オプティマスさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

万引き家族(2018年製作の映画)

4.6

是枝監督は変わった家族を描くのが好きなんだなと実感します。見る度に家族の定義とか価値観が変わっていくように思います。クライマックスの事情聴取シーンでは検察官(公)の家族の価値観を言われているような感覚>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.7

是枝監督の独特な家族像を描いたファミリームービー。ストーリー展開よりもキャラクターをじっくりじっくり映した人間ドラマであり、今までの作品同様素晴らしいと感じました。キャラクターの裏の感情を映像で映し出>>続きを読む

レインメーカー(1997年製作の映画)

4.8

マッドデイモン演じるルディは新米弁護士。弁護の地へ足を踏み入れ自分の正義を貫き、また正義とは何かを模索するような作品でした。新人弁護士ということで自分を強く見せようとし若気の至りにより、必要以上に踏み>>続きを読む

ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.5

敵商売相手でありながら、インターネットを通じお互いの素性を知らないまま惹かれあっていくラブロマンス作品。王道で大人のかわいい恋愛でこんな恋愛がしてみたいと思ってしまいます。
少しかわい過ぎますし所々オ
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ディープエンド・オブ・オーシャン(1999年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

3歳で誘拐された息子ベンと9年後に出会い、その家族の葛藤を描いた作品です。誘拐された原因とかそれを突き止めるようなサスペンスドラマ要素は殆どなく人間ドラマ重視です。奇跡的に再会を果たして家族の元に戻れ>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.9

ノワール調の作品はありそうでなかったギレルモ監督。どことなく薄暗くてかつ美しく、やはり異色なファンタジー感が特徴的でしたが、そこまで異世界っぽい雰囲気はなく、地に足がついたような作品でした。
人を騙し
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スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

3.3

ボチボチ楽しめた印象。何となくエクスマキナに似ていましたが、マッドサイエンティスト役にクリヘムは合わない気がしました。オスカーアイザックとかのほうがお似合いかと。
この刑務所の恐ろしい陰謀を知る的な感
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危険な遊び(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

危険な遊びはイライジャ・ウッドとマコーレ・カルキンのダブル主演であるサイコスリラーと言うべきでしょうか。オープニングをみて感動的な作品かと思ったら全然違いました。エスターっぽいのかなと思っているとただ>>続きを読む

マーサ、あるいはマーシー・メイ(2011年製作の映画)

4.3

サイコサスペンスドラマといった内容でした。現在と過去を行き来し、徐々にカルト的な印象が強くなっていきます。
画面が少しガサガサしているような映像で、マーサの感情を表しているかのようです。途中で銃の使い
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.6

何ともドラゴンボールらしい映画で、凄く楽しめました。詳しくないですが全編CGを活用しているような滑らかな動きをしていました。明らかにゲームみたいなCGではなく絵とCGを融合させていたのでしょうか?変だ>>続きを読む

チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム(2022年製作の映画)

2.0

ジュマンジのゲームルールをトーン暗くしたような感じです。友達との関係性はまぁまぁ良かった気がします。かといって素晴らしいものでもないし、好きになることもなかったです。
緊張感もありませんでした。呪いコ
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目指せメタルロード(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

特にメタル好きでもないし音楽にそそられることは無かったですが、友情ドラマは王道で普通に良かったと思います。転の部分で友情が1度壊れてから、またバンドを組んでさらに友情を深めていくような、どの青春ドラマ>>続きを読む

パーフェクション(2018年製作の映画)

3.8

この作品は3度始まるといいますか。イメージしていたストーリーをことごとく変えられるサイコスリラー映画です。
色んなタイプの気持ち悪さも兼ね備えています。緊張感もありますし常に次が気になる作品ですり
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タルーラ 彼女たちの事情(2016年製作の映画)

4.7

この作品の主人公はタルーラですが、本編の全体的な主人公は「女性」という大きな括りに分けられていると思いました。メインはタルーラですが他2人の女性にも焦点を当てています。それは世代にも分けられていました>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前回大尉だったマーヴェリックは今回は大佐として、上司として活躍します。しかし一方で同僚だったアイスマンは少将という地位を獲得していますが、マーヴェリックは大佐で留まっています。また大佐以前に教官として>>続きを読む

ペンギンが教えてくれたこと(2020年製作の映画)

4.4

タイ旅行に来た一家。塔に昇った母サムは建物の老朽化により下へ転倒してしまう。下半身不随になり生きる希望を見いだせない毎日。息子もも一緒に塔へ行った責任を感じています。すると怪我をした1匹のカササギと出>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.9

80年代の作品ですが1度も古いとは感じませんでした。なので映像はすごく綺麗です。所々よく分からなくなりましたが、映像から空の広大さ・飛行機のスケールの大きさが伝わります。ストーリーのプロットもお手本か>>続きを読む

シャッター(2008年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

最初は馬鹿にするような感覚で見たのですが、思った以上に悪くなかったです。ただ単にお化けが暴れるのではなく人間ストーリーがあって見応えがありました。人間の執着を主に映していまして、その執着が鬱陶しかった>>続きを読む

チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作の映画)

3.8

かなり小ネタ、オマージュ、パロディが多かったです。ディズニーはもちろん、他の会社の作品もカメオ出演。ジョークが多く、小馬鹿にした様子もあってとても面白かったです。映画好きであればあるほど楽しめると思い>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

バズラーマンの作品は今回で3作目。バズラーマンは好きじゃない監督なのにも関わらず現在興味のある監督のひとりとなっています。周りの評価がすごく良いからです。なので少しだけバズラーマン作品縛りをしてどんな>>続きを読む

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

バスラーマン監督作2作目の視聴になります。正直ムーラン・ルージュが好きじゃなかったのですが、アカデミー賞作品賞にノミネートされた作品でもあり評価も高めだったので、それが疑問点だった反面、逆に興味深い監>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

怪獣が出現してからカトクタイを創設。自衛隊との協力のもと数々の怪獣を撃退してきましたが次々と出現していき厄介者として扱っています。それと同時に人型の生命体ウルトラマンが現れるようになり…

私達が知っ
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.7

ワシントンハイツにて若い4人が夢に向かって葛藤する青春ミュージカル映画です。かなり映像も鮮やかで若い人の物語を綺麗に写しているような印象です。
主人公はウスナビですが他の3人も結構焦点を当てます。夢を
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.1

最近のダニエル・ラドクリフの作品の中でイメージ払拭にはかなり効果のあるバイオレンスアクションでした。
法すら触れたことがない冴えない男がスキズムという闇サイトの絡んでしまったせいでプレーヤーとして参加
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

4.5

想像していたのですが、予想が外れて、あまり違うトーンの作品でした。クライム要素があってかなり引き込まれました。

ミストレス・アメリカ(2015年製作の映画)

3.1

この作品は会話ベースで話がどんどん進みます。セリフがたくさん飛び交います。ずっと話しています。
カメラで表情を映して感情読み取るようなシーンは殆どなかった気がします。
ストーリー自体面白かったですし、
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

前作のオリエント急行殺人事件は前半30分弱くらいで殺人事件が起こります。好きだった部分は1人1人に焦点をしっかり当ててキャラの内面がハッキリ映していた所です。なんせ全員が犯人ですからね。
しかし今作は
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.1

アメフト部のポールはアスターに好意を抱いており、手紙を渡すことに。しかし口下手なポールは成績優秀なエリーに手紙を書いていただくたことになります。エリーは1回きりと言いますが、アスターのことを知る度に少>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.5

エドガーライト監督が特徴の映像と音楽の合わせ方はやはり良かったです。60年代ロンドンの音楽は私は分かりませんが、聞いてて何となく分かりますし劇中でも最初の描写で同級生にヘッドホンを取られ「古いな」とい>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

2.8

面白く笑える所もありましたが、特に緊張感もないですし、キャラクターを好きになることもなかったです。
そもそもブッチャーの目的が全く分からなくて、何をしたいのか、何を考えてるのかわかりませんでした。それ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から主人公キャリーに対して不気味な雰囲気が漂っていました。少しずつのその事件とキャリーの行動の謎を紐解いていくような作品です。最初は胸スカッとするのかなと個人的に思っていましたが、ラスト以外心地の>>続きを読む

ルーザーズ(2010年製作の映画)

2.3

冒頭で裏切りにあった特殊部隊ルーザーズ。もともとルーザーズっていう名前でなんでその名前かよく分からなかったですが、そこから闇を暴き這い上がっていくような。簡単に説明すると復讐劇です。特に内容も面白くな>>続きを読む

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.3

幽霊が見える女性イーディスはトーマスと恋に落ち結婚しますが、同時期にイーディスの父親が何者かに殺害されてしまいます。悲しみを抱えながらもトーマスの姉と3人で奇妙な屋敷に住むこととなります。

この作品
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.0

大学教授であるリチャードは余命半年と宣告され、死への恐怖を感じながらも残りの人生を破天荒に謳歌していきます。本人も満足そうに見えますが、自暴自棄にも見えます。そういう複雑な感情が絡み合っているのもジョ>>続きを読む