ごんすさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ごんす

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百花(2022年製作の映画)

2.9

原作者が脚本・監督ということでどんな風に仕上がるのか楽しみだった。
久々に原作小説を先に読んでからの劇場観賞。

自分には認知症疑似体験のような要素と母と子の物語、どちらも中途半端に感じてしまった。
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ドッグマン(2018年製作の映画)

4.1

気弱なトリマーの男マルチェロが町一番の不良シモーネに良いように利用され、そのせいで近所の友人達の信頼すらなくしてしまう超不条理な話。

まず触れずにはいられない不良すぎる不良シモーネ。
イタリアが舞
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不能犯(2018年製作の映画)

1.8

私事で恐縮なのですが、先週末にぎっくり腰をやってしまい泣きそうでした。

良かった映画のレビューも全部中断して、少し回復してきた今こんなゲテモノ映画のレビューを投稿する自分もまた愚かな人間であります。
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

『空白』『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督が本作で選んだ題材はYouTuber。
底辺YouTuberのゆりちゃんは合コンで知り合った優しい田母神さんの献身的な協力のおかげで少しずつ再生回数を伸ばす。
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少年の君(2019年製作の映画)

4.8

大学進学を夢観て進学校に通う高校3年生の少女チェン・ニェンは成績優秀だが母親がインチキ化粧品販売の仕事に従事してしまったことで借金取りが家に来たりと過酷な日々を送っている。
自分と母親の為にもチェン・
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こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)

4.0

お母さんを喜ばせてあげたことがないと感じている明るさと元気だけが取り柄の女の子ジア。
ある日、母と二人乗りで自転車で仲良く帰っている所をトラックに轢かれてしまう。
病院で意識のない母を見て涙を流してい
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轢き逃げ -最高の最悪な日-(2019年製作の映画)

1.0

自分がレビューしている作品の中では『脳男』が唯一スコアも1.0でワースト1位の座を暫くキープするものだと思っていた。
レビューしていないものを含めてもそこに迫れそうなのは『インシテミル』などのトンデモ
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テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)

4.8

マーゴは夫ルーと結婚して5年目。
二人は仲が良く親友同士のようなノリで端から見れば幸せそう。
しかしマーゴは夫ルーが時々自分と向き合ってくれていない様に感じ不満や物足りなさを抱えている様子。
そんな中
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.4

ゲイであることを隠している男の子とBL好きを隠して学生生活を送っている女の子が急接近する。
ゲイであることに悩み、自分も“普通”に女性を好きになりたい、彼女となら“普通”に付き合えるのではないかと交際
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.9

監督はソフィア・コッポラ
主演はスティーブン・ドーフと天使。

自堕落ハリウッドスターが娘との関わり合いの中から少しずつ変わっていく様子を見守る映画。
とても静かな話で大きな出来事はあまりない。
パパ
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飢えたライオン(2017年製作の映画)

2.0

女子高生の瞳さんが通う学校の担任教師が未成年との淫行容疑で捕まった…
担任の行為の動画が出回り、その相手が瞳ではないかとデマが広がり一切の救いがないまま追い詰めらていく…

『子宮に沈める』が苦しいけ
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

4.1

監督はデヴィッド・クローネンバーグ、主演ヴィゴ・モーテンセン。

あらすじは是非心の中でアニメの次回予告風に読んでみてください。

「レストランを営むパパはある日店に押し入った強盗二人を返り討ちにした
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.1

ソフィア・コッポラが若い頃に日本に滞在した体験をもとに作られた本作。

東京にサントリーウイスキーのCM撮影に来た良い枯れ具合の俳優ボブと写真家の夫と同伴して来日中のシャーロットが同じホテルに滞在して
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

5.0

赤ちゃんポストのある施設に預けられた赤ちゃんを連れ去り里親に売るベイビーブローカーの二人。
雨の日赤ちゃんを預けた翌日思い直し戻ってきた母に通報されそうになった為、成り行きで3人は養父母探しの旅に出る
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フェンス(2016年製作の映画)

4.2

舞台は1950年代アメリカピッツバーグ。
デンゼル・ワシントン演じる主人公トロイは黒人より白人が優遇されるからという理由でメジャーリーグ選手の夢を絶たれ、ゴミ収集員として働きながら妻ローズと息子コーリ
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

4.1

作家志望のエマとモテるチャラ男のデクスター。
俗に言う友達以上恋人未満のような関係の二人。
二人の7月15日だけを切り取り23年間見せていく構成。

前半、美男美女が織り成すムズキュンなやり取りに、一
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明日の食卓(2021年製作の映画)

2.9

久々に菅野美穂を映画で観れるのを楽しみに鑑賞したものの内容がハマらず。。

今回も良い所も悪い所も瀬々敬久監督作品らしいと思った。
全作品観ているわけでもなく「糸」に至っては強烈な当たり屋行為をしそう
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しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

4.3

邦題がいかにも…!という感じがするので気になりつつも後回しにしていた作品。
フィルマークスで“しあわせ”と検索すると予想以上にズラーッと“しあわせな”とか“しあわせの”というタイトルが並んでいてビック
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脳男(2013年製作の映画)

1.0

自分が観賞した作品の中でマイナス方向に金字塔を打ち立てた作品であった。
今まで観てきた素敵な映画達の尊さを知る。

なぜこんな映画が爆誕してしまったのか考えさせられてしまい
2013年公開の映画を調べ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

伊藤沙莉と池松壮亮というと声が好きな二人!
ジム・ジャームッシュの「ナイト・オン・ザ・プラネット」に触発されて尾崎世界観が書いた曲「ナイトオンザプラネット」からインスピレーションを受けた監督の松居大悟
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トランスアメリカ(2005年製作の映画)

4.1

性別適合手術を控えたブリーの元に留置所から一本の電話がかかってくる。
相手はトビーという17歳の少年で、自分の父親スタンレーと話がしたいという。しかし、スタンレーとはブリーの以前の名前。
自分に息子が
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あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)

-

オーストラリアで自分の体を使った砂糖実験男現る!!!

1日に、ティースプーン40杯分の砂糖を摂取(角砂糖40個分、160g)する生活を続けるとどうなるか。
(一般のオーストラリア人による砂糖の平均的
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先に愛した人(2018年製作の映画)

4.0

フィル友さんレビューきっかけで観た台湾のNetflix映画。
自分一人では絶対見つけられなかったであろう映画で感謝です!


死んだ父親には不倫相手の男がいたらしくなんと彼が保険金受取人になっている。
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

この祭りは絶対に参加したい!と劇場へ。

前作はリアルタイム世代ではなく、20年以上前にテレビ放映で観て、これを観る為に鑑賞し直した程度。
前作はそこまでハマらなかった自分が観ても最高に面白かった。
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

「トップガン マーヴェリック」の公開日に鑑賞したので売店が混んでいた!

そんな中負けじとすっかり人気のジャンルになった感もあるサイコパスものを鑑賞。(トップガンも観るけど!)
公開からけっこう経って
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

人を愛することや人を傷つけることが画面から沢山伝わってくる。
自分が行ったことのない美しすぎるイタリアの街並みなのに懐かしく思いを馳せることができる。

あっという間に観終わったとは言えないし、長く感
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整形水(2020年製作の映画)

1.9

容姿に強いコンプレックスを持つメイクさんが主人公。
タレントから酷い暴言や嫌がらせも受けている。
どうやら「整形水」なるアイテムが存在するらしく20分間それに浸かれば粘土のように顔を自由自在に変えれる
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.8

勝手に殺されろよ!なんて思わずに観ているとなかなか面白い。
殺されたい動機の説明の弱さはチャームポイントとして受けとりました。

とりあえず「待ってたんだよ、君が女子高生になるのを」ってなかなかのパン
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.0

ミュージカルアレルギー無くなったと思ってたら、中盤やっぱりミュージカル苦手かもと思ってしまった。
音楽を扱った映画とかは好きなんだけど、なんでミュージカルになると構えてしまうんだろう。

本作ミュージ
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さがす(2022年製作の映画)

4.6

「岬の兄妹」の片山慎三監督作品。
ポン・ジュノの助監督をされていた経歴の持ち主で関わられた「母なる証明」と似た要素を持ちながら「パラサイト」のようにエンタメ性も抜群に高い作品!

もし映画マウント野郎
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.6

雨の公園で、びしょ濡れの10歳の少女更紗に19歳の大学生、文が傘をさしかけ声をかける。
家に帰りたがらない更紗の意を汲み、「うちにくる?」と声をかけ「行く」と答えた更紗を部屋に入れる文。
文のもとで、
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みなさん、さようなら(2012年製作の映画)

4.3

元々この映画を観ようと思ったのは俳優、田中圭の生態調査の為で内容はそこまで期待していなかった。
彼は大変よろしくない人物として後半から出てくるみたいだし、つまらなかったら前半寝るかもと思ったけど面白か
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.0

U-NEXTで気になりつつ、寝かせていた作品。
カニバリズムと書いてありビビりつつもフォローしている方のレビューなど読み観ることに。
公開中のチタンの監督か…と構える。

町山智浩さん情報だと気絶した
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

2.6

何年か前に観てそこまでハマらなかった本作。
今ならもう少し好きになれるのではと思い再鑑賞するも、まだ合わなかった。

フォローさせてもらってる方や評論家の人が絶賛しているものでここまで自分が乗れなかっ
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さざなみ(2015年製作の映画)

4.3

性別で人や考え方を括ったりするのは今後どんどん古くなっていくだろうし、そうあるべきだと思うけれどこの映画内の「男ってバカよね」と言われそうな夫の態度やら発言、最初は画面越しで余裕こいて観てたけど途中か>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.5

かなり楽しみにしていたマイク・ミルズ監督最新作。
劇場で同監督作品を観るのは初めてで、「20センチュリー・ウーマン」のスケボーシーンを観てから新作は劇場で観よう!と待っていた。

本作は全編とても温
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