ニトーさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ熱狂している、というわけではありませんが、リアルタイムで追い続けたシリーズということでやはり感慨もひとしおでございます。


「アベンジャーズ」は今やかつての(って書くと怒られそうですけど
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シャザム!(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

フレディくんどこかで観たことあると思ったら「It」で喘息持ちのエディくんを演じていたザッカリーくんだったんですね。2年でだいぶ成長してますね、彼。

シャザム状態ではやけにノリノリなのにビリーの状態だ
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.7

試写会にて。

まさかのグロホラー(スプラッターってほどではないかも)でちょっと面食らった。

いやね、やけに女性のしかも十代の観客が多くてびっくりしたんですけど、明らかにターゲット層が違うのでは。
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バースデー・ワンダーランド(2019年製作の映画)

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原恵一が色彩について特に気にかけていることは、2,3年前の下北沢トリウッドで上映された「カラフル」トークイベントのときに話していたことからもなんとなくわかっていたのですが、今回の「バースデー・ワンダー>>続きを読む

暗黒街のふたり(1973年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「暗黒街のふたり」

えー傑作でしょう、これ。

描かれるものがあまりにも現代的テーマ性を帯びていて(少なくとも今の日本では)、ちょっと怖くなる。

本編中だけで言えば「罪を犯した者への出所後の社会(
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阿吽(2018年製作の映画)

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20XX年。

都内大手電力会社に勤める男は ある晩会社にかかってきた電話をとる。

電話口からは「ひとごろし」という声がした。 幻聴か、現実か。 神経衰弱に陥った男の日常が徐々に揺らぎ始める。 救い
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バイス(2018年製作の映画)

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アダム・マッケイの監督作で言えば「俺たちニュースキャスター」シリーズが有名なのでしょうが、私の場合は「アザーガイズ」と「マネーショート」くらいしか観たことがないのですけれど、彼の監督作だけを追っていけ>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

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なんだろう、この感じ。「フェリスは~」を観て以来、どうにもジョン・ヒューズという監督に対してモヤモヤするものを感じる。

この映画に限ってみれば、各キャラクターが関係性を変容させハッピーエンドに結び付
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アリスのままで(2014年製作の映画)

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認知症の身内がいるとあまり笑いごとではないんですけど、まあやさしい映画である。

どことなくドキュメンタリーっぽいのは、たぶん人物に寄り添っているからなのかも。登場人物のだれもがよき人であろうと努める
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

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「カッコーの巣の上で」のボー・ゴールドマンが脚本ってことで、普通に良い映画でしたぞ。音楽もトーマス・ニューマンでしっとりしつつそこまでダウナーでもなく底から上げるような曲があって。

14年に亡くなっ
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

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ある意味で因果応報といえるのでしょうが・・・たとえばこれがタベルニエのあとも何人もこのエレベーターに呑み込まれるというか、地獄少女的なというか、そういう法則みたいなものがあればそれはそれでまた異なった>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

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ロビー活動は予見すること

敵の動きを予測し 対策を考えること

勝者は敵の一歩先を読んで計画し――――敵が切り札を使った後 自分の札を出す

敵の不意を突くこと

自分が突かれてはいけない

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バンブルビー(2018年製作の映画)

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期待しすぎた。期待しすぎていた。

トランスフォーマーというコンテンツに対する愛憎入り混じる感情が映画としての正当な評価(偉そうですが)を邪魔していることは否めないとはいえ。
あとトレーラーの音楽が良
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レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

GXのテーマと5Dsのラスボスのネタががが。

なんとなく前作に比べて全然宣伝されてない気がする。だからといってこの傑作には傷一つつけることはできないのですが。

しかしあまりにも宣伝されていないので
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

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事実を下地にしつつもフィクショナルな要素もふんだんに取り入れている本作は、はっきり言ってシリアス一辺倒だった(というか真面目か!とツッコミたくなる)「デトロイト」や狙いすぎているきらいのある「ゲット・>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

IMAX3Dで観るとブリー・ラーソンの顔面ドアップが色々な意味で迫力があって「俳優業の人も大変だなぁ」とどうでもいいことを思ったり。4Kって本当にタレント(この呼び方嫌いなんですが)殺しな気が。

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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

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やはりアニメーション映画であるのですからアニメーションについて書かねばなりませぬでしょう。とりわけ、ここまで革新的なことをしているアニメーションであればなおのこと。
これはほとんどアニメにおける「マト
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ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゾンビ×おくりびと×500日のサマー÷短編的空気感といった感じでしょうか。

これ今までのゾンビ映画で一番好きかもしれない。コメディ路線だけれど「ショーン~」よりも全然好きかな。てっきり「ゾンビーバー
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

傑作でした。どうしようもない。

パンフレットは情報薄いですが、麒麟の田村の寄稿は読んでいいと思います。ぶっちゃけ、私の書いたことをうまくまとめているので。

予算的にもセット組めないしロケ撮影なのだ
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

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原作は一巻分くらいしか読んでないので何とも言えませんが、大体は原作に沿った感じでしょうか。

にしても、なんつーか長大なプロローグでしたね。続編やるとしたら彼は実は生存していてノヴァに改造されて敵とし
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アクアマン(2018年製作の映画)

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すさまじい馬鹿映画でしたね。

いや、ほんとそんな感じ。以上。

ジェームズ・ワンだからなのか知らないけれど、めっちゃ場所移動する割にその過程とかは特に描かなかったりするのは「スカイ・ミッション」なん
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いやぁ、まさかこんなに面白い映画だとは思いませんでした。

ゲーム・オブ・ラブの亜種、というか反意的な意味合いすらもった邪流なのではないかと思うのですが、ともかく傑作でした。

愛を巡る物語かつ権力争
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裏窓(1954年製作の映画)

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この映画を前編通して観たの初めてだったんですけど、星新一の「殺し屋ですのよ」ってこの映画に出てくるステラの科白からそのまま持ってきてたんですね。丸パクリでビビりました。

さて、映画そのものに関して言
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スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

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テレビで初めて、事故的に観たときは途中からだったし、まだ小さいときだったからちゃんとした話は知らなかった。

ただ強烈にその場面のことは覚えていたし、何より観たときには心底恐ろしかった。今はもう、色々
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

劇場でパンフの販売がなかったのは「海底47m」くらいで、あれはまあ理由はわかるのですがシャマラン映画でなぜ?

それはともかく、相変わらず変なんだけど面白い映画を撮る人ではある。カメラワークも今回は特
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盆唄(2018年製作の映画)

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ユーロライブの試写会にて。

本作を手掛けた中江裕司監督についてはほぼ真っ白な知識。
会場に着くまで知らなかったんですが監督と映画評論家の松崎健夫氏とのトークショーがあって、そこでの質問でほぼ沖縄を題
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ジャッカルの日(1973年製作の映画)

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昨今のスパイ風アクション映画のような派手なアクションはないものの、原作者のリサーチに基づく緻密なスパイの描き方が素晴らしい。

誰かが言っていましたが、この映画は確かに「スパイだったらこうす」の完璧な
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

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BSテレ東の吹き替え版にて。
公開当初から気にはなっていたものの、公開館数がそこまで多くなかったので中々足を運ぶ機会に恵まれなかったんですが、本当にテレ東は地上波もBSもいい仕事してくれます。しかも吹
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

禁酒法時代を描いた映画では「アンタッチャブル」もかなり面白い映画(あっちにもデニーロ出てたっけ)ですが、こっちもこっちで面白い。



 さて、完全に初見とはいえその名前は聞いたことのある名作のうちの
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スタア誕生(1954年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・メイソンの寄る辺なさとか、入水自殺のシーンなんかはちょこっと「ガタカ」の水泳シーンを思い出したり。
要するに、物悲しいのだ。

ノーマンにとってのエスターはまさに太陽で、彼女がなければ彼は
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エド・ウッド(1994年製作の映画)

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なんていうか、やってることがリーブ版のスーパーマン並みに強引で涙しつつも笑える。要するに愛なんですよね、この映画。

一応、その名の通り史上最低の映画監督として名高いエド・ウッドの伝記映画ではあるんで
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


 監督が監督だけに動きがジブリっぽい。というか、まさにジブリのそれで、躍動のダイナミズムがそこかしこで見れて楽しいです。動きのダイナミズムといえば「ソング・オブ・ザ・シー」の魔女マカが肥大していくと
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

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このともすれば退屈にも受け取れそうな日常風景が、しかしどうしてここまで引き付けるのかと考えると、そこには関係性のエロスがあるのではないかと思うのです。結局、岸恵子や津島恵子が本人のポテンシャル以上に
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早春(1956年製作の映画)

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BSプレミアムで小津安二郎のデジタルリマスターが3日連続でやっていて、どれもまともに観たことがなかったので録画して見てて思ったのは、エロいんですよね。

以前、「秋刀魚の味」についてはちょろっと書い
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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クイーンは世代からやや離れているのですが、曲はまああらゆるメディアを完全に絶っているとかでなければ誰もが知っているわけで。

フレディに関してはおそらく、巷の人たちの理解とわたしの理解はほとんど相違
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山猫(1963年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

オリジナル版について。

栄枯盛衰。その枯れ始め衰え、老いていくところから始まる映画。
すごく侘しくてやるせない。
バートランカスター演じるファブリツィオはの佇まいはほんの少し、北野武映画におけるたけ
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