竜どんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ホワッツ・イン・ザ・シェッド(2019年製作の映画)

2.9

shed=小屋/納屋に吸血鬼(?)が逃げ込んで…というシチュエーションは面白いが、そこかしこにマヌケな演出が入るので、シリアスなのか笑かそうとしてるのか単にチープなのか判断に迷いますねコレ。導入で大元>>続きを読む

ウィッチサマー(2019年製作の映画)

3.0

家族関係に問題のあるヘタレな主人公。
ひと夏のバカンス舞台。
協力的な快活ヒロイン(あんまり可愛くないけど)。
入れ替わり系クリーチャー。
不穏な雰囲気の地下室。
B級ホラーに必要な要素が揃っていて正
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ビバリウム(2019年製作の映画)

2.6

カッコウの托卵、「ビバリウム」=鑑賞・飼育用ケージがキーワードであることを踏まえればメッセージは見えてくる。ある意味ワンシチュエーションが延々と続き世界観に広がりが無いことが重要な作品ではあるが、演出>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.8

イヤ面白い。こーゆー馬鹿で厨二病なノリ大好物death!ラドクリフさん相変わらず何やってんのw

FPSというかリアル版PUBGを地でいってるカンジ。
不謹慎かつ暴力・残虐性MAXの過激描写は観る人を
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

1995年当時エヴァを初めて観た時は衝撃でした。日本アニメのターニングポイントとまで言われる作風は全てが斬新で鮮烈だった。オタクに限らず女子高生から芸能人までエヴァエヴァエヴァ。第3次アニメ革命とも言>>続きを読む

名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

2.0

導入マコトが何を考えてるか分からない内は良かったのだが、伏線に無駄が無さ過ぎて、早い段階でラストが読めてしまう。全体としてもう少し観客に行間を読ませる要素があっても良かったのでは?ヒント出し過ぎ。
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

ヤクザという「個」に焦点を合わせた『すばらしき世界に対して、ヤクザの共に生きる者を含めた「家族」がメインテーマである本作。両作とも時代と共に変化した社会と衝突する主人公の物語だが、似ている様で切り口は>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

3.5

小生の本分は漫画・アニメオタクでアイドルオタクではありませんでしたが、熱中したモノがあり、そしてその仲間と過ごした時間は今なお忘れられない終生の宝物です。
毎日がお祭の様でキラキラとした一時からの卒業
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.2

当時世界を騒がした「聖戦(ジハド)」を掲げたテロリスト集団「IS(イスラム国)」による身代金目的の民間人誘拐。日本でも「自己責任」というワードが駆け巡り、テロリストとは交渉しないという日本も含めた国家>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

ヤクザという下駄を脱いだ時、世の中の流れに取り残された時、暴力の世界で強者だった主人公三上は「社会的弱者」に成り下がる。
「今度ばかりは堅気ぞ!」更正の意志は強く福祉の世話にもなりたくない気概もあるが
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バッド・ヘアー(2020年製作の映画)

3.0

「髪は女の命」と言いますが、黒人女性の縮毛に対するコンプレックスというのは日本男児の私には未知の領域でコンセプトとしては面白い。
ただ被害者達の殺戮方法が地味、クライマックスシーンもB級感が過ぎ、とも
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ダーリン(2019年製作の映画)

1.9

なんじゃこの映画。
設定そのものが謎。ダーリン親子(?)は人に牙をむく様な野生児然としてる割には、言葉は理解してるみたいだし、変に社会性もあるし、文明の利器(刃物や拳銃)も操っちゃう。ダーリンが看護師
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シンクロニック(2019年製作の映画)

3.1

ドラえもんの「タイムベルト」機能の様な時間遡行設定を上手く使って過去に取り残された親友の娘の救出を「ドラッグ」や「人種差別」現代にも残る諸問題を散りばめつつ描くSF佳作。
タイムトラベルの科学的考証は
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.0

一度踊ったことがあるだけのほぼ初対面の王子様と即結婚してしまう『シンデレラ』は怖い話だって言う主人公小春友人の感想ってなかなか真理だと思う。善良に見えても人間には必ず裏の顔があるもの。テンポ良く進む前>>続きを読む

樹海村(2021年製作の映画)

2.9

先行上映。
清水監督には『犬鳴村』で痛い目を見たので今作こそはと期待して観に行ってみたが、ウーン…同じ様な展開と感想。『犬鳴村』よりはお金かけてるし中盤まではJホラーっぽい不穏感は出ていたと思うのだが
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.0

女優の陰にスタントウーマンあり
近年ようやくその業績が評価される様になった銀幕界の隠れたヒロイン「スタントウーマン」達にスポットライトを当てた本作品。
彼女達の存在自体普段注視することがまず無かったの
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.1

ホラーサスペンス的な作品かと思ってたらフェミ映画だった。
女性の考えることはやはり良く分かりませんが、「異食症」なる異物を内に取り込み排出する行為によりストレスを発散する主人公ハンターの精神状態は共感
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燃えよデブゴン/TOKYO MISSION(2020年製作の映画)

3.0

ホントどーでもいいゆるゆるストーリーの80年代真っ盛り香港映画の香ばしさ漂う荒唐無稽で痛快無比なアクションコメディ。演じるは宇宙最強ドニー・イェン!正月はこんな作品の幕開けでイイんです。

日本人監督
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AWAKE(2019年製作の映画)

3.0

将棋や囲碁、チェス等盤上の格闘技題材の作品は数あれど、人間とAI(の開発者)の戦いという着想は独創的。
全体的に台詞が少なくアンチクライマックスな作りだが、無駄な要素は削ぎ落としてありテンポは良い。
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

2.8

原作・実写版とは全く違うテイストで彩られた作品。退廃的かつ生々しい性的な要素はばっさりカット。原作の設定のみを残した爽やか青春オリジナルストーリーとして観た方がいい。ジョゼのロリィな可愛さ(あたいって>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.8

年明け一発目元旦からゾンビ映画で↗↗↗。
『ゾンビ』+『マッドマックス怒デス』+『ワイルドスピード』。ゾンビ作品の続編は無秩序ディストピアと化した一作目の都市を舞台に生き残り人間との戦いを描くコトが多
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ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

3.0

予告編等はホーム・アローン的なサスペンスホラー。今宵はクリスマス歳上のお姉さんを猟奇的な元彼ストーカーから守る思春期少年の大活躍…を想像していたが、鑑賞客の予想の斜め上を行く急転直下の裏切り展開。何を>>続きを読む

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.8

天野千尋監督の映写室からトークという変わった特典付き上映。上映後記念撮影&ちょっとお話しさせて頂きました↗↗↗

面白いなー。最近の小劇場系邦画の中では頭ひとつ抜きん出てる。
15年程前世間を騒がした
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劇場版ポケットモンスター ココ(2020年製作の映画)

4.0

異種族間親子モノとして王道過ぎる程の王道展開だけど…泣けマス。森で赤子を拾い育てる人外親父✕ニンゲンとポケモンの狭間に揺れる息子の絆の物語。最近はお父さんにスポットを当てたアニメ作品に泣かされてばっか>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

2.8


派手で少々ダサい80年代描写やドタバタ感のある演出は良き時代のアメコミを思わせ嫌いではない。戦闘機強奪やスーパーマンばりに飛翔してしまうのもご愛嬌だ。
ただアクション要素は薄味。ダイアナが弱体化して
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

4.0

原作未読。キンコン西野には特に興味も無かったのだが、まぁ観に行ってみるか程度で鑑賞…の筈が、ボロボロ泣いてしまった(笑)。完成度高いです。

STUDIO4℃の描くおもちゃ箱をひっくり返した様なポップ
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脳天パラダイス(2019年製作の映画)

3.0

破天荒型ドラッグムービー。
山本政志だしいとうせいこうだしもっと理解不能なメチャクチャ作品を期待してたケド、思ったより物語があって中途半端にマトモな映画だったのが残念だったりしてw
いきなり少年が木の
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.8

待ちに待ったりフィンチャーの最新作。…が、彼特有の革新的な作りはあまり感じられない。
映画史上名作中の名作と謳われる『市民ケーン』。それ自体新聞王ハーストをモデルとした半伝記的映画であるが、その脚本家
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

2.9

緩やかで優しい世界観、非常に「らしい」子供から大人まで安心して観られるドラえもん品質。ゴチャゴチャしがちな時間遡行という題材をひみつ道具を絶妙に絡めて破綻なくまとめた展開はなかなかウマい。
…が、原作
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.0

イヤ面白い。いいね。
小黒がね、可愛いのよ。全編まんべんなく可愛い。ちょっとした仕草や表情、ムゲン様との絡み(ミノムシ小黒♡)が相当気を使って描かれているのが分かる。
テンポや「間」も非常に日本人好み
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ビューティフル ドリーマー(2020年製作の映画)

3.0

『うる星やつらビューティフルドリーマー(以下BD)』は当時ビデオテープが擦り切れる程繰り返し観た一本。画角や台詞のイントネーション、キャラクターの仕草まで一緒やんけ!と分かる人はテンション↗↗かもしれ>>続きを読む

シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

3.1

エドモン・ロスタン作100年以上も愛され続ける超有名戯曲の誕生譚。実は『シラノ〜』は舞台劇は勿論のこと数多ある映画化作品も未鑑賞。原案作品としてなら『愛しのロクサーヌ』観たくらいですかね。

作り自体
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.0

英国収容所に収監されたナチス兵バート・トラウトマンが敵国サッカーチームマンCの国民的英雄にまでなるという実在の物語。jazzyなBGM、脚色が入ってるのは前提の上でトラウトマンがウィットに富んだ好青年>>続きを読む

VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)

2.9

強烈なインパクトを残すポスター(何か『顔のない眼』を思い出しました)に惹かれて観たものの、メッセージ性が歪過ぎてカテゴライズが難しいです。コレ何映画ッスか?

モノクロの大阪街並、クラブ(トレペDJ)
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.4

序盤主人公っぽいキャラクター達が入れ代わり立ち代わり登場しては次々と死んでいくのが爽快(?)。この調子が最後まで続くトンデモ構成かと期待したが途中で主人公が固定してしまったのはある意味残念w
グロ要素
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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷(2020年製作の映画)

3.1

呪いお持ち帰りハリウッド版『呪怨』のそのまたリブート。
その「家」に足を踏み入れたが最後それだけで呪ってくる理不尽さは個人的には好み。ホラー映画の「死」に合理的な理由なぞ必要無いのである。
今は懐かし
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