sheさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

都会のアリス(1973年製作の映画)

3.8

31歳と9歳のロードムービー。設定の時点で超すき。
途中までジム・ジャームッシュみあるなぁと思ってたけど、こっちの方が陰鬱で、こっちの方が何を観せられてるんだろう自分って気持ちになる笑、子どもは自由。
>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.8

メガ崎をカワ崎で。
世界観ツボすぎて終始ニヤニヤ。外国人が撮る、合ってるけどなんか違う笑っていう日本とても好き。

映像、音声共に情報量がハンパない、コマ送りして観たいぐらい。ただ、観終わってすぐに色
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

公開日まで耐え切れず。

家族とは?名前とは?役割とは?後半になるにつれて色んな疑問が苦しく迫って来る。毎回、これからどうなんの?と思った直後に終わってしまう是枝作品。あんまり考えられない人間なのでい
>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

3.6

かなり疲れた。重いけど、それぞれのエピソードが中途半端に掘り下げられてて散漫な印象。
特に白石と娘のシーンはもっと少なくても、充分佐藤浩市ファミリーとの対比になると思った。

全体を通してアップがかな
>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

演出すきじゃなさすぎて乗り切れず。
意外と画面が明るいからあんま緊張感がなかった。殴ってるう〜って感じ。
竹野内豊のヤクザ役だいぶキツかったな…。

石橋蓮司はいつでもどこでもかわいそう笑。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

前情報全く無しの「ポスターかわいい〜♡」ってノリで観てしまった自分。。現実は厳しすぎた。

日本で撮ったらもっと陰湿で暗くなりそうなテーマを(どことなく是枝さん)、季節と環境と色彩の鮮やかさが、途中ま
>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.7

現代恋愛映画ダー!サマーちゃんが女の子の理想像すぎる。ああなりたいけど、現実はあそこまでなりきれない。羨ましい。
季節が巡るようにトムの感情も巡り(だいぶゆったりオータムに移る笑)、サマーも自然にやっ
>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.8

非常に不愉快(絶賛)。ただちょい長い。
キャッチコピー通りずっと試されてる感覚。特に音。別に入れなくてもいい場面であえて煩わしい音を入れてくる。赤ちゃんの泣き声に犬の鳴き声。話し声を遮る電車の音。執拗
>>続きを読む

乱暴と待機(2010年製作の映画)

3.8

変態邦画。そもそも原作がクソカオスだしさらにこのキャストなので、そりゃあもう確実に面白い。

でも、じっっっとりとしたイヤ〜な空気と緊張感は、一点からしか観れない舞台の方がすごかった気がする。(舞台も
>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

レディ・プレイヤー1の参考に、ぐらいのつもりがめちゃめちゃ泣いてもうた…。これが毎年クリスマスに放送されるアメリカとても羨ましい。

序盤で聞こえなくなっちゃうジョージの耳の扱いが上手。。聴覚障害が原
>>続きを読む

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

3.7

途中までなぜか主人公がジェームズスチュアートだと思って観てて、この人顎われたんやなぁ、顎って途中でわれたりするんだろうか…?とか色々考えてたらケリーグラントだった。そういえばシャレードを観た時も同じ現>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.8

ナメてかかったらめちゃくちゃ怖かった…。映画館で観てたらトラウマレベル。

五本の指(1952年製作の映画)

4.1

本当よくできてんなぁ〜!超絶怒涛に面白かった。見事に全員哀しくて可笑しい。あの高笑いはちょっと真似したくなる。

(今回初めてシネマヴェーラで観たんだけど、お客さんみんな、超笑ったり感情出してて驚いた
>>続きを読む

快楽(1952年製作の映画)

3.7

はんぱねーカメラワークとはんぱねー構図のオムニバス映画。途中、これ映画映像史うけてんのかな自分って錯覚した。

2話の、建物をなめるように下から上へ、左から右へ、徹底して窓外から撮るスタイル。
3話の
>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

控えめに言って最高。ヤバすぎ。
と同時に世代じゃない自分にマジで腹がたつ。何であと25年早く生まれなかったんだろう、意味が分からない。

小ネタを押さえてあと2回は映画館で観る。絶対観る。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

こーんな平和で優しくて、切ない同性愛はみたことない。
全てが気持ちいいくらいに開放的。恋愛に関しても性に関しても、というか何に関しても全員が大らかで、それは身に纏う布の面積の狭さにも表れてると思う。露
>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.1

キツい辛い苦しい。直接的な描写はそんなに無いのに、ずっとヒリヒリする。

1人の女の独りの闘いであって、他人には全く興味ないって感じが潔い。
1章では彼女から両親、義理の両親、友人が自然と離れていき、
>>続きを読む

港町(2018年製作の映画)

3.7

はじめての観察映画。
正直序盤の序盤はどこが面白いのこれ…とうとうとした。が、ふいにワイちゃんと監督が話し始めた時に、「あ、そういやこれ漁船に乗ってんの2人だった、すげえ。」ってなった。あまりにもカメ
>>続きを読む

刺青(1966年製作の映画)

3.7

若尾文子の存在はもはや芸術…。
常に生意気で誰にでも刃向かう彼女が男に襲われる瞬間、女に対する絶望と色っぽさが同時に沸いてしまう。これって若尾文子だからこそ成せる技だと思う。。この人は本当に色んな種類
>>続きを読む

妻は告白する(1961年製作の映画)

3.8

すげー。「暗夜の心中立て」の歌詞みたいな若尾文子。。裁判で白黒つけるのは簡単だけど、愛だエゴだってなるととたんに分からなくなる。

若尾文子は確かに振る舞いはメンヘラだけど気持ちはめちゃ分かるなぁ、女
>>続きを読む

欲望(1966年製作の映画)

3.7

ぜんっぜん意味が分からないし、ずっと退屈なのに飽きないっていう不思議感覚、笑。
主人公(名前トマスっていうのさっき知った)の言動が予測不能すぎて、次の瞬間怒るのか、笑うのか、走るのか、振り向くのか、全
>>続きを読む

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.9

前編の方が好きだけど面白い。
後編は特に必要のない繋がりが増えた気がする。あと、展開が多くて急。前編のギラギラ感が薄れて、後編はモヤっとしてる感じがした。

までもそんなちょっとした不満もボクシングシ
>>続きを読む

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.1

めちゃ面白くて最後までのめり込んで観てしまった。
繰り返し流れるニュース、自殺防止サークル、汚い街、爆発事件、すぐヤる。重くて暗い新宿(日本)の数年後。
そんな荒野の真ん中で生まれる男の友情にあつくな
>>続きを読む

アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

1.0

心の底からクソつまらない20分だった。

終始「はぁ?」って感じ。
一刻も早く終わって欲しいと思った。

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.0

映画として公開できてることが奇跡のような、非常にキツい90分。
と言いつつ私にとってはたったの90分。明日からはまたいつも通りESやら説明会やらに追われる日々が続くんだけど、彼らは4年以上も死と隣り合
>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.3

ボロ泣き。トイストーリー3に続き、リーアンクリッチにはめちゃくちゃ泣かされる。
やっぱピクサーすげぇ。一生ファン。

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.8

倫理観どこいったシスターズの顔の造形美しすぎ。ずっと観てられた。
もっとアート寄りな作品かと思ってたけど、意外とリアル方面で驚き。カニバリズム描写もめちゃめちゃ少なくて驚き。

指食べるシーンのいかに
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

めっっっちゃいい。。。好き。。
水が人間に優しいシーンがあるだけでその映画好きになっちゃう。これはもう全編通してそうだから最高、大好き。冷たいはずなのに超ほんわかする。素敵すぎて何度かぼーっとしてしま
>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.7

全くあらすじを知らずタイトルの意味も考えず、白人警官が無罪な黒人を撃ったぐらいの情報で観たので最近の話かと思ったら、何と50年も前の話で驚き。そして今もなにも変わってないことに失望した。

法廷シーン
>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.8

ラララララより全然面白かった。
壮大なMVって感じ。
後半にかけて低俗と高雅、芸術って何だろうみたいなテーマにちょい踏み込んでってだんだん面白くなっていった感じ。ザックエフロンがいい人すぎて、この人主
>>続きを読む