Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

1.0

AIが暴走するという昔からある設定。特に新しいものはなかった。

映像も綺麗なだけで美しくはないし、ストーリーに寄与してるとは思わない。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

1.0

ゴダールに育てられたので、こういう作品はハマらない。

邦画インディーズが好きな人には、ちゃんとハマりそうである。

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

2.6

「完璧な人間なんていない」という台詞ですべて持っていくのか、素晴らしい。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

1.4

レオナルド・ディカプリオの出演映画の多くは面白いし、マーティン・スコセッシの撮る映画は題材に関係なく技術力で観れる。

しかし、本作はまったく面白くない。どんでん返しを目的に作られてるみたいに脚本が空
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そして父になる(2013年製作の映画)

1.0

新しいものは無かった。むしろこれまでの古い価値観を強固にするものだった。

親と子の関係においての古い価値観を破壊して欲しいと思う。「親子の関係は大切である」とか、「親は子を大切にしなければならない」
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美女と野獣(1946年製作の映画)

2.0

美女も野獣もうじうじしてて見てられなかった。後半に、野獣が乙女みたいになってるのは可愛かったけれど。

壁から腕だけ出してロウソクを持ってる美術が素敵だった。

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

1.4

フィクションとしてのアクションではなく、ノンフィクションとしてアクションという感じは良かった。

けれども、ストーリーは特に面白くなかった。

ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

1.0

過激なシーンの是非や実際にレイプまがいなことをしたということを置いておいても、とてつもなく退屈だ。

中年が若者に救われようとする物語は、往々にして気持ち悪い。

なぜなら、年を重ねていくほどに多くの
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書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

3.3

「何してんだよ。映画館の暗闇の中でそうやって腰かけて待ってたって、何も始まらないよ。スクリーンの中はいつでも空っぽなんだよ」

オープニングの台詞でやられてしまう。ここだけで最高だった。何度でも聞きた
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殺しの烙印(1967年製作の映画)

4.7

フレーミングにおいて最も優れている映画かもしれない。確定できないのは、まだその意味性を理解できていないからだ。

物語は断片的で映されない場面の方が多い。設定もほとんど説明されない。カットとカットも繋
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昼顔(1967年製作の映画)

3.6

「まともでありたい」と「堕落したい」という人間が持つ”自然な相反する感情”を描いている。

最初は性的な妄想をしていたのに、娼婦になってからは現実的な妄想をしていく。境界が曖昧になり、彼女にとっては娼
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日本の夜と霧(1960年製作の映画)

3.4

素晴らしい結婚式。

列席者が持論を語る。それに反論したり、反論されたり、政治ディスカッションが展開される。

長回しによる切羽詰まった表情や噛みまくる台詞が、異様な凄まじさがあった。

ただ、回想シ
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.1

「人間は欲望で大切なものを失うことがある」ということを、徹底的に深く描いている。

それも直接的に失うというよりも、間接的に徐々に失っていく感じで。ひとつの決断で失うのではなく、段々と欲望の沼にはまっ
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めし(1951年製作の映画)

1.0

ぬるすぎない?

葛藤も、逃走も、納得も、解決も、すべてが浅い。他人に何かを求めてたり、向き合わなかったり、親のところに逃げたり。

無法松の一生(1958年製作の映画)

1.0

何にも共感できなかったし、何か新しいものを提示してるようにも見えなかった。

カサブランカ(1942年製作の映画)

2.0

「君に瞳に乾杯」って、意外とさらっと言うんだ。

駅馬車(1939年製作の映画)

1.0

西部劇が好きじゃない理由が、既存の価値観への破壊が無いからだと思う。

映画をただのエンターテイメントとして観れないのもあるけれど。

ゲームの規則(1939年製作の映画)

1.4

撮り方は嫌いじゃないけれど、命題が好きじゃなかった。命題があったかも分からないけれど。

鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

1.7

時代劇もミュージカルも好きじゃないけれど、少しだけ楽しめた。

台詞が現代的だったのと、歌が可愛かった。

「ななな、なんですその傘を、あなたは売らぬと言い張るの」

赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

1.0

ハリウッドでは、この頃からドタバタラブコメディが人気だったのか。

スクリューボールコメディというジャンル名も含めて好きじゃない。

ダメージ(1992年製作の映画)

3.4

谷崎潤一郎の『痴人の愛』を思わせる。

救われたいのも、破滅したいのも、同じ感情であると思う。今に納得いってなくて、違う場所に行きたいという。

2人のセックスは、お互いが特別であり他とは違うことを確
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プリティ・ベビー(1978年製作の映画)

3.5

客観的には悲惨に見える状況でも、そこで逞しく生きる人間たちを丁寧に描いてると思う。

ブルック・シールズの美しさは、ビジュアルというよりも生き方にある。

ひなぎく(1966年製作の映画)

4.8

「自由」について教えてくれる。いや、自由な精神にボコボコに殴られる映画。

抑圧された中での「自由な精神」を持つ2人に、笑いながらも精神的打撃を与えられる。

自由とは、レストランでショーよりも目立つ
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ルシアンの青春(1973年製作の映画)

4.4

何かに属したい、という人間の本質を描いてる。

希望したコミュニティに拒絶されれば、正反対のコミュニティに属することもある。自分を認めて受け入れてくれるなら。

さらに、権力を得たなら振りかざしたくな
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好奇心(1971年製作の映画)

3.0

近親相姦がテーマではあるけれど、”好奇心”というものを的確に捉えてる。

それも「子どもの世界の中」で描くのではなく、「大人の世界の中」で描くことで、彼らのモヤモヤとした感情を表現できてると思う。
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ビバ!マリア(1965年製作の映画)

3.4

設定とか、辻褄とか、そんな細かいことはどうで良くなるほど構成が良かった。

前半は、ブリジット・バルドーとジャンヌ・モローが歌って踊る。後半は、2人が機関銃を撃ったり、大砲を放ったり、爆破したり、みん
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鬼火(1963年製作の映画)

4.7

人生自体は悪くない、ただ軽蔑するものが多すぎる。

誰かに救われたくて旧友に会って話をする。しかし、救われないことを知るだけ。丁寧なアランにとっては、すべての人が粗雑に見えるのだろう。

平凡なんてつ
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.4

癌検査の結果までの2時間を描く。

あと2時間も待てずに、占いで結果を予測してみたり、帽子屋で帽子を買ったり、映画を観たりして過ごす。

不安な時間が永遠に感じるのに共感できる。時間というものは、絶対
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黒水仙(1946年製作の映画)

3.0

ディーンのショーツが短くてエロかった。

全体的にテーマや映像は悪くなかったんだけれど、もう少しシンプルに出来たと思う。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

1.7

台詞がすべて歌なのは良かったけれど、歌が邪魔で内容が入ってこなかった。

心と体と(2017年製作の映画)

1.0

ファンタジー?

人と向き合うことや人を求めることってこんな簡単じゃない。もし、これで満たされたと言うなら、それはその程度の孤独だと思う。

映画として、新しい価値観を提供してるようには見えない。

修道女(1966年製作の映画)

3.5

修道院で抑圧されながらも、精神的な自由を持ち続ける美しさ。

本当にテーマが美しかったのか、アンナ・カリーナが美しかっただけなのかは分からないけれど。

サウンド、ライティング、カメラワーク、演技が自
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

1.0

何を描きたかったのか。

設定もストーリーも理解した上で、哲学的前提が見えてこなかった。まるで意味がありそうな雰囲気を出すのやめて欲しい。

表現方法よりも「命題」が大事。

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス(2018年製作の映画)

1.3

アナーキズムも良いし、行動に移してるところも素晴らしいと思う。

ただ、ヴィヴィアン・ウエストウッドのファッションが好きではないし、パンク・ロックにも共感できない。

だから心を動かされることもないし
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

2.0

マルタン・マルジェラ本人が語る、映画というより貴重な資料だ。

個人的には、表現する上で批評されるのは必要だと思ってるから、彼のスタイルに共感できなかった。

表に出ないことで、ファンが自由な印象を持
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