にまみれもさんの映画レビュー・感想・評価 - 42ページ目

にまみれも

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猫とカナリヤ(1927年製作の映画)

3.5

2回目)2021/08/22
無声映画とは思えない、コミカルなホラー。
むしろ、字幕が色々なデザインフォントや効果とかついてて、なんか活動コミックをみているみたい。

おっとりとどこか抜けてるポール
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知られぬ人(1927年製作の映画)

3.8

2回目鑑賞
腕を持たない男を演じるチェイニー。
最初に観た作品は「天罰」で、足のない男を演じる姿に驚天したが、今作は腕のない男を見事に演じてて、やはり仰天。

途中、「腕を忘れかけてる」とコジョが笑っ
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希望の樹(1976年製作の映画)

-

泥を投げつけられ、不貞を責められても、凛としたマリタは美しかった。

古い時代と新しい時代の境目、民族の背景とか分かったら、もっと深く観られたのかなぁ?と思いつつの鑑賞でした。

(1949年製作の映画)

3.8

劇場の中での時間経過と、鑑賞側の時間経過が同じ作りという。

だから、当然試合部分も美味しいシーンだけ切り取ったりせず、最初から最後まできっちりと映される。
しかも、その試合にだれた部分は一切なく、こ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.8

最初は「ルーム」の亜種版かと思ったけど、ちょっと違った。

こちらはうまく家族を再生できたお話だけど、誘拐犯が作っていた熊のキャラクターが、なんとも言えない味わいで、なんか凄く気になってくる…。

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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.3

とてもいい作品でした。
色々なキャラを視点にした見せ方も、「ああ、そういう考え方だったんだ」と共感できて良かった。

特に、ヴィア、障害者の姉の立場もしっかりと書かれてたのが素晴らしい!
(結構、障害
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.5

凄い、凄い!!!
「本当にディズニー映画⁇」
「あ、確かにディズニー映画!!!」
を何回も繰り返してしまったことか!

特に、プリンセスたちの扱いに、別のキャラがしれっと混ざってる辺りも爆笑。

そし
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グリンチ(2018年製作の映画)

3.3

悪くはないんだけど、画面は綺麗なんだけど!

見事なまでに、後に残らなさすぎる作品だった…。
言いたい事は分かるんだけど!
多分、クリスマスキャロルのオマージュみたいなものだろうけど!!!

「なんか
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緑色の髪の少年(1948年製作の映画)

-

結局、最後まで「どうして、緑の髪に?」の理由が分からなかった。

けど、戦争孤児達が言ってた「唯一無二の存在なら、言葉を聞き入れてもらえる」が理由っぽいかな…?

とは言え、当時は異端の存在は受け入れ
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十字砲火(1947年製作の映画)

3.7

最初はピンとこなかったけど、段々と殺人理由が見えてくると、納得いく。
特に、署長の「祖父が似た理由で殺された」と説明する辺りは深い。

人種差別が理由の殺人に、こんなにも昔から、移民国家のアメリカの良
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パリの恋人(1957年製作の映画)

3.7

カラフルで、ファッション雑誌が舞台なだけにセンスも抜群!!!

けど、配役が実に残念…としか言いようがない。
個人的には「アステア」を推すなら相手にはジンジャーを、「オードリー」を推すならジーン・ケリ
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祈り(1967年製作の映画)

-

映像と言葉が美しい。

キリスト教とイスラム教の争いが、静かなトーンで語られる。

港の日本娘(1933年製作の映画)

3.8

神保町シアターで、生演奏を聴きながら。

見事なまでに、セットとかに日本っ気がなくておしゃれな世界だった!
当時の観客は多分、ちょっと背伸びをしたがる女子学生とかかなぁ?

三角関係のもつれだけど、変
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将軍暁に死す(1936年製作の映画)

-

上海を舞台にした話。
中国のオリエンタリズムを堪能できる。

けど、どのジャンルに属してるのか、それが分かりにくいだけに、中途半端感が拭えない…。

特に、西洋人がアジア人になろうとする、特殊メイクは
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モスクワへの密使(1943年製作の映画)

-

アメリカが、ソ連推しの映画を作っていた事に衝撃。
この時は、まだお互い「相手を利用してやろう」とか考えてたって事なのかな?
なんとなく答え合わせを観ている気分だった。

ただ、この映画そのものが、今の
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モルグ街の殺人(1932年製作の映画)

-

科学がまだキワモノ扱いされていた、とよく分かる作品。
日本だと「衛生博覧会」と似た認識かな?

ミラクル博士が何を目指してたのかは分からないけど、今で言うDNAをミックスさせたキメラ作成なのかな?
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.0

勇気ある、一人の愛すべきおバカさん。

そんな言葉が浮かんでしまった。
しかし、考えてみたら、私達が当たり前に使っている衛生用品も、高価なものだったらなかなか広まらないよねぇ。
例えば、2018年時点
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かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―(2018年製作の映画)

3.7

いい話でした。
特に、家族の関係について、考えるきっかけになった出来事から先は、涙無しにはみられませんでした!
國村さんの演技も、とてもいい!

回想シーンも、とても効果的に使われてて、臭さを感じなか
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裸の島(1960年製作の映画)

-

毎日水を汲みに行かないといけない、過酷な日常の中に挟まれる、秋祭りやお正月の風景、町の風景が僅かな彩りを添える。

ラストの泣き喚いても、それでも昨日と同じ事を淡々と繰り返さなければいけないという事に
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Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~(2017年製作の映画)

3.7

知らなかった!
今、よく知られているクリスマスのイメージは、クリスマスキャロルから始まったなんて!

しかも、クリスマスツリーもドイツから来たものを王室が始めた事で、流行になってたなんて!

ひょっと
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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.5

悪くはないけど、見事に響かなかった。

「ルイスと不思議の時計」もそうだったけど、こちらもセットは豪華だけど、好都合主義すぎて、「なんか違う」感が凄くて…。

そもそも、「くるみ割り人形」って、こんな
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

最初はグロ系かと思って観るつもりはなかったけど、「ど根性カエル系」と聞いて。

確かにど根性カエル。
観てるうちに、ヴェノムが可愛くなってくる不思議。
とは言え、ストーリーは勢いがあるから観られるもの
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.0

オリジナルはバッドエンドだったけど、こちらはまた違った終わり方。

最初はリメイク?と思ったけと、また違う展開もあり、ほとんど別作品だった。
だけど、オリジナルの良さを残しつつ、人間ドラマがさらに付加
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.0

ダンブルドア先生が教えてて、魔法省の魔法使いたちに「先生はいい人だよ」と言ってた、誰かを思い出すブルネットヘアの男の子は、ひょっとして、ハリーポッターの父親かなぁ?と、ニヤニヤ。

河童が出てたとき、
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

4.0

久々に圧倒された。
そして、生命の倫理感についても、色々と考えこんでしまった。
私も同じシーンに出会って、しかも可能性を差し出されたら、間違いなく同じ狂気に陥ってもおかしくない。

同列に語ってはいけ
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