こしあんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

呪いの館(1966年製作の映画)

3.8

大袈裟すぎる音楽と演技、仕掛けいっぱいのホラーテーマパークのような映像の連続に、オラ、ワクワクすっぞ!

1960〜70年代に流行ったイタリアのサスペンス・スリラー映画を【ジャッロ】と言うそうで。美女
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.8

「くれなずめ」って言葉、いいなぁ。タイトルが出るタイミングも好き。

モヤモヤしたままでいい、白黒ハッキリさせなくたっていい、きっちり区切りをつけなくたっていい、ヘラヘラ生きたっていい。
そんな懐の深
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パプリカ(2006年製作の映画)

5.0

私にとってパプリカと言えば、空前絶後の大ブームとなったあの歌でもなく、カラフルでオシャレで食べやすいピーマンでもなく、この映画です。

定期的に観たくて観たくてふるえちゃう中毒性の高い映画。
好きゆえ
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

『ペパーミント・キャンディー』でも少しふれられていた光州事件。
その時にネットで調べた程度でしたが、この映画で映像として突きつけられたことで、さらにその衝撃が伝わってきました。

映画なので、もちろん
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.8

日本とはまた違う、ヨーロッパらしいアニメーション。アニメというより、動く絵画みたいな独特の世界観。

1973年制作でこのセンスってスゴいねー。
不気味なのに芸術的な世界に、ものすごく引き込まれます。
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バスケット・ケース2(1990年製作の映画)

3.5

物語は前作のラストからそのまま続くんだけど、実際に制作されたのは8年後とかで、弟くんだいぶ老けてて別人かと思った😅

逆に、予算なのか技術なのかヤル気なのかよく分からないけど、チープで雑だったお兄ちゃ
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スモーク(1995年製作の映画)

3.8

未見の名作をちゃんと観ようキャンペーン中🎞

渋っ! 激渋! 鬼渋!
「ガキにはわかるめぇ」なオトナの嗜み。
♪ダバダ〜ダバ ダバダ〜ダバダ〜
 あるいは
う〜ん、マンダム

結婚を前提にお付き合いし
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Share the Pain(2019年製作の映画)

3.2

監督さんご自身が忌憚なき意見を、とのことで。わりと好きなタイプの話で、40分という短編だったので観てみました。

高校の授業で上映して、あーじゃこーじゃディスカッションするのに最適な作品では?
問題提
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

陽気な肉食系【映える】タイムループ。

ピザ型の浮き輪🍕かわいい。プールとか海とか苦手だけど、コレは欲しい。
リゾート地のウェーイ!!!感たっぷりの映像が、まぶしすぎて立ち上がれません😅

プールに青
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

恥ずかしながら、本日は自分の誕生日なので、そんな日くらいは、不朽の名作と言われている未鑑賞の映画を観ようかな、というチャレンジ。

こんな泣く?ってくらい泣いた😭 ホント、びっくりするほどガシャ泣き😭
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.8

マスター・役所広司の教えにより、フォースの覚醒する松坂桃李。

「警察じゃけぇ、何をしてもえぇんじゃ」
この気概を持ってカタギを守ってくれる【正義のミカタ】が、現実社会にどれくらいおるんじゃ?

とに
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僕の中のあいつ(2018年製作の映画)

3.8

B級感あふれるジャケ写とタイトルに油断してはならぬ!
コメディとしてきっちり笑わせつつ、人生における大切なことを教えてくれるハートウォーミングストーリーでした。

「これってもしかして……俺たち・僕た
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チャイルド・プレイ2(1990年製作の映画)

4.2

オープニングの仰々しい音楽と映像からすでにもう、たまらん🤣

死に顔コピー機のシーン大好き🤣 あんなのよく思いつくよね。しかも連写みたいになってるし。素晴らしすぎて何回も観ちゃいました😂

チャッキー
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.3

すごくよくできてたなぁ。評判通り、面白かったです。
脳内で中島みゆき大先生の「Nobody Is Right」がずっと流れていました。

 ♫もしも私が全て正しくて
  とても正しくて 周りを見れば
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ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~(2020年製作の映画)

4.0

なんてこった……1より面白いとは🤣

設定は前作より2年後だけど、実時間は4年以上経ってるのかな。ジュダ・ルイスくん、イケメンに成長しすぎてて別人かと思った😵 オトナの階段のぼったなぁ。

今回も、序
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.8

あれ? 菊地凛子でてるんだ、へぇって思ったら、ハナ・メイ・リーという女優さんだったことが一番びっくり。
イヤイヤ、似すぎだから! 染谷将太も間違えるレベル。

序盤が退屈すぎて観るのやめようかなぁ🥱と
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CURED キュアード(2017年製作の映画)

3.7

何これ……ツラすぎるんですけど😨

感染した者を凶暴化させる新種の病原体が蔓延。パンデミック発生から数年後、治療法が発見され、75%の人が治癒。【回復者】と認定され、社会復帰することに。しかし治癒しな
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ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリーって眠くなっちゃうことが多いんだけど、ちょっと前にハチミツ専門店でいろんな話を聞いたので、今ならイケる!と思って。
大当たりでした🐝

そのハチミツ専門店のおばちゃん、テレビショッピン
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恐怖人形(2019年製作の映画)

2.0

なんだかすべてがイモくさい🤣🤣🤣
ホクホクよ。

「おっきくなってる!」ってかわいい子に言わせたいだけの映画😅

日本人形なのに1ミリも怖くないし、かと言ってそんなに笑えもしないし、不気味さもゼロ。
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

4.5

「からの〜? からの〜?」
って二転三転グイグイクルクルまさかまさか〜?な展開に、えっ!? ウソでしょ? は〜、そっちかぁ……と悶絶し、やり切れなさに泣いた😭

『梨泰院クラス』の父と息子が、この映画
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.4

「ささやかな尊厳を示せ」
アブエラおばあちゃんの言葉が沁みたなぁ。地下鉄とトンネルのシーン、美しくて力強かった。

故郷って、生まれ育った場所だけでなく、自分が暮らして居心地のいい場所なんだろうな。故
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犬部!(2021年製作の映画)

3.8

林遣都とワンコ
なんて悪魔的な組み合わせ!
いろんなかわいさが私を襲う。

犬かわいい🐕 あぁ犬かわいい😆 林遣都かわいい、犬かわいい🐕‍🦺 かわいい……犬かわいそう😢 犬かわいい🦮 林遣都かわいい、
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フィアー・ストリート Part 3: 1666(2021年製作の映画)

4.0

呪いの始まりと終わり。
3部作すべて観終わり、壮大な物語の中に自分も存在していたかのような充足感がモリモリ。

2作目までは、懐かしのアメリカン・ホラーにキャッキャしてたのに、いよいよ呪いの起源が描か
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フィアー・ストリート Part 2: 1978(2021年製作の映画)

3.7

3部作の2作目。
みんな大好き、サマーキャンプと殺人鬼🪓
ビールと餃子🥟
プールと味噌おでん🍢
おじいちゃんと柴犬🐕
と並ぶ、ときめきシチュエーション。

子どもも容赦なくえじきになるという潔さにちょ
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フィアー・ストリート Part 1: 1994(2021年製作の映画)

3.5

3部作の1作目。
『スクリーム』『ルール』あたりの【H・N・A・T・H】……ほんのりとした、懐かしみ漂う、アメリカン・ティーン・ホラー。
こういう雰囲気とても好き。

王道ながら、ちょっとだけひねった
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.8

うばい合えば足らぬ
わけ合えば余る

この映画は、相田みつをからの「伝言」であることは〝明らかだ〟😏

メッセージ性強めの長期型『CUBE』×『es』ご馳走付き。みたいな。

みなさんは、この映画の「
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

劇中で押井守が【神】として二人をつなぎますが、私の中での【神】の一人は間違いなく坂元裕二。とくに今年は。
『大豆田とわ子』と本作で完全に打ちのめされました。『最高の離婚』や『カルテット』も大好きだけど
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

4.2

ソリッドシチュエーションスリラーの元祖『CUBE』大好き芸人なので、かなり予算のかかった豪華な令和版アップデートって感じで、むちゃくちゃ楽しめました。

Filmarksのあらすじ、軽くネタバレ気味な
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気狂いピエロの決闘(2010年製作の映画)

3.8

『刺さった男』がなかなか面白かったので、同監督の作品を。

何コレ……イカれてるのに面白い🤣

泣き虫ピエロ・ハビエルの狂気と哀愁がスゴイんだが!
完全にヤバいヤツなのに、愛おしくてたまらない😅 あの
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ゾンビ・サファリパーク(2015年製作の映画)

3.1

予想に反して大マジメ!
この邦題とジャケ写は、完全にB級ゾンビコメディじゃん……。
20年前のNHKだって、ここまでお堅くはないぞ。

ジャケ写で堂々と言い切ってる通り、ゾンビ版ジュラシックパークです
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

2.9

伊藤沙莉が大好きなので期待してただけに、残念だったなぁ。
登場人物ほぼ全員クズで、不快感・嫌悪感が降り積もる……。あまり笑えるシーンもなく、ひたすらしんどくてストレスがたまりました😢

しんどくても、
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メタモルフォーゼ/変身(2019年製作の映画)

3.4

主人公の神父が、服装と髪型のせいか、三島由紀夫に見えてしょうがなかった😅

悪魔祓いの呪文を唱える三島由紀夫
少女を救えなかったことに苦しむ三島由紀夫
兄夫婦から責められる三島由紀夫
悪魔に翻弄される
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

4.0

ジャケ写のインパクトにビビッてなかなか観れずにいたけど、いざ観てみたら、このシーンが一番好きだった😂
先住民が主人公たちを出迎えて「わぁぁぁ人間きた人間きた」って感じで、ピュアな心で髪をなでてるように
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

『サマータイムマシン・ブルース』好きなら、きっと好き。同じヨーロッパ企画の作品です。
半径5メートルの日常感あふれるドタバタSF劇。ワチャワチャとしたやりとりが楽しい。

【2分後の未来】と繋がるって
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刺さった男(2011年製作の映画)

3.7

スパイスの効かせ方が独特🤣
でも、こういうシニカルなブラック・コメディ嫌いじゃない。

【人生のきらめき】
主人公は、過去にコラ・コーラのCMのキャッチコピーでヒットした広告マンだけど、現在は失業中。
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インスマスを覆う影(1992年製作の映画)

3.7

冒頭に街中で出会う魚顔の男が、『死霊のえじき』のバブっぽい🧟‍♂️🐟

ラヴクラフトの小説を小中千昭脚本で、舞台を日本に置き換えてドラマ化。
佐野史郎は大のラヴクラフト愛好家らしく、房総で食べた魚料理
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