なーさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

4.5

ちょっと前に鑑賞

多分柄本明の演技を知る人の多くは彼の内面や子供たちとの関係に興味があると思うんです
僕もそのうちの一人
今作はそんな人たちにとっても堪らない一作

柄本明の演技は執念とも言うべき思
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ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.5

手練れの窃盗団の大切な仲間が一人に裏切られ殺されたから、殺された男の娘を交えてやり返そうぜ、っていうゴキゲンなお話

ミニミニってなんのことって思えばそういうことね
ミニ・クーパーいいですよねー
カラ
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.2

自堕落な生活を送り、生きながらに死んでいるような一人の女が一つの恋で自分に革命を起こす

ブルージーな音楽が掠れた色合いの下町とよく合う
みんなどうしようもない人たち
勝てなかったけど、一勝に全てを懸
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.7

ちょっとまえに鑑賞

暗っっ
サスペンスアクション作品であり、タイトル通り正義のボーダーラインを問う作品
とても好きなテーマです

孤独なアレハンドロの腹の中で唸り暴れる狼
その源となった人たちと温か
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.5

割と出オチ的な作品かなー
設定が面白いんだけど段々気になる部分が増えてきて物語が進むにつれてつまらなくなっていった印象

個人的にはいびきをかいてしまうので(とても直したい)、この世界では寝てる間にぶ
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ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

3.5

とても興味深い作品だった

ヒッチコックは高校の頃から好きで、そんなにたくさん観ているわけではないけど時々まだ観てない作品に手をつけている
今年だと北北西に進路を取れとロープかな

彼の作品に対する自
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

まずこの作品がここまで流行っている理由がとても分かった
ざっくり言うと
・世界的にMCUや便乗であるDCEUのフィーバーが根強く、ジョーカーというアイコンに対する関心が高まりやすい
・日本では昨今増税
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

たしかに彼女は二度決断した


あー切ない
ラストシーンは涙が溢れました

少しずつ壊される彼女の心が自分の中にも入ってきて苦しかった
不条理な悪に対する行き場のない思い
人間を人間たらしめる"社会"
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.5

やっぱりフィンチャーすきだなぁ

事件のあらましを知らずに鑑賞
テンポ感の良さ、フィンチャーらしい冷たさとどこか整った映像様式がとても好みなのですが、今作も少し感じ取れました
ポンポン進むから3時間の
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.5

ウォール街版スカーフェイスって感じかな
ちょっと違うか

エンタメとして観れば結構面白い
マネーセックスドラッグ
贅を尽くし金に狂う体験が出来る
特に中身がある話ではない笑

マーゴットロビーほんっと
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.0

エロ・グロ・狂気の乱れ打ち!

些細な出来事をキッカケに転げ落ちるように侵され、飲み込まれていく男
でんでん演じる村田の狂気とカリスマ性が圧巻
緩急と不条理が根源のカリスマ性はまじで大なり小なり生きて
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

相変わらずめちゃめちゃだなあ笑
1で原子間の距離を変えて大きさを変えるっつってんに原子サイズになるって言い出したとこから、あっこの人たちルール守る気ない笑、ってわかってたけど2では拍車がかかってるなー
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

-

冷静にサカールでの時間長くて笑った
段々地球とアスガルドまでだった世界観にガーディアンから出てきた宇宙の星々がビシビシ加わってきて面白い
当初トラディショナルな雰囲気を魅力に推すシリーズだと思ってたら
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.2

勉強したばっかだし精神疾患に関する映画をなんとなく観たいと思ってて自分なぜこれ選んだ
ビューティフルマインドは観たことあるからカッコーの巣の上でいっとけよっていう

いきなり逸れました

宮崎あおいの
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

4.2

素晴らしいの一言に尽きる

脚本、構成の秀逸さたるや
もちろん演技も
キャシー・ベイツのドタバタなコミカルさや味のある人間性を絶妙に表現する演技力には唸るばかり
90年代序盤に作られた映画で、その中の
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アンジェラ(2005年製作の映画)

3.2

根は良いけど嘘つきなダメ男の元に本物の天使が遣わされ自分自身を見つめることを手伝い、彼に未来を作る
サクッと要約するとなんともチープな設定
その実テーマはシンプルで、ある意味ドラえもんみたいな作品
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.0

観終わった率直な感想は、酷いな笑

映像はめっちゃカッコいい
空間が歪んで入り乱れる戦闘
終盤の時間が逆流するシーンとかも◎◎

反面脚本は悲惨笑
ドクターがチカラをつける過程が弱いからあまりに未熟な
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

-

国連に下るのはキャプテンだと思ってた
まさか逆とは

たしかに夢のあるアベンジャーズVSアベンジャーズ
戦う理由に関してのやりとりは鬱陶しかったけど苦味のある展開はこれまでの作品とカラーが違って良き

アントマン(2015年製作の映画)

3.5

コメディー色が強くてツッコミどころもいっぱいありながら面白かった

ライフセーバー食べたくなっちゃった

デカいアリほちょっと気持ち悪いなぁ
デカいトーマスも厳しいなあ

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.0

投稿は前後しつつ実は順番に観てます

これ結構面白かったなぁ
ガーディアンと真逆でめちゃめちゃ地球というか人間が舞台
アクションも相変わらず派手に見せてくれるけどガンアクションとかも多くて、そこは好み
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前情報全くなしに観たからタイトルから抱いたイメージと違う展開が新鮮だった
結果、それは良い方に転がったかな

ここまで観てきたMCUシリーズと違って地球では無く宇宙が舞台だからよりSF色が強まってて、
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50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

4.2

夏が終わる前に観て正解。

少年二人を画面の中で見守っているような、距離感の近い不思議な作品。
痛くてダサいんだけどなんだかホッとする悪ガキたちに出会えてよかった。
音楽の使い方が好きー。
色んなジャ
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.5

アイアンマンの価値が高まる反面トニー・スタークは自らにぶつかり苦しみなんだか人間らしくなるのが面白い

以上 笑

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.5

ロキの小物感が好きで、最後はかっこよかったから尚好き

下っ端兵たちの小物感も好き

ソー・シリーズの物理法則がどうのこうのとか言う割にそこかしこ適当なとこも好き

ナタリー・ポートマンも好き
キーラ
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.0

ティム・バートンはもちろん知ってるけどチャーリー以外観たこと無かった
ものすっごいどうでもいいんですけど出演するのコリン・ファースだと思ってたらコリン・ファレルでした
時々間違える

原作の子象の耳が
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

タランティーノ作品を観るときはいつもワクワク
今回も安定のタラちゃんっぷりでした

長々しい会話劇は好き嫌いが分かれそうだけど自分はとっても好き
個性豊かなキャラクターに大げさなしゃべり口調、ウィット
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0


クソみたいな教会の闇を暴こうと奮闘した記者たちを描いた作品

日本人にはなかなか実感しづらい教会という社会に根付くシステム
人は何か絶対的な物を信じたいし、その絶対的な物というのは真に"絶対"なので
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.0

野心に溢れた二人が憎しみの連鎖の果てにたどり着く衝撃の結末

主役二人の好演
アンジャーはただ可哀想だなー
妻を殺された恨みを抱えるのは当たり前だし、ぶっちゃけボーデンも指失うくらいイーブンには十分だ
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.5

うわああぁぁぁぁあ
すごく良かった!!

頭の良くない自分にとって裁判での駆け引きの部分は頭をキリキリさせながら観てなんとか6割くらいの理解って感じでしたが、反論の部分は本当に感動した!!
"国を変え
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

4.0

淡い青春と終わりの物語
刹那的な作品

90年代のオールドファッション感
鮮やかで安っぽいネオン、ポップコーンの香り、雨が降った時の土の匂い
もう帰ってこないあの夏

男はちょっと危険なくらいがカッコ
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.0

投稿は前後してるけど順番に観てます



アメリカニズムビンビンの映画嫌いなんです
英雄主義的で、根本的に自分たちが正義だって盲信してる部分が腹立つ
そもそも世界観としてキャプテン・アメリカ自体が第二
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.0


終盤30分くらいずっとアクションだったのすごくないですか?
ど迫力映像
全然ダレないどころか盛り上がるし

ロキのぬぐいきれない小物感

これでフェーズ1が終わりなんですね
一区切りとしての今作
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.7

甦る不朽の名作

昔読んだんだけどなぁ
全く内容覚えてなかった笑

予告編を観た時は今!?って思ったけど観てみればそう悪くない

遺体発見時の真上からのアングルはなんだったんだろう笑

多分緩急をつけ
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.0

コツコツマーベルを観る夏

浅野忠信出てたんだ
知らなんだ

マーベル作品といえば凝ったギミックということでなるべく間を空けずどんどん観ようとしているのですが、早速アイアンマン2からのニューメキシコで
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.7

結局チワワちゃんが何者だったのかは掴みきれないんながら、彼女を中心に19〜22歳くらいの高校生とはまた違う、最後の青春の苦味を噛みしめる若者たちが良く表現されてた

ダンスのシーンや、浅野忠信との素っ
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

素晴らしいサイコスリラー作品

現実と虚構の交差
何が真実か分からず全てを疑わせるカオスっぷり
未麻りんの心の崩壊をオチとすると思いきやきっちりサスペンスに落とし込まれた時は驚いた
単にレイプや出血の
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