なーさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

エイリアン2(1986年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

聞いていた通りぜんっぜん一作目と違う毛色のアクションスリラー

安心させて置いての最終決戦のくだりは1と同じ
リプリーがより勇ましくてかっこよかった!

ニュートの親指グーがベストシーン

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

この作品を鬱映画と評するのは違うと思う
不器用だけど素朴で優しいセルマ、ミュージカルが大好きで目が見えない分音を頼りに空想のミュージカルを開いちゃうセルマ、弱さを見せずどんなに苦しくても前向きに人に頼
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猿の惑星(1968年製作の映画)

4.0

当時としては斬新な世界観と人類への痛烈な批判を共存させた傑作

SFの金字塔的な作品の一つと呼ばれるこの作品
60年代では革新的だったのかな?
世界観に関してはたしかに新しいと思うけど、正直現代を生き
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.0

最近はSF映画の金字塔と称される古典を少しずつ攻めてみてる次第です

まず様式美に惹かれっぱなし
リドリー・スコットってブレードランナーも作ってる人なんですね...
少し系統が違うけどどちらもとても好
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

4.0

マジックを武器とする正義のイリュージョンエンターテイメント

二作目にありがちな、一度は新たなライバルに打ち負かされる主人公たちが最後は大勝利を収める安心安全な展開
このシリーズはマジックでのワクワク
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.0

実話ベースの警察版スカーフェイス


最後の諸星の壊れた姿はほんとにゾッとした
彼は本来愚直で正義感に溢れた青年だったのに目の前にぶら下がった甘い蜜に絡め取られちゃったんだね
スカーフェイスとはちょっ
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.5

制御不能な怪物になった男が大暴れするし、適役はお決まりの力に溺れた男だし、ハルクはヒロインにメロメロなんだね〜

最近とてもアクションづいてる
DCやマーベル作品を見始め、面白さを模索している状態です
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シャークパニックもの(見りゃ分かる笑)

一つのシチュエーションに限定するのではなく色々展開して楽しませてくれた
安心タイムでの軽妙な掛け合いはスリリングタイムとの緊張と緩和を演出したかったのかな?
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.5

クレイジーなヴィランたちが暴れまくるアクション

悪党たちをギリギリのところで支配していがみ合いながら戦いに臨むのはとても愉快
ヒーロー物だけどがっつり銃撃戦もあって特殊能力との融合が見られた
ハーレ
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透明人間(2018年製作の映画)

3.5

見終わって数日経って、ぼんやり考えても透明人間が何を表しているか定めることはできなかった

でも彼の周囲に認識されない孤独や、正体の良く分からなかった散歩中の理解者や、それでも彼の周囲の人(赤ん坊)へ
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.0

マジッククライムエンターテイメント作品

序盤からテンポよくびっくりするようなマジックの応酬でずっとワクワク
メンタリストが一番都合良く使えるんですね笑
グランドイリュージョンより、原題のNOW YO
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

紳士×最新テクノロジースパイエンターテイメント

この作品の魅力は派手でかっこいい近未来スパイグッズを駆使した独特なアクション
、色彩鮮やかでオールドファッションと現在の融合したキャラクターや映像、笑
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイ発のカンニングスリラー

リンとバンクは貧しい家庭環境と地頭の良さを持ちつつ努力も重ねてきた人間
パットとグレイスは恵まれた家庭(ついでに容姿もいい笑)だけど頭は悪く怠惰笑
天才二人が華麗に不正を
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アドレナリン(2006年製作の映画)

3.0

ジェイソン様による強制ハイテンションノンストップアクションムービー

品がない!笑
暴言暴力暴走の嵐
アドレナリンを巡らせ、入手するためならなんでもしちゃう
俺は生きている!は爆笑
主人公の彼女のアホ
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.5

エンターテイメントかとおもったら社会派ドラマ

お金や経済に疎いため正直ほとんど内容を理解できず
ただ人の強欲さや物事の本質を見抜こうとするより願望ばかりに目を当てようとしていう点は面白かった

魍魎の匣(2007年製作の映画)

2.5

戦後の日本を舞台に少女のバラバラ死体事件と怪しい新興宗教と謎の医療研究所の交差するミステリー

えぐいシーンが多いと聞いて観てみることに
少女の所謂だるまと呼ばれる痛々しい姿はたしかに見られた
ただそ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

PC画面のみで映像を構成するアイデアに満ちたサスペンス

率直にとても面白かった

親が子を完全に理解することは無理だし、人の心にはいつも偽善と傲慢と無知が潜んでいるから大して仲良くない子を気遣うフリ
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娼年(2018年製作の映画)

3.5

母の死をきっかけに空っぽの心を抱えた青年が娼夫として働き女性を知るうちに解放されていく物語

リョウくんと対比される、女性を男性的で身勝手な目線でしか捉えないキャラクターがシンヤくんしかおらず、どちら
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

アメリカスケート史上最大のスキャンダルを皮肉とユーモアを混ぜて描いた作品

序盤から観ていて苦しかった。というのもトーニャの苦しい生い立ちの元凶である母親のどうしようもなさが、これでもかとばかりに強烈
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高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

2.5

なんで観たんだろう
いや、リリージェームズが出てるからなんだけど
元の作品をちゃんと読もうと思えるキッカケにはなったかな

パターソン(2016年製作の映画)

4.2

質素で、穏やかで、辛抱強く、素直で、勇敢で、思慮深く、静かな青年が妻を愛し繰り返される退屈だがちょっとずつ違って時々中くらいの事件も起こる日々を優しく美しく描いた作品

飽き性な僕はバスの運転手なんて
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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.0

車社会のLA(てかアメリカはそうだけど)で事故をポイントに差別と人間模様を描いた群像劇
ざっくり一言で言えば"人間"というものが広く映し出されてた映画であると思う

前半は様々な観点から様々な人種同士
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ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)

3.5

凡人の復讐の果て

大切なひとを殺された
だからその相手に報復を

両親が殺され人生が狂い、特に強いわけでもお金があるわけでもなくホームレスとして光のない目を世界に向け生きてた青年が仇の元に向かった
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サバイバー(2015年製作の映画)

1.5

ひつまぶし
にもならないクオリティ

バイオハザードで驚異的な強さを誇るアリスを演じるミラ・ジョヴォヴィッチが頭は切れるけど強いわけじゃない外交官を演じている
アクションが新しいわけでもなければ、観て
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.5

人々のチューリップへの異常な熱と同じくして燃え焦がれた若い二人の禁断の恋の物語
ソフィアの抑圧された姿から溢れる美しさに目を奪われっぱなしであった

盲目的に破滅していく姿は真っ直ぐながら愚かしくもあ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

保守的な母親に反発し都会に憧れる田舎の女子高生

国は違えど学校生活に友達関係や部活、そして恋と色々な経験をしていくレディバードの姿に過去の自分を回想してしまう
悩みもがきぶつかり失敗して一生に一度し
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

粗野で大食漢だが気は優しい黒人差別的なイタリア系と知性的で上品だが気難しく内向的な黒人ピアニストの交流と差別的な社会を描いた実話に基づく物語
最強のふたりに近い

喧嘩したり助け合ったりを通して二人の
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フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

3.0

前半の四つ巴の追跡劇とかもうちょっと上手くやればもっと面白くなったんじゃないかなぁ

普通だった

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

言い表すのが難し過ぎる
最大の魅力である世界観は全く損なわれていなかったし、むしろ映像技術の進歩を活用してより美しく昇華していた

今作の一つの特徴はプログラム(AI?)がキャラクターとして存在してい
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.0

大人のおとぎ話

ミュージカル要素多い
王子さまは若く気移りしやすい若者
人間に恋し人間になろうとする女の子の無垢さと酒やタバコを覚える姿のスレ方が観ていてなんとも愉快だった
80年代を意識した音楽と
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フューリー(2014年製作の映画)

4.0

真正面から戦争の凄惨さ・狂気を描いた作品

正義ってなんだ
正常ってなんだ
正解はあるのか

ハリウッドはこういう戦争作品を多く生み出しているがこいつもそう悪くない
むしろアメリカイズムが強調されてな
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メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.5

ジェイソン・アクション
このシリーズ結構好き

アクション映画は台詞回しがどうも好きになれず幻滅することがないのですが、この作品は余計なことは全然言わないから良い

用意周到にスマートな暗殺を行う完璧
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.5

静かで美しい作品
"間"をしっかりとりつつ決してダレない細かく計算された演出

小さな港町での兄の死をキッカケに重い過去を背負った弟と兄の息子を中心に起こる変化が描かれている
頼れる大切な人を失うと当
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