ごんすさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ごんす

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総理の夫(2021年製作の映画)

2.0

映画についてよりも田中圭についての考察メインです。

まずこの映画について。
台詞は聞き取り易く!話が動く時は叫ぶ、走る、取り乱す!などの演出作法を忠実に取り入れ、脇役も物語を分かり易くする為だけに存
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ハイテンション(2003年製作の映画)

4.0

久々に予告も観ずに鑑賞。
U-NEXTの紹介文だけ読みなんとなく気になり…
ホラーもスプラッターも耐性がかなり付いたので一人の時に音量を大きめにして観てみた。
そしてすぐに音量通常に戻した。
どんなに
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.9

邦題についてレビューで指摘してくださった方々、本当に感謝です!
邦題からのイメージで観ることは無かったおかげで楽しめました。

日本の観客に観てもらう為には…とプロの人が考えたんでしょうけど。
もし問
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

4.0

これ、長谷川博己が演じている映画キ◯ガイが園子温自身を投影しているのだとしたら今こそ本人は観直してほしい作品。
彼の作品は好き嫌いは別にしても映画に自分の脳内全部詰め込んでやるっていう気概を感じる作品
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瀑布(2021年製作の映画)

4.2

舞台はコロナ渦の台北だけれど物語で起こることはコロナ関係なくいつの時代にもありえる。
しかし、コロナ時代に語られるとよりしっくり来る。

もっとコロナ関係あるのかと思ったとレビューされてる方も多いので
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いつも2人で(1967年製作の映画)

4.1

配信メインでBlu-rayやDVDを観ていないなぁと思い自宅の棚を整理していたら発掘されたオードリー・ヘップバーン主演の皆大好きなジャンル!
“倦怠期モノ”の名作!
BOOK・OFFで中古DVDを買っ
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

1.2

世界観がざっくりしすぎて感情移入はできなかった。
登場人物達に血の通った人間感がなかったのでヒリヒリしたような青春の痛みもリアリティを感じない。

映画内で言うところの「人生のマジックアワー」もあんな
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.1

10年前に既に作られていたセリーヌ・シアマ監督の作品。
まず日本でももっと沢山の人に観せようという配給会社の方々だったり関係者の方々の熱意が素敵すぎる。
そしてU-NEXT様いつもありがとうございます
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.8

韓国で実際にあった聴覚障害者学校で校長を含む職員が行っていた児童達への性的虐待事件を基にした作品。
本当に辛い映画で観賞時のコンディションに注意が必要。

日本でも人気の俳優のコン・ユがこの事件を題材
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.8

ドキュメンタリーディレクターの由宇子がテレビ局と対立しながらも女子高生いじめ自殺事件の真相を追う。

評価がすこぶる高かったので楽しみに予告編以外の前情報なしに観賞。

自分が予告編から感じた想像とは
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.0

オーストリアの一家惨殺事件を映画化。
上映禁止にするほどかな?なんて思ってたら、確かに。気持ち悪い。
殺人鬼の考察、研究に興味がある人は必見。

嫌悪感という言葉がぴったり。
主演の俳優の方がだんだん
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なま夏(2005年製作の映画)

3.5

「空白」「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督の初期監督作品。
こんなのまで観れるのはさすがU-NEXT様!と思っていたが紹介文では「一途な想いが残念ながらキモい!、蒼井そら主演のエッチなコメディ!」と書いて
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.5

北朝鮮の政治犯強制収容所を描いた3Dアニメ映画。
ある程度覚悟して観始めたのだが…
冒頭思ったよりは重たくないのかなって感じる。
そして、あーなるほどそういう語り口なのか…といよいよ北朝鮮、強制収用所
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.5

自分はツッコミ所が許されるタイプの映画や分かりやすいジャンル映画はスコアを3.5とかつけて心の中で、
「でも4点満点の映画だから3.5はかなり高いわけで…」と呟いたりしているのだが、
この『ベイビーわ
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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

2.9

これは小松菜奈主演のMVとかの方が良かったのではと思う。

映画としては少し世界観に説得力がない気がする。
林遣都演じる超潔癖症と小松菜奈演じる超視線恐怖症の二人で、そういう話なんだから良いじゃんと言
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ホステル(2005年製作の映画)

4.0

グロのイメージが強く観たくない人も一定数いるイーライ・ロス監督の人気作品。
「ここに行くと外国人はモテまくりだよー」と教えてもらった3人のバックパッカー君達。
「マ、マジかよ…行くしかねぇな…」
勿論
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マザー!(2017年製作の映画)

4.0

序盤から「ファニーゲーム」の卵くださいのくだりで感じたイライラに近いイライラ。
なぜ!?と旦那にもイライラ。
「ローズマリーの赤ちゃん」みたいな妊婦さんのサイコスリラーものかな?と思って観てたが…
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.6

村上春樹の作品を読んでいると舞台がどこであれ日本ではない別の国を想像させられることが多い。

この映画も日本が舞台だし、しっかりと広島の演劇祭とかがあるけれどそれでも村上春樹を読んでいる時のイメージが
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だれかの木琴(2016年製作の映画)

3.5

常盤貴子演じる奥様が美容院で髪を切る。
担当してもらった池松壮亮演じる美容師からの営業メールに返信していくうちに少し変なことになっていく。
常盤貴子ストーカー、池松壮亮美容師という設定。
めちゃくちゃ
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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

5.0

自分だけでは辿り着けない作品に出会えるのは感謝。
フォロイーさんのレビューを読ませていただいて知った作品。
ここまでの出来事を本当に全然知らなかったんだなと痛感。
これを観て現在のウクライナの情勢を思
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

5.0

映画好きあるあるのオールタイムベスト決めるとしたら…で決められず、ベスト10には入る!と言っているものが10本以上になっている問題。
自分にとってこの映画もベスト候補に入れておきたい。

この映画を観
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.6

普段、合わなかった映画を説明台詞がうざいとか演出があざといとか文句を言っている癖にこれは本当に集中しないと読みとれなかった。

集中力には自信がない方だし深夜だったのもあり途中ウトウト。
疲れている時
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.0

ミステリー要素は勘の良くない自分でも分かってしまうぐらいぬるいと思うけど、たくさんの人がこれを観て生活保護の問題を知ることができるという意味で良い映画だと思う。

瀬々敬久監督の作品は何本か観ていて、
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.2

プレイリストムービーと表現される通り徹底して流れる曲と人物の心情をリンクさせている。
想像していたものと良い意味で違った。

音楽の力に頼りすぎじゃないかと感じる人もいるだろうし、好き嫌いはありそう。
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.1

三部構成の面白いサスペンス!
評価が高いのも納得の面白さ。
R18指定で観賞環境に注意が必要!!
なかなかにエロティックなので観る人を選ぶかもしれないけどずっと面白い。

詐欺グループに育てられた女の
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.4

高齢者の財産を搾取する悪徳後見人の主人公をロザムンド・パイクが演じる…という期待しない方が無理な話。
ロザムンド・パイクと言えばゴーンガールのエイミーだったけれど、見事に更新してくれた。


決して誉
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ムーンライト(2016年製作の映画)

5.0

再鑑賞してベスト級に好きかもしれないと思った一本!


ネグレクト、ドラッグ、いじめなど重たい問題が含まれているがその様な問題に襲われなかった自分が観てもシャロンに何か自分を重ねて観たくなる。
辛い気
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(ハル)(1996年製作の映画)

4.0

観れるものから少しずつ手を伸ばしている森田芳光監督作品、まだこんな名作が未鑑賞でした!
勝手にユーガットメールや電車男みたいな感じかと思ってスルーしていたのですが(別に両作に恨みはない)フォロイーさん
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.8

クライミング部でボルダリングに夢中な小寺さんと彼女が気になる人達の学生生活。

伊藤健太郎はこの映画だと顔がたまにDJ松永に見える。
自分が観た彼の出演作では一番ハマってた。
小寺さんを演じた工藤遥も
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.9

夜毎バーで酔い潰れたふりをして部屋に連れ込まれ体を触ってきた男に制裁を加える主人公…
あらすじすら読まなくても良いぐらい何かが始まっている。


ここまで面白さと居心地の悪さを同時に感じる映画もなかな
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

フランス映画「エール!」のリメイク。
歌の才能を見出だされ広い世界に羽ばたこうとするが、家族を残して行くわけには…というお話としては王道。
しかし今までにない感動。

設定も話もオリジナルとほぼ同じだ
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前科者(2022年製作の映画)

3.9

罪を犯した者の更生に寄り添う国家公務員、保護司の阿川佳代と過去に殺人を犯した罪で保護観察中の工藤を中心に彼らを取り巻く物語。

この作品を観るまで保護司の仕事は無報酬であることを知らずに驚いた。
もし
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パリの恋人たち(2018年製作の映画)

3.3

レビュー下書きに残ってるシリーズ。

美男美女しか存在しない世界で繰り広げられるオシャレ屈折恋愛映画。
「彼女を忘れようと他の女と寝たけど忘れたのはその女だった」
「彼を想いながら他の男と寝た方が感
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

3.8

キレるおじさん映画は好きなのだが、こちらはその中でもこういう人いる系のキレるおじさんが堪能できる。
ジャケットからして最高。

我々が生きる社会生活の中に潜んでいる…かもしれないおじさんとしてこのマイ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.0

記録のみだったので再鑑賞、再投稿。
絶賛派がいる一方強烈な酷評派もそこそこいる印象の一本。
自分的にはこの映画観た頃、母が主人公の双葉と似たような病気で亡くなったので感情移入できる箇所もあるにはあった
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.5

イーストウッド最新作クライマッチョを鑑賞する前にイーストウッドフェスが開かれたので(家で、勝手に)おさらいしていました。

これは今は亡き我が母上が当時録画したビデオテープのツメを折って保存していたの
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