【お天気お爺さん】
先日バットマンシリーズのおさらいをしていて、ユマ・サーマン演じる、ポイズン・アイビーのビッチぶりが改めていーなー、とデレデレしていたら、最近同タイトル作をみたせいか、本作のキャッ>>続きを読む
【肉感の巫女たち】
公開終盤ずっと満席でみられなかったので、アンコール上映は助かった。
当たり!こんな、静かだが豊かな映画体験は久しぶり。私的には療法的でもあり、スッと毒抜きされるような開放感に浸>>続きを読む
【ジョークナイト ランニング】
『ライジング』がしょっぱい出来だったので、中和しよかなと久々に再会。
60年代ドラマ化時の映画版。コメディ、というよりコントの域ですなコレ。クールなふりしたオヤジギ>>続きを読む
【神様をフルボッコ】
リオでなく浅草サンバカーニバルな規模感でしたが、楽しいお祭りでした。一方、アメリカ万歳をやりづらい複雑さも伝わりました。
お話のポイントはフューリーの胡散臭さと「抑止力」とい>>続きを読む
【VSになってないじゃん(笑) 】
飲み会で盛り上がる上司の悪口大会。でもお開き前に、面倒見てもらってるしねえ…とフォローが入る、そんなドキュメンタリーでした(笑)。
週刊誌みたいに軽い面白さはあ>>続きを読む
【化け猫よりもタイトルがコワイ】
(当時)銀座シネパトスだったかなー。みてからかなーり経っちゃったんですが…。このタイトルだとソフト化、難しいでしょうねぇ。東映ピンキー・バイオレンスの一本。投げ槍感>>続きを読む
【昭和のネコミミに萌える夏】
夕暮れどき、火の見櫓の半鐘が、誰もいないのに天高く鳴り響く。その軒下に、指の一本欠けた何かがぶら下がり、にやりと揺れている…。
そんな素朴な張り手で始まる1953年作>>続きを読む
【しばって告る、しばられて目覚める】
これは初公開時にみましたが、同監督作『私が、生きる肌』をみていたら、女を監禁して愛されるのを待つ男、というベースが同じだなー、と思い出し久しぶりにみたくなりまし>>続きを読む
【健啖デジタルマサラ】
完全版という名の通常版でみました。一番感心したのはマサラムービーの咀嚼力。既視感の断片を集めたのに強引見事なインド味に。文字通りマサラの本領発揮。
が、デジタル化の功罪も出>>続きを読む
【踊れ!開いた口が塞がらぬまま】
『ムトゥ』は未見ですが、5~6本みたラジニ映画中これが一番面白かった。本人の出世物語も取り込んだような、ラジニ神話おまとめ篇、に思えました。
バスの車掌から成り上>>続きを読む
【女神発狂!!!!!!!!】
いやー、こりは、辛かったっす!…でも、面白かったっす!
邦画でいえば、『嫌われ松子の一生』と『女囚701号/さそり』を足して、スパイス大盛ぶっ込み1で割ったような、ネ>>続きを読む
【タミル・タイガーの少女】
1991年のR・ガンディー暗殺事件を基にしたという、テロ少女マッリの物語。密林に潜む組織の中だけで、イデオロギー工作をされ育った19歳の少女が、ある残酷な任務で初めて外界>>続きを読む
【ラジニカーンカンになる】
これは丁寧につくられた、端正な映画だと思うのですが、躁的ラジニ映画だと思って借りたので、その意味で肩透かしでした。鬱までいかねどシリアスじゃん。
タイトル「踊る」の語感>>続きを読む
【ハイウェイの密室】
ツタヤ発掘良品にて。再会するのがけっこう楽しみだった作品。『ヒッチャー』『ニア・ダーク』『ブルースチール』等の脚本を手掛けていたエリック・レッドが、B級魂を小さくもピリリと詰め>>続きを読む
【なんてこったパンナコッタって古いか】
'76年版コング便乗作。当時ラウレンティスに睨まれお蔵入り、でしたっけ?日本公開はずっと後の2001年。どうでもよいのでみに行きませんでしたが。
何ゆえ広川>>続きを読む
【少女のマジックと奇術師のロジック】
これは劇場公開時にみましたが、今回再会したら百倍くらいよかった(笑)。
第一次大戦末期、英国の村で、少女が本物の妖精写真を撮った!と火がつき、大騒ぎに発展して>>続きを読む
【素顔のマリリン、という幻想】
これは大変ふしぎな映画でした。私にはミシェルさんは全くマリリンに見えないのですが、明らかに本作には「ミシェルの皮をかぶったマリリン」が息づいています。
さらに、ミシ>>続きを読む
【白くも、黒くも、生き選べない】
Netflixにて。意外や話題作、と後から知った。レベッカ・ホールの初監督作。サンダンス映画祭のお披露目で注目され、Netflixが世界配給権を買い付け公開、となっ>>続きを読む
【パラレルジャパン】
トンデモニッポン映画史に、たぶん燦然と輝くギャング映画…のふりをしたアジアン・ファンタジー(含むニッポン女性ファンタジー)。もっとみたいなーと思っているサミュエル・フラー監督、>>続きを読む
【♪私待ーつーわっ二百年待ーつーわっ】
元々、バートンさんは緻密なストーリーテリングをしない人だし、脚本の欠点がまんま出てしまう、というのは前作アリスでも相変わらずだったし、本作のテキトーぶりもこん>>続きを読む
【押入れに隠れていたフロンティア・スピリッツ】
(当時)見てから随分経ちましたが、昨年ようやくヘンリー・ダーガーの展覧会で、原画に会えました。恋焦がれてたわけでもないですが(笑)、何度か機会を逃して>>続きを読む
【女王様はつらいよ】
劇場公開時はまるで興味なかったのですが、『英国王のスピーチ』をみてから気になり、みてみました。
1997年に起きた、ダイアナさん事故死への対応で、国民の意識とのギャップが広が>>続きを読む
【極道聖母/エゲレスなめたらあかんぜよ】
バテレンヤクザの抗争に勝ち抜き頂点に立つ、極道の妻じゃなかった聖母が、のっけからパンチパーマに羽はやした頭で登場して、絶好調!側近ジェフリー・ラッシュの頭を>>続きを読む
【極道聖母/おいのち頂戴】
異教徒虐殺で幕を開ける、バテレンヤクザの海を跨いだ縄張り争い。要は16世紀版『ゴッドファーザー』。エリザベスの流転する人生も、どこかマイケル・コルレオーネに被ります。愛し>>続きを読む
【ジャック・カーディフのあっけらかん】
70年代土曜昼下がりの東京12ch、がよく似合う、うら寒き被り物ホラー。
が、監督は、撮影監督としてはすんごい人のジャック・カーディフ。何故、こっちの道に彷>>続きを読む
【ひとがた少女】
『私が、生きる肌』って気になるものの、未見なのですが、気になっていたら似た(?)本作を思い出したので、久しぶりにみてみました。
事故で「顔を失くした」娘のため、他人の顔を盗む外科>>続きを読む
【波を掴む】
以前、ベサニーの手記に興味を持ちチラ読みしていたので、映画もみてみました。
説教臭かったらヤダなと思いましたが、主人公がクリスチャンでなくとも成立する物語になっていたので、ちょっとホ>>続きを読む
【元祖アクション・ヒロイン、飛ぶ!】
連続活劇のスタア、パール・ホワイトをベティ・ハットンが演じた伝記映画。
といっても史実はけっこう加工して、ベティ・カラーを強めたようです。彼女の元気印(死語)>>続きを読む
【マリリン 3日間の変 】
『マリリン 7日間の恋』がなければ、一生みなかったかもしれない(笑)。オリヴィエ監督作って言われても、まるで興味わかないしなあ…。
まず驚いたのが、マリリンがカットごと>>続きを読む
【人魚稼業も楽じゃない】
40~50年代の水着の女王、エスター・ウィリアムズが、10~20年代の水中レビューの女王、アネット・ケラーマンを演じた伝記映画。
エスターさんはデビュー作『世紀の女王』だ>>続きを読む
【シンクロナイズド上海リル】
これは、バズビー・バークレーの人海戦術というか人プール戦術というか、水着お姉さん特盛り万華鏡水中レビューをきちんと見たくなり、借りました。
いわゆるバークレー調ミュー>>続きを読む
【尼僧の正しい狂い方】
『赤い靴』体験後の興味から、同監督・撮影チームの前作である本作も。
カルカッタの修道院から、ヒマラヤ山脈の奥地へ赴任した尼~ずの皆さんが、過酷な自然環境と異文化に呑まれて神>>続きを読む
【ツバメも鳴かずば】
たまたま場所・時間が合ったので劇場行ったら、1週間限定の特別上映だった。
過去、映画祭での上映はあったものの、今回はアフガン情勢へのカウンターとするため、難しい条件をかいくぐ>>続きを読む
【宇宙人の考えることはよくわからん】
(当時)最近になってDVD化されましたが、レンタルないらしく3秒悩み、やっぱダボろう!と買っちゃいました、愚かな私です。
80年代に次々ビデオ化された、ガラク>>続きを読む
【踵で唄えば】
寡黙なぶん余白があって、けっこう遊べました。
女優の卵ペピー・ミラーが、独力で階段を昇ってゆく成功物語でもありますが、より、スタアだったジョージ・バレンティンの療法的物語になってい>>続きを読む
【アマンダのイレイザーヘッド】
イギリス製未公開作品。スノッブ臭ぷんぷんのコメディ。
旬の人、ということなのか、パッケージではアマンダ・サイフリッドを大きく据えてますが、彼女は脇役です。一番強烈な>>続きを読む