もこさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

もこ

もこ

映画(595)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.9

面白かったーーーー!私はこの作品を劇場では見てないけど、多分あるシーンでみんなの心は一つになったに違いない。そう、シャーク……。あらすじには全く関係ないけど、モトゥヌイは末子相続なのかな?ぽいぽい〜イ>>続きを読む

処刑人II(2009年製作の映画)

3.6

前作から10年経ってるのかな?それでも相変わらずかっこよかった!膝に悪そうな銃撃シーンも最高、FBIの妖艶な美女も最高、パパも出てきて最高、デブの可哀想なチンピラも最高と、ぶっ飛んだ個性的なキャラクタ>>続きを読む

殺し(1962年製作の映画)

3.0

一つの殺人に対して複数の容疑者がアリバイを証言していくが、それは必ずしも真実ではなくて……。登場人物がクズというか君の悪い人たちばかりでイライラした。私は『暗殺の森』にもめちゃめちゃイライラしたし面白>>続きを読む

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

3.8

キューバの偉大なるミュージシャンたち、しかし『忘れ去られた存在』である彼らの再びの栄光。どういう経緯で彼らとセッションしようとしたのかあっさりライが説明してるけど、今よりも人探しが大変だったろう時代で>>続きを読む

妹の恋人(1993年製作の映画)

3.7

ジョニデの天使みたいな演技が超絶可愛い。まさにピュアの体現者。現在のボロボロのビジュアルが嘘のようだよ……。

お兄ちゃんが妹を過剰に心配する気持ちも、そんなお兄ちゃんの気持ちに辛くなる妹の気持ちもわ
>>続きを読む

花戦さ(2017年製作の映画)

3.2

野村萬斎の演技はすごい。顔面の表情筋をあんなに巧みに動かせられる人はそういないし、もう動かしすぎて野村萬斎がコロッケにしか見えないときもあった。悪口じゃないよ。それくらい野村さん演じる専攻の表情が豊か>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.5

面白かった!凶悪患者を収監している精神病棟があるだけの島を舞台にした、まあよくあるサスペンス物でオチも何となく予想できるけど、それでもハラハラして観れたし、ディカプリオの演技は鬼気迫るものがあった。音>>続きを読む

怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.4

見方によって善と悪は違ってくる。意地悪なおばあちゃんも頼りないお父さんもそれぞれ事情を抱えていて、コナーの知らないところで苦しんでいる(かもしれない)。だから人を恨んだり憎んだりすることはすごい自分勝>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.7

レストランで試行錯誤していたオシャレで色鮮やかな料理も美味しそうだったけど、息子のために作った朝食とかキューバサンドもめっちゃめちゃ美味しそうで、見てるだけでお腹が空いてきた。軽快なラテン音楽もカラッ>>続きを読む

ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

3.5

ホドロフスキー!理解できない!でも面白い!後半の洪水のシーン水も時間もたっぷり使っていて凄かった。なんて豪快なんだ。ルドルフおじいちゃんの登場シーンはとっても少ないけど、ダルメシアンにキャビアとワイン>>続きを読む

暗殺の森(1970年製作の映画)

3.5

え……めちゃんこむずいんですけど……言ってること何も理解できなかったんですけど……。ということで内容は意味わかんなかったのでとにかく主人公のマルチェロがムカつく、いけ好かない奴だった、という感想しか出>>続きを読む

皆さま、ごきげんよう(2015年製作の映画)

3.5

何となくそんな予感はしてたけど、予告にあるおじいちゃんとホームレスが団結して権力に対抗する!みたいな映画では全くなかった。様々な人々の様々な生活が断片的に、ぶつ切りにシーンに現れて意味がわからないまま>>続きを読む

歴史は女で作られる(1956年製作の映画)

2.9

かつて国を股にかけ権力者たちを魅了してきた女性が語る自身の半生。このローラ・モンテスという女性はどうやら実在したみたいで、ウィキって見るだけでもかなり浮世離れした人生を歩んでいる。これを映画化したら絶>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.7

ポーラみたいに、「家族だから」という言葉で生活を縛られている人は意外と多いだろう。特に家族の中で唯一耳が聞こえるポーラは家の内と外とを繋ぐ生活の要であるし、彼女がいなければ成り立たない部分もあるのに、>>続きを読む

何かが道をやってくる(1983年製作の映画)

3.1

人の心の弱いところを突く、嫌な悪魔。大人たちの心の闇にうまく取り入って人々を無茶苦茶にしようと企む悪魔に立ち向かう少年+パパのすったもんだのダークファンタジー。特に面白いところも怖いところも無かったけ>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

殆ど、というか多分100パーセント黒人しか出ない映画。美しい。
私全然気づかなかったんだけど、町山さんによると、この作品は映像を加工し青色を人工的に加えてあるらしい。全然気づかなかった。だから皆すごい
>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.8

オープニングは、優しい兄と無邪気な弟とのやり取りで癒される。お兄ちゃん大好きな弟と、そんな弟の面倒をよく見ている兄。一見穏やかだが、そんな二人のやり取りに和むシーンの中でも貧困がしっかり描かれていて、>>続きを読む

プリシラ(1994年製作の映画)

3.8

会話は下品だけど後味は爽やかなロードムービー。クイーンのショーは煌びやかで毒っぽくていい。上手いのか下手なのか微妙なダンスを、美しい身体を惜しげもなく晒して踊る、これだけで観ていて楽しいし曲も有名でノ>>続きを読む

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.5

ちょっと細すぎるオードリーのファッションがすごく良かった。痩せすぎだからこそ似合うウエストの締まったドレス、襟の詰まったブラウス、華奢な腕を覆う袖の装飾……本当に素敵。美しい。パーティーのシーンなんか>>続きを読む

ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)

3.2

魔王ジャレスの股間が気になって仕方なかった!あれはファンサービスなのか?人形に力を入れすぎたが故の魔王の衣装がずば抜けてちゃっちくなり、それが股間の強調に繋がったのだと思う。それくらい人形たちのクオリ>>続きを読む

ラストエンペラー/オリジナル全長版(1987年製作の映画)

3.7

清朝最後の皇帝であり悲劇の人・溥儀の人生を追った大作。伝統的な中国様式の建物や豪華絢爛な衣装だけでなく、溥儀の怒涛の人生や戦争によっておかしくなる周囲の人々の混乱と悲しみも描かれていて、3時間を超える>>続きを読む

カイト/KITE(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

事前に評価を見ていたので期待値が低かったのか、思っていたよりは全然良かった。けどアクションというよりもどうやって人を殺して行くか?の方向に舵を切っているかのような殺害方法の数々は観ていてとても……痛い>>続きを読む

父を探して(2013年製作の映画)

3.6

可愛くデフォルメされた絵柄の登場人物たちが新鮮。出稼ぎに出かけたお父さんを探す少年の運命が描かれているけど、そこで少年は暴力や貧困や搾取を見て大人になっていく。でもこの「成長」の表現がまさに映像作品に>>続きを読む

REDリターンズ(2013年製作の映画)

3.2

ヘレン・ミレンの車内からの銃撃シーンかっこよすぎて痺れたしジョン・マルコヴィッチ演じる相変わらずのマーヴィンおじいちゃんの天然キチ(キュート属性)が炸裂していたしサイコ博士怖すぎだし、とにかく人が山ほ>>続きを読む

天国に行けないパパ(1990年製作の映画)

3.8

慎重すぎる刑事が自分が余命少ない奇病だと勘違いして、残される息子のために殉職して多額の保険金を貰おう!と自ら危険な任務に励むというよくあるストーリー……でも、寿命が残り少ないと勘違いした刑事の形振り構>>続きを読む

追憶と、踊りながら(2014年製作の映画)

3.5

切ねえ……切ねえよお……。異国の地でひとりぼっちってどんな気持ちなんだろう、想像したくない。寂しいもの同士で寄り添えあえればいいけど、文化も言葉も今まで生きてきた時間も違いすぎる二人がそう簡単に分かり>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.6

愛の物語ってそういことか……!確かに、これはただの感動ストーリーではないなぁ。泣き所も微妙だし。でも、実際難病の家族を介護する時ってこれ以上に過酷だよな。自分の子供が病気ならともかく、旦那って元を辿れ>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

観てる最中、パートナーがいるだけで人はこんなにドヤれるのかとか、自分の墓を自分で拵えなきゃいけない独り身はやっぱ辛いとか、リーダー狡いなとか、色々考えていたんですけど、ラストシーンを見た瞬間「馬鹿なの>>続きを読む

深夜食堂(2015年製作の映画)

3.5

「めしや」の雰囲気とそこに集うお客さんたちの悲喜こもごも、人生には悲しいことも辛いこともあるけどそれでも捨てたものじゃないところもあると思わせてくれるし、運命とは何て残酷なんだとも思わせられる。毎回毎>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

私は今敏が好きなので、もう今敏であるだけで3.0は絶対に保証されているという軟弱な精神の持ち主なんですけど、でもでも今敏作品ってまじでどれも面白いよね?
それはいいとして、今作の『パプリカ』は原作の方
>>続きを読む

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.6

新しい家を探すことは結構大変だ。それが、年老いた夫婦が40年も住み慣れたアパートを離れて一からやっていこうというのだから、どうしても夫婦間でやる気に差が出るし、面倒くさくて投げやりになることもある。お>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.7

私はこの映画を見る前、主人公は自分の中の倫理観と戦いながら他人の不幸で飯を食っていくのかなーと思ったら、全然違った。彼は最初っから他人の不幸を糧にのし上がることに全く抵抗を感じていない、生粋のヤバイ奴>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.9

「戦争」を悍ましく描いている傑作はたくさんあるけれど、「この世界の片隅に」は穏やかな日常を乱す圧倒的な暴力としてまっすぐ「戦争」と向き合っているように感じた。戦争は一市民であるすずさんの日常に絡んで流>>続きを読む

息子のまなざし(2002年製作の映画)

3.7

すごく静かだった。音楽は無し、会話も特に多くなく、映画の中の多くは寡黙なオリヴィエの表情の機微や肉体で占められている。手持ちカメラのように人物にかなり寄ったカメラワークや長回しじゃないけれど途切れない>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.5

面白かった。ルーニー・マーラ扮するリスベットが可愛いし強いし捉えどころないしで本当に魅力的。でも今作のダニエル・クレイグはちょっと体鍛えてるおっさん、というだけの印象で
、かっこいいんだけどなんか気持
>>続きを読む