askQさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.2

これは期待をはるかに上回るおもしろさだった。現代にヒトラーがタイムスリップしたら…というお話なんだけど、ドキュメンタリーとフィクションが絶妙に織り混ざってて、どこからが事実なのかわからない怖さ。
最初
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あの頃エッフェル塔の下で(2015年製作の映画)

2.8

最初スパイ容疑で送検されたとこからモノローグが始まるのはよかった。「意外にミステリー?!」とワクワクしたんだけど、そっからほぼ1つの恋愛のお話が始まる。

主人公が好きになった相手が高嶺の花的存在で、
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

最初見た時は高校生で、おもしろさがサッパリわからず、ただ単純に「音楽がかっこいいオシャレ映画」という印象だった。
そこから多分2〜3回見たけど、今回が一番楽しめた気がする。
今改めて見ると、会話のテン
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

4.0

地獄でバンド組んだりかつての友人と再会したり、こんな地獄なら楽しそう!笑
音楽が向井秀徳で、邪悪なかんじのギターがかっちょいい。「天国」名作!
そして、ほぼ再現不可能なHコード。力を合わせてジャラ〜〜
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(2017年製作の映画)

3.8

音声ガイドという職業をこの映画で初めて知った。
ただ情景を克明に伝えるのではなく、いかにその映画に寄り添えるか。まずガイド側がその物語を深く理解し反芻し、余白であったり情動であったりを読み取るか、そし
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.4

恐竜たちが大暴れするシーンは迫力満点!
しかし、あんな大惨事があったのに懲りずにまたパークをオープンするなんて、人間のクズ具合は変わんないなぁ。

人間の勝手で作られ、人間によって滅ぼされてく「見世物
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.0

ただただハーレイクインがかわいい映画。実はジョーカーを診てた元医者だったとは。
DCコミックスってことで期待してたら、やっぱり出てきてくれたバットマン。

悪党たちに仲間意識が芽生えたり人情劇が垣間見
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.5

大好きなトーキングヘッズやレインコーツのハッピーな音楽にテンションあがった!
思春期に、こんなフリーダムな大人たちがそばにいてくれたら最高やろな。
特に、グレタ・ガーウィグ扮するアビー(赤い髪とパンク
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

すごい。自分の固定観念が見事崩壊した。
それを知った瞬間、「あぁ、そういうことか!」と、感動と驚きとせつなさがブワッッと押し寄せた。
宇宙、時間、不条理といった、大好きなキーワードが全部盛り込まれてる
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.6

料理人の話だけど、これって会社とおんなじやん!と妙に共感しながら観た。

ブラッドリークーパー扮する天才料理人アダム。料理の腕前は一級だけど、協調性はゼロ。自分のレストランにミシュランやタイムズが来た
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.6

「乗り越えられないんだ。辛すぎて」というセリフが限りなくリアル。
どん底の主人公が最後立ち直るって話はよくあるけど、人ってそんなにすぐ変われない。「あ、ちょっとマシになったかも」と思っても、また悲しみ
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.6

ゴーストバスターズが帰ってきた!ロゴマークもテーマ曲も、マシュマロモンスターも健在でうれしい。
今回は女性4人が主役で、全体的にカラフルでかわいかった〜。事務所の中華なインテリアとかバスターズの作業服
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.8

なんだこれは!!
「魔法少女ユキコ」に憧れる病気の少女。彼女の願いを叶えたい父親。偶然父親と出会った女。精神科医のその夫。豪邸とトカゲの部屋。服役していた元教師。それぞれの過去や背景に「?」がいっぱい
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

4.2

涙腺決壊。原作でもアホほど泣いたけど、映像化したらさらにヤバかった。

1日生き延びる代わりに、自分の大切なものをひとつひとつ消していく。失ったものと引き換えに、彼はたくさんのものを世界から受け取った
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

5.0

今年観た中で暫定1位!気持ちが大きく揺さぶられたほんとに素敵な映画。
好きな映画って、始まり方でなんとなく「あ、この映画好きかも」とピンと来るんだけど、この映画はまさにそうだった。

高校で開催される
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.6

濃密な夜の闇、ムンとした夏の湿度、虫の声と緑の匂い、埃の混ざった柔らかい光、タバコの煙。その世界にどっぷりハマり込んだリアルすぎる236分。映画見終わったあと、何の当てもなくむしょうに夜の散歩がしたく>>続きを読む

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.0

自意識過剰で青春こじらせ気味の主人公ネイディーンがかわいすぎた!
思春期独特の、「自分は特別」感。この感覚はなんかわかる。勝手にセンチメンタルになったり天にも昇るハイテンションになったり、自分もこんな
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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.6

音楽がすごくいいな〜と思ったら、ブライアン・イーノだった。淡々と冷ややかでせつないかんじが、映画のほろ苦さと絶妙にマッチしてた。あとでジワジワ来る映画。
映画オタクの男子たち、というのがツボ。昔の名作
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キアヌ(2016年製作の映画)

3.5

猫好きはマストの一本。子猫のキアヌが超絶可愛い。
心優しい一般人の2人が、可愛がっていた子猫を盗まれたことから、ギャングの抗争や薬の闇取引に巻き込まれ・・・という話。
普段はジョージ・マイケルが好きな
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.6

カメラに向かってデッドプールが話しかけたり、どこかメタ的な手法が使われてておもしろかった!

とにかく笑えるシーン満載で、自分で手を切断したあとに赤ちゃんみたいな手が生えてきたところや、人体実験後の変
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

T2観に行く前のおさらいで久々鑑賞。
どうしようもないヤツらのどうしようもない日常。青春と呼ぶには程遠く、こんな友情は絶対イヤだと心底思った(笑)

この映画で印象的なのは、ドラッグによる幻覚の恐ろし
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素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

3.6

最高の旅立ちをお手伝いします、それも最期の。。。
もうこのブラックな設定だけで、藤子不二雄Aや星新一、世にも奇妙な物語が好きな自分はとびきりワクワクしてしまう。
かなり深刻なテーマを扱っているものの、
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.5

こういう怪獣映画、待ってました♡
もう、人間は殺され要員でしかないという救いようのなさ。コングが最高最強にかっこいい。ヘリで人間たちが髑髏島に上陸したときの歓迎っぷりにシビれた!

やっぱり人間が自然
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.2

たった1週間しかなかった昭和64年。
そこにずっと取り残された人たちの群像劇。
前後編一気に見終わったあとの脳みその疲労感がすごかった。。。
事件そのものよりも、それを取り巻く県警キャリア組、刑事部V
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ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

傑作。SFとしてのストーリー構成、美しすぎる映像、すべてにおいて好き!

遺伝子至上主義の近未来。生まれ落ちたその瞬間に身体や精神疾患のリスク、寿命までもが分析され、職業や人生そのものが決定づけられる
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ファンボーイズ(2008年製作の映画)

4.0

この映画大好き!!スターウォーズを愛する男たちのドタバタロードムービー。

スターウォーズエピソード1公開まで6カ月。余命宣告された友人のために、ルーカススタジオにあるフィルムを盗み出す!

スターウ
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

音楽が最っ高にいい仕事をしている映画。コントラバスの音をグニャッと歪ませたような…ジリジリ来る重低音が恐ろしすぎた。

「ボーダーライン」というタイトル通り、正義って本当に脆くて危うい。誰かにとっての
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

ゾクゾクした。せつない!!今すぐ踊り出したくなる映画。
カラフルポップな極彩色と音楽。「ロシュフォールの恋人たち」を初めて観たときのような高揚感。
渋滞の中でのカメラ長回しのシーンは圧巻の一言。映画史
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

リアルゾンビ映画は怖いけど、これはほんとに笑って楽しめた!
ショーンとエドの、腐れ縁なかよしコンビがとにかくいい。
ゾンビが襲ってきた時、「ストーンローゼズ投げていい?」と2人でレコード盤選びながら投
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.0

さすが、大好きなクリストファー・ノーラン監督。そしてクリスチャン・ベール!
最高にスリリングな騙し合い!!

しかしどれだけ報復合戦やるんやと、マジシャン2人の執念に呆れつつも、それが彼らのプロ根性な
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.8

やっとこさ見た。いやはや伏線回収が鮮やかで見事!まんまと一杯食わされた。
してやったりのラスト、かっちょいい!!
モノローグは語り手の主観になるから余計にカイザー・ソゼという存在がミステリアスで際立っ
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.5

ポストトゥルースが叫ばれる今だからこそ余計に、真実を伝えなきゃと戦う記者たちの姿にシビれた。

今更ながら驚いたのが、欧米では教会が絶大な力を持ってるってこと。
無宗教というとアイデンティティーを問わ
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.2

「生きている限り、最善を尽くします。」
おじいちゃんのこの言葉に、自分の人生は自分で操縦しなきゃと改めて考えさせられた。

庭には大事にコツコツ育てられた野菜や果物がわんさか実っていて、あちこちに設置
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タンジェリン(2015年製作の映画)

3.5

目まぐるしくカメラアングルが変わって、昼間〜夜までの空と街がひたすらにカラフル!
クリスマスの1日、登場人物たちそれぞれのストーリーが交錯して、次に一体何が起こるのか、最初っから最後まで目が離せなかっ
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わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

3.7

人生のどん底に陥った女性が、アメリカ西部を縦断するPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)の1600キロを歩く、実話に基づくロードムービー。
「自分と会う」と言うよりも「自分を許す」旅だったんじゃな
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ルーム(2015年製作の映画)

3.8

とにかく幸せになってほしいと願わずにはいられないラスト。脱出して終わりじゃなく、その後が現実的に描かれているのがよかった。

7年間監禁されている女性ジョイと、監禁中に出産したその子どもジャック。冒頭
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