けーすけ109さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.5

オッドタクシーの魅力を凝縮
小戸川のその後とそれから
さすれば視界の前の全てが覆る


本線は登場人物に取材形式で
あの時の話を聞くスタイル
駆け足だが淀みなく蘇るあの時のトキメキ


"一度終了した
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.0

「喪失」と「再生」の物語
海に繋がる残された足跡
あの時の映像、残された記憶


まなとすみれは大学で出会った
サークルの新歓に馴染めない中
すみれがまなを助けた所から交流が始まる
互いに弱点を補い合
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ゾッキ(2021年製作の映画)

3.0

ショートムービーの掛け合わせ
繋がっていないようですれ違う
「お姉ちゃんの話」
が皮肉にまみれて尊い

とんび(2022年製作の映画)

4.0

家族という切っても切れない関係性
順風満帆だった生活から一転、突然の事故
直面する非現実。逃げるように酒に溺れる。
しかしながらそれでも息子は成長して行く。
現実を受け入れなければならない。
そしてそ
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アクセル・フォール(2021年製作の映画)

2.0

目が覚めたら箱の中
少女が一人エレベーターに閉じ込められている
制御不能な上下運動
急降下と急上昇を不規則に繰り返す


なぜ少女はその場所にいたのか
少女の幼少期の秘密とは
少女はその箱から脱出する
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

3.0

世紀末救世主伝説が
現代に舞い降りたらどうなる
終末と週末の駆け引きと混沌
異種総合格闘技と真の英雄を決める戦い
カッペイの戦いはいつまで続くのか


ただ何となく重い映画は見たくは無い
出来れば完全
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

等身大のリアルダークヒーロー
夜の帳と静けさの中で闇を駆け抜ける
リドラーの仕掛ける問いと
それが導き出す答えの意味


終始空気は重く暗く張り詰めてせわしない
騙し合い化かしあう戦略と作戦
舞台は終
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余命10年(2022年製作の映画)

4.0

残された余命は10年
きっとそれが覆る事は無いだろう
"生きる意味って何だろう?"


臓器の大病を患ってしまった"まつり"
運動禁止、塩分控えめ
薬と酸素は常に携帯
長く持って10年の命と宣告される
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グッバイ、ドン・グリーズ!(2022年製作の映画)

4.0

偶発的に訪れた
トンネルの向こう側を目指すひと夏の旅路
表向きの目的は一つでも
それぞれが秘める裏のテーマ
あの時の冒険は確かに体が覚えている


ロウマとトトは幼馴染
クラスの中ではどこか浮いていて
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

"映画"って何だろう
大きなスクリーンで行われる答え合わせ
一つの作品はみんなの力で出来ている


名プロデューサーのポンポさん
その下でアシスタントとして働くジーン
ひょんな事からジーンが映画監督を
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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.0

ソウシリーズ最新作
オールリセットの冠名
新章の幕開け


今回は全て警察周りのお話
主人公
ゲームの参加者
それぞれがみな警察の関係者


ストーリーに重きを置いているため
肝心のゲームは疎かになり
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.0

"かいじゅう"が倒れたその後の物語
誰がどうやってそれを処分するのか
決断の時は刻一刻と迫り来る

ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

その町は犯罪なんて起きた事がない
小さな小島の小さな集落
新たな産業である"黒無花果"を柱として
これから先の復興を目指し頑張っている
そんな守られた絶対空間に唐突に歪みが生じる
「ノイズ」は排除しな
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

4.0

「私が犯人です」
時効を迎えていた15年前の連続絞殺事件
犯人が自ら犯人と名乗り出る


当時の事件にはいくつかの法則性がある
一、犯人は単独犯である
二、犯人は絞殺に執着がある
三、絞殺する際に必ず
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

3.0

"ラクーンシティ"へようこそ
街の変貌と終末のカウントダウン
田舎町に何かが起きている


実写処女作がオリジナル要素が
強めだったのに対して
今回はナンバリングタイトルを意識している
"ラクーンシテ
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100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

5.0

はからずともワニの何でもない
毎日をツイートで見てきた
よくある日常の一場面を通知する日々
 

そんな決して派手ではないよくある日常が
唐突に去りゆく時が来る
それでも時間は過ぎていく
何が起ころう
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

"スパイダーマンはこうあるべき"
一つの導き出した答えと
ホームシリーズ最終章の幕引き
らしさ爆発弾け飛ぶ
良いものは良い。
ただそれだけだ。


ピーターパーカーが蜘蛛男である事が
周知された所から
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

5.0

呪術高専シーズン零
乙骨憂太の何某と里香との物語
物語のはじまりの丁度一年前のあの日の出来事


虎杖らが入学する一年前
真希と棘とパンダの代の名前だけしか
出ていなかった人物"乙骨憂太"の物語
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あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

4.0

劇場版"あなたの番です"
ドラマからの延長戦とパラレルワールド
「もしも交換殺人ゲームが
行われていなかったらどうなっていた?」


物語の本線はキウンクエ引越から
2年後の船上パーテ
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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.5

重度の潔癖症の男
視線恐怖症の女
日常生活もままならないそれぞれ
相交ぬ二人の化学反応
"それは全部虫のせいだ"


生きることを諦めている男
死ぬ事を受け入れている女
謎の男の手ほどきで二人は出会う
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アイアムアヒーロー はじまりの日(2016年製作の映画)

3.0

世界の終わりの始まり
パンデミックの前日譚
看護師である小田つぐみ視点でのお話


唐突に起きた異変と
その渦中に巻き込まれた人達
只々パニックになっている様を体感し感じよ

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.0

改革には少なからず痛みを伴う
しかしながら現状に甘んじていては成長出来ない
面白いと思う方向に進めば良い
利用出来るなら利用すれば良い


出版業会を取り巻く不景気と業界事情の闇
出版社の中で対立しな
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.0

放課後の下駄箱の前
告白と瞬間の胸騒ぎ
若かったあの頃
教師になった今


物語は学生生活の回想場面から始まる
放課後の靴箱の前
女性から男性へ告白している
そしてすぐに場面は現在へと切り替わる
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

5.0

只のないものねだりに見えるかもしれない
親の悪戯に見えるかもしれない
それでもバトンは繋がっていく
意思とは無関係にバトンは繋がっていく


物語は2人の視点を中心に描かれる
優子(永野芽郁)は高校生
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.5

目が覚めたら箱の中
性別年齢職業は様々で
何故ここにいるのかわからない
無数のトラップを潜り抜け出口を目指す


リメイク元を見たばかりなので
意気揚々とどんな仕掛けをして来るのか
と意気込んでは見た
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

砂の惑星で起こる権力争い
この惑星を制する国が世界を統治する
国と権力と平和と自由を求めて
争いは起こり続ける


主人公は一国の王子
天の一声で王子が所属する国が
砂の惑星デューンを統治する事になる
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神在月のこども(2021年製作の映画)

5.0

少女は走る
母親の面影を脳裏に残しつつも
各地で馳走を集め出雲へと向かう
黒き塊と過去の因縁を振り切り
最後まで走り抜け


カンナは走る事に対してトラウマを抱えている
小さい時に母親と共に駆け抜けた
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.5

厄災がもたらした傷跡と
何かしらを失って生き残った人たち
生活保護制度の是非と現実
「健康で文化的な最低限度の生活」とは何なのか


舞台は宮城県仙台市の震災直後の町
避難所で待機する利根泰久(佐藤健
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

-

一人の少年が命を落とした
同級生による犯行であったが
最終的に裁判になり判定は無罪
加害者は罪に問われる事が無くなった


現行の少年法における問題提起
加害者の視点
被害者の視点
法的に裁かれる事は
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空白(2021年製作の映画)

4.0

怒りと喪失と後悔
惨劇と攻撃と報道
無像の事実と現実の事実が交差し時間は進む


娘が万引き未遂をした
逃げた先に待っていたのは
交通事故による自身の死であった


万引きをされた側のスーパーの店長
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

4.0

ホテルの利用者は皆、仮面を被っている
束の間の休息を味わう者もいれば
特別な時間をすごす者もいる


東野圭吾原作のシリーズ一作目
連続殺人事件の次の犯行予告場所は
ホテルコルテシアだった


警部補
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

4.0

舞台は年の瀬のハイグレードホテル
カウントダウンイベントで仮面舞踏会が開催
そんな会場の中で殺人犯が紛れ込んでいる
新田を始めとする警察は潜入捜査を試みる


木村拓哉×長澤まさみ
警察とホテルマンの
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劇場版 HUNTER×HUNTER The LAST MISSION(2013年製作の映画)

2.5

ネテロ会長の過去
影の存在
キメラアント前くらいかなと思ったけど
パリストンは存在した。


前作の様な胸熱キャラの登場はあまり無い
進行が型にハマりすぎていて抑揚に欠けたが
最期のバトルはあの時を思
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

4.5

漫画家の夫婦とかけまして
不倫と解きます
その心はどちらも
先に走る事となるでしょう。


黒木華×柄本佑
漫画家夫婦の2人
最近夫の様子が何かおかしいことに気付く妻


ある日それを妻が目撃した
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告白(2010年製作の映画)

4.5

舞台は中学校
日常のホームルームでの風景
担任教師は淡々と告白する
「この中に娘を殺した犯人がいます」


愛娘を失った教師
命の重さとは何かを皆に問いかける
粛々と執行される教師からの解答


新学
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