トンボのメガネさんの映画レビュー・感想・評価

トンボのメガネ

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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

最初にこの作品を観終わった時、何が起こったのか理解できず 茫然としてしまった。

ボーっと現実に戻れないまま映画館を後にし、街を歩いていたら、急に涙が込み上げてきた。

すれ違う人達に二度見され、ハッ
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

4.2

面白かった!!

今までフルCGアニメは比較的苦手でしたが、これはかなり見応えがあった。特に不気味な妖怪達のリアルさとアクションシーンは圧巻!

GANTZは原作をチラ見しかしておらず、ほぼ初見でした
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


公開当時に観た時は説明不足な印象があり、ところどころ面白いシーンはあるけれど、総体的には中途半端な作品に感じていました。

10年以上経ち 久しぶりに観ると、当時は見えなかった景色が浮かび上がってき
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.8

観た後の憂鬱さはハンパないが、語らずには居られなくなる映画だった。

猟奇的殺人事件を起こす人間を生み出す家庭とは、そこら辺にゴロゴロしているありふれた家庭と紙一重なんだなと感じさせられた。

自分の
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.5

最初に見た時の年齢が、恋愛期ど真ん中だった所為もあるとは思うけど、二人のやり取りがリアルに感じて痺れたんだよなぁ。

たぶん、ずっと好きな映画だと思う。

後に、四半世紀にまたがり、三部作へと成長して
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るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

3.0

主役が霞むキャスティング

藤原竜也の怪演を見れただけで満足。
凄すぎ、、

江口洋介が、ど突かれてグラついてるだけなのにカッコよくてビビった。
凄すぎ、、

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.8

真のグローバルな才能とは、大島渚のような監督のことを言うのかもしれないな…と見終わった後に率先に感じた。

なんだか、色々凄かった。
戦時中の日本の異常性を客観的に描きつつ、狂気に満ちた集団の中にある
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.0

とにかく好き!

久しぶりにアメリカらしいエンターテイメントを見た!という満足感につつまれた。

私は字幕版をdvdで借りて見ました。
楽しかったなぁ…

愛すべきキャラクター達のやりとりをずっと
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

3.5

※他ブログからの移転の為、投稿日にズレがあります。

感想の前に個人的な好みではありますが、高畑勲さんの本当の名作は『じゃりン子チエ』なんじゃないかなぁと思っています。

著作権の問題でもあるのか?も
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作ファンでアニメは見てません。

正直な感想は、良い所もあれば微妙な所もあったので、テンション的には相殺されて、無の境地で劇場を出たという感じだった。

冒頭、リョータと兄の1on1の映像を見た時に
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SPACE ADVENTURE コブラ(1982年製作の映画)

5.0

最近、リバイバルしてたのかぁ、、、
見逃したぁ、、

子供の頃に見て、強烈に脳裏に焼き付いてる映画。

バック・トゥ・ザ・フューチャーと似た感覚でパーフェクトと思える大好きな作品。

コブラの世界観、
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海街diary(2015年製作の映画)

3.3

なんども見たくなる映画

難しい感想はひとまず横に置いて…
BGMのように何度見ても嫌じゃない とても綺麗な映画でした。
みんなそれぞれ想いがあり、表情があり、ひとつひとつが押し付けがましくなく、程よ
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第七の封印(1956年製作の映画)

5.0

強烈なインパクト

パーフェクトな作品てこーゆうことかと…
独特の世界観の中にドスッと芯の通った哲学があり、非常に見応えがあった。

各シーンの背景を含む全ての演出に拘りと繊細な意図を感じ、ワクワ
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

※他ブログからの移行の為、投稿日にズレがあります。

本日テレビにて初鑑賞。
CMなしで集中して見ないと真価は測れない作品とは思うが、役所広司が素晴らしかったのでレビュー

割と序盤に広瀬すずを庇って
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソン監督の作品を観たのはこれで3作目ですが…
『グランド・ブダペスト・ホテル』
『ファンタスティック Mr.FOX』
『犬ヶ島』
これらの三作品の中では、ファンタスティックMr.FO
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.1

映画館でみたかった。

荒廃した近未来の世界観はお馴染みの マッドマックスシリーズ。
内容がなくアクションしか見所がないとの感想もチラホラ見かけますが…

確かにストーリーは、多くを語らず 映像から
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

なぜこんなに泣けるかなぁ

中だるみもあるし、陳腐な表現が鼻に付く所も数々あるのに…なぜか愛おしい気持ちになるんだなぁ

古い物へのリスペクトと共に失われていく哀愁を感じつつも、新しさに満ち溢れた作品
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

『ララランド』も本作も、映画関係者が見ると よりグッと来る作品なんじゃないかな?と思った。

現場の空気感が物凄くリアルに伝わってきて、両方とも等身大で ある意味嘘がない。
映画にかかったコストは天と
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.3

LOOKはいいが…
とにかく長い。

途中からあまりの長さにうんざりしてしまった。最近似たような感想の映画があったな… あぁ、犬ヶ島だ。

ビジュアルはいい。
新しいアニメーションの世界観も納得。
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.9

ひとつ言えることは、この作品は絶対に映画館で見なくてはいけない。
家のテレビや、ましてスマホで鑑賞するのは見たとは言えない作品だ。

ファーストマンを観て感じたことは、自分はチャゼルの作る作品が好きな
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.4

※他ブログからの移転の為、投稿日にズレがあります。

声も含めて全てが意味のある演出。

昨日の金曜ロードショーで3回目の鑑賞になるが、1〜2回目を経てようやく辿り着いた感想は謎を解き終えたような気持
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

長編musicPVのように感じた。

新海誠の作品の多くに感じることなんだけど、音楽単体でも充分に魂に響く楽曲にのせてフワッとなぞって描いている印象。

その手法で描かれている作品は、いつも切なさと言
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

2.9

小説で読んでみたい題材だった。

なぜそう思ったかと言うと… 表現したい題材は割と明確にあるけれど、アニメとしての表現にオリジナリティがなく、稚拙な印象を受けた。
アニメーターとしての拘りや個性があれ
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.0

※他ブログからの移行

先日TVで見た後に言いようのないモヤモヤに襲われた。
リアルな内容過ぎるからなのか…
逆に偽善的で嘘くさいからなのか…
多くのレビューを読み、この作品に対する高評価への違和感が
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突入せよ!「あさま山荘」事件(2002年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
警察内部の独特な空気感がビシビシ伝わってきた。浅間山荘事件から50年近くが経った今、警察組織はどのくらい変化を遂げたのだろう?

この映画の中で表現されていた欠点が、未だに色濃く残ってい
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

是枝作品の鑑賞はこれで6作品目になる。
「誰も知らない」の子供たちの自然な演技と救いようのないドキュメンタリータッチの映像が印象的だった。
そして、TVで下記の4作品を見た。
「そして父になる」
「海
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

金ローで録画していたものを漸く鑑賞。
ジブリ作品の中では地味な印象だった為、テレビで放送していても、いつもちゃんと見ていなかった。
しかし今回は途中から涙腺が崩壊し、ラストには号泣していた。

子供の
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

女性の愚かさと美しさが詰まった作品。

永作博美があまり得意ではなかったので、ずっと敬遠していた作品だったが、TVで放送をしていたので、流し見ていた。気がつくと作業の手を止め、ひき込まれるように魅入っ
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.5

2016年版を見た時のような衝撃はなかったけれど、やはり凄い作品だと改めて実感した。

初見で本作を観ていたらどんな感想になっていたかは、もはや想像ができない。
それだけ前作のインパクトは凄まじかった
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どんな風に作りたかったのかは何となく分かる。しかし、それを描き切れていないのが残念。

もっとも大切な役のキャスティングのミスは痛い。 松たか子は美しい、けれど… 女性からも恋心を抱かれるような美しさ
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クルードさんちのはじめての冒険(2013年製作の映画)

4.2

素晴らしかった!

隠れた名作と言うレベルじゃない。
アナと雪の女王より全然面白いじゃないか!! こんな凄い作品が隠れてしまう事実を目の当たりにしてしまうと、アカデミーも配給枠を押さえたもん勝ちの単
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

作品の構想は凄くいい。
サスペンスが解けて、ストーリーが転回し始めた時にワクワクする意外性があった。
しかし、ネタバレしてからの微妙なズレ?と言うかテンポの悪さが気になった。

ドイツ人の父親が空襲
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

子供の頃に初めてこの作品を観た時の衝撃は、マイケル・J・フォックスが好きなだけでは得られない何かがあった。

何度見ても楽しめて、いつまでも色褪せない…エンタメとしてはもはやモンスター級。
大人になっ
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.6

銀魂なら気楽に鑑賞出来るかと思いきや… 伊東鴨太郎を演じる三浦春馬を見るのは、まだちょっとキツかった。

かつての人気アニメ実写化のトラウマを乗り越えて参戦しただけのことはあり、1人だけ別格の芝居をし
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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

2.8

三浦春馬の追悼の意味を込めてAmazon primeでようやく鑑賞に至った。
真価を問うには劇場で見る必要がある作品だと感じたので、評価のスコアは少し多めにつけている。

率直な感想を言えば、それなり
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劇場(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

松岡茉優と山崎賢人のリアルなダメカップルぶりに思わず最後までじっくり鑑賞してしまった。
付き合っちゃいけない二人の典型過ぎて、早く別れて欲しいと願う友達の気分で見守ってしまったのかもしれない。

集団
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