当たり前のようにステップを、脚をしっかり撮っている。
それだけでクラシックなミュージカル。
ミュージカルであるからにはなぜ突然、歌い踊り出すのかがいつも重要なのだけど、ギャングたちが踊り出すと街の交>>続きを読む
そもそもゴーストバスターズの1と2とが、シガニーウィーバーの登場するタイミングだったり、セックスと親子関係を神話化した敵のボスだったり、群衆の登場や自由の女神とマシュマロマンの類似だったり、まるで1話>>続きを読む
ぜんぜんわからん。わからんので保留。
わからんというのは、これが「クリント・イーストウッド監督」と言われていなかったら、ただ単に下手とか不完全と言いたくなってしまうのではないかという恐怖があって、お>>続きを読む
19.01.22
再見
チェイスシーン!躍動感、迫力、とにかく贅沢。ハイライトはずば抜けているがそれだけでない。紋切り型の群像劇で俳優はキャラクター然としているが、会話シーンは少なく半分くらいは馬車>>続きを読む
周囲はみんなトニーレオンが羽田美智子をすてたことにしているけれど、本当は逆で、羽田美智子がそっぽを向く理由は、客であるはずのトニーレオンが本気になってしまったからという筋書き自体、トニーレオンが「ゲー>>続きを読む
前半のおばさん拷問シーンが、つまり魔女になるとこれだけ酷い目にあうということの前置きになっていて、それでもこの主役の女は自分が魔女であると、自分の罪を認めて告白するに至るのだけど、それが一種の成熟の物>>続きを読む
映画としてどうこう、というよりも、
俳優の夢を諦めて広告代理店のサラリーマンになった幼なじみに、「君には才能があるから続けろ」と励まされる売れないミュージカル作家とか、遠地での仕事が決まった恋人に「君>>続きを読む
10年ぶりに見た。超面白かった。
冷え切った夫婦、旦那と絶対に目を合わせない女。彼女は一体何を見ているのか。
政治家の夫、作曲家の愛人、詩人の元恋人、精神科医の男の友人。まるで逆ハーレムものみたいに>>続きを読む
ウディ・アレンみたいな脚本を黒沢清みたいに撮った映画。
亡霊たちということで、職場を脱走した映画監督であるマチュー・アマルリックのもとに長い間会ってない兄弟と、20年前に失踪した妻が帰ってきて今の彼>>続きを読む
テレビバラエティのような演出をただ散りばめた映画と侮ることはできない。
ミンディ博士(ディカプリオ)と浮気相手エヴァンティー(ブランシェット)の情事が妻(メラニー・リンスキー)に発覚したとき、「妻が>>続きを読む
土間と居間とがひと続きになった夫婦の自宅、廊下が二つの部屋に挟まれた実家、両開きの襖が玄関と広間を隔てる歌会の会場。
ほとんどすべての美術が被写体を前/奥の移動だけをするように配置され、それはふみ子の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
宴会の席でフィル(ベネディクト・カンバーバッジ)が弄ぶ紙でできた小さな造花は、それをつくった少年(コディ・スミット=マクフィー)の存在しない性器である。
大学の夏休みで農場に帰ってきた少年を連れたフ>>続きを読む
ホン・サンスの『正しい日、間違えた日』を彷彿とさせズームで笑っちゃう第1話、『トスカーナの贋作』の変奏的な第3話もいいが、聖と俗の決闘が繰り広げられる第2話がベスト。脚本過多な作品ばかりの中、2話だけ>>続きを読む
https://note.com/marcelo/n/ne53c83809034
1990年に製作された架空の1999〜2000年の世紀末が舞台の映画。軌道を外れて落下するインドの衛星をアメリカの核弾頭が撃ち落とそうとしていて世界の終わりが囁かれる。5時間あるけれど。3本の連作映画>>続きを読む
戦争から帰ってきた男が、兄と結婚した元婚約者の家に厄介になりながら、海辺のいつ波に攫われてもおかしくないような貧しい地区で新たな人生を歩み出す。
戦地で負った傷でまともに働けない男が、船から担ぎ出さ>>続きを読む
やや蛇足にも感じつつ、結構面白かった。
年下だけど、ちょっとジャームッシュ(『パーマネントバケーション』と『デッドマン』)も彷彿とさせる青春映画。
田舎から越してきて叔父の下宿に暮らす青年が靴の修繕の>>続きを読む
主役は間違いなく2018年当時のボストン市長マーティウォルシュなのだろう。医療費の高騰に苦しむ高齢者には病気で亡くなった自分の父親の話を、ラティーノの労働者にはアイルランド系の移民だった先祖の話を、治>>続きを読む
しぬほどおもしろい
仕事も家族もお金もなくなった女が迷い込んだ映画館の暗闇で最後に財布をなくし、強盗と出会う。
「男性とか女性とか以前にただの人として相手と向き合う」という人付き合いはただのきれい>>続きを読む