と、交通事故で友人を失くした少年が出会い、ワーゲンバスで旅をするロードムービー。
テンプレっぽいストーリーなのに許せてしまうのは、2人の若々しい演技と、スペインの美しい風景のおかげ。苦楽を>>続きを読む
僕が鳥を嫌いになったのは、恐らく小さい頃にこの映画を観たから。あれから数十年ぶりの鑑賞になる。
アルフレッド・ヒッチコックによる作品で、とにかく鳥、鳥、鳥! ペットショップで出会ったイケメン弁護士に>>続きを読む
「愛にイナズマ」の松岡茉優、「正欲」の新垣結衣、そして本作「市子」の杉咲花。今年は、社会からはみ出してしまった女性を描いた映画に良作が多く、各々主演女優が見事な演技を披露している。
杉咲花と言えば、>>続きを読む
倦怠期の夫婦が営む肉屋が、過激派のヴィーガンによって荒らされる。車の運転中に、たまたまその犯人を見付けた夫婦は、彼をひき殺し、死体を隠すためにハムにしてしまう。かなりブラックなフランス産コメディである>>続きを読む
先日の「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」のレビューで書いた「俳優本人の年齢に見合った役を演じる事に時間を割いて欲しい」に対する答えのひとつが本作なのかもしれない。
アカデミー受賞&ノミネート経>>続きを読む
シリーズ1作目「レイダース/失われたアーク」と地続きの時代である1944年、ナチス時代のドイツから始まり、そこから舞台はインディが考古学者として引退する1969年へ。シリーズを総括する世界観や、アクシ>>続きを読む
イギリスの厳格なユダヤ・コミュニティで生まれ育った2人の女性、ロニートとエスティ。ロニートはユダヤ教指導者の父を捨ててアメリカに渡ったものの、その父の死をきっかけに帰郷。一方のエスティは信仰心の強いド>>続きを読む
韓国オリジナル版では、轢き逃げ事件を起こしてしまった主人公が、その場に居合わせた唯一の目撃者である野良犬の視線にビビるシーンが最高に面白かったのに、この日本版では完全カット。
他にも、韓国版は、霊安>>続きを読む
クリスマス前の惑星が一直線に並ぶ夜に、家族が入れ替わってしまうコメディ。父と息子、母と娘、というW入れ替わりに加えて、赤ちゃんと飼い犬まで入れ替わってしまう辺りで、完全に笑いの量産体制に振り切った作風>>続きを読む
「モンスターズ・ユニバーシティ」と世界観を共有するショートフィルム。
マイクとサリーが所属するフラタニティ「ウーズマ・カッパ」で週末のパーティーを開催する事になったものの、他のフラタニティにお客さん>>続きを読む
「モンスターズ・インク」の名コンビ、マイクとサリーが友情を築くまでの様子を描いた前日譚。
モンスターの世界に「モンスターズ・ユニバーシティ」という大学があり、怖がらせ屋を育成する「怖がらせ学部」が存>>続きを読む
「カーズ」スピンオフのショートフィルム「ラジエーター・スプリングスの仲間たち」シリーズの3作目。
タイヤ屋の店先で看板持ちをしているグイドの活躍を描いた作品なのだが、何気に音楽が良い。
「カーズ」>>続きを読む