【ソフカ・マルッチか、モフィー・ベルソーか】
線が細く、半端に思える仕上がりだし、2大女優共演!とは言っても、ソフィー・マルソー×モニカ・ベルッチでは若い人は来ないのでしょうね。劇場未公開のわけはま>>続きを読む
【ジャクソンを食べさせてきた女たち】
長大原作(未読)から刈り込んだ影響か、全体での濃淡を歪に感じる一方、後からじわじわ効いてくる爽快感に浸ってしまった。
批判意見もわかりますが、本作の狙いは限ら>>続きを読む
【すべての仕事は売春である】
これはDVDでよかった。退屈でした。映画は初めてというこの女性監督の狙いはエロスじゃないですね。
冒頭の治験バイトが象徴的と思いましたが、じぶんの身体をモノ化すること>>続きを読む
【5人揃ってもおもちゃのカンヅメはもらえません】
劇場でみた時は、あまり感心しなかったのですが、アビーさんに会いたくレンタルで再見したら、奇妙に熱くそこそこオモロイ。初見では斬新さ皆無で、様々な既成>>続きを読む
【タンスがボン】
コリアンホラー『箪笥』がハリウッドリメイクされる、と聞いていたけど、いつのまにか、日本ではDVDスルーでひっそり、レンタルされていたんですね。『エンジェル ウォーズ』の後だったら、>>続きを読む
【タンスがゴン】
ひろがる紅葉と涼しい湖面、ホオズキがかりりと割れる可愛らしさ。瞬時に泣かせモードに転じる音楽と共に、情緒からグイと引き込む秋の怪談。
この導入部がとても好きですね。今でもたまに、>>続きを読む
【ファーマーとドリーマー】
これは曲から入ったんですが、プッピーニ・シスターズのカバーによる「Get Happy」がとても楽しい仕上がりで、元歌を聴きたくなったことと、最近改めてみた『ザッツ・エンタ>>続きを読む
【キル・ビルの素(珍味)】
物好きならば知っている、『キル・ビル』に登場する片目の殺し屋、エル・ドライバーの元ネタであるスウェーデン製無茶映画。
タラちゃんが演技指導と称し、ダリル・ハンナに見せ>>続きを読む
【やさしきサベージ】
いま面白く映画化するならディズニーじゃ違うな、とは思った。
バロウズは原作をオスの闘争&性本能をくすぐる物語にしていて、ヒロインのデジャー・ソリスは装身具以外マッパな絶世の美>>続きを読む
【トレイシー・ローズの熟女とエイリアン】
モックバスター界のトップを走る(?)、模倣屋アサイラム社がお贈りする、『アバター』×『ジョン・カーター』直球便乗製品。時期的には後者の制作状況を盗み見つつ、>>続きを読む
【ミニ・アップルの空女】
HPのプリンタは唾で動くのか、勉強になったぞ(笑)。
薄いが特異なキャラ彫り込みと、ちょっと外した観客への投げ方。隙間商売に近いけど、こんな切り口もあるよねと楽しくなる作>>続きを読む
【金のなる皺】
これはオモロかった!老人搾取する悪徳後見人絞りと思ったら、悪×悪バトルムービーに変貌し、しかし悪が勝つというわけではない、かも?…と締める、不快な快作でした。
搾取の問題には正面切>>続きを読む
【ミーガンは妖鳥シレーヌの方がきっと似合う】
これは劇場未公開にナルなぁと納得してしまった、ナル初老男のお話でした。タイトルは大仰ですね。そもそも受難劇ではなく自業自得劇です。
ミーガン・フォック>>続きを読む
【どこまでも雄弁な身体たち】
なんて豊かに語る身体なんだ、どこまで内に豊かさが詰まってるんだこの人たちは!という驚きがまず、飛び込んできました。
そして、それを引き出したのがピナ・バウシュという人>>続きを読む
【私踊る人、僕踊らす人、僕止めさす人。】
デジタルリマスター版みて以来じわじわ嵌り、Blu-rayも購入。
山登りみたいな映画と思った。「赤い靴」の舞台公演を頂として、登って降りるまで。で、降りる>>続きを読む
【歌って踊れない】
退屈でしたが、珍作なのと、出演者の魅力が少しあったので投稿します。
『赤い靴』の主要メンバーが再結集して、オペラ「ホフマン物語」を映画化。バレエ・ダンサーが踊りながらオペラを歌>>続きを読む
【ミューズよりアテナ】
『ブラック・スワン』をみた時、そのバレエ描写に巨大な「?」が湧き、バレエに素人なもので、眼を清めて間違いなら正したくなったのですが(笑)、その頃、特集上映で本作を知り、みてみ>>続きを読む
【白鳥の羽は純白だがその肉は黒い】
バレエには素人でしたが、本作の偏見描写でかえってバレエに興味が湧き、色々かじる中でダンス全般を知るのが楽しくなってきた。反面教師映画として感謝しなきゃ(笑)。>>続きを読む
【おサイフニクタイ】
色々考えたのでしょうが、頭の中で考えた架空世界をまんま、ろくにシミュレートせず映像化しちゃったかんじ。話が進み、広がるほどにその弊害がボロボロ湧き出します。
半端な世界では登>>続きを読む
【ロボの皮】
誰も決して思いますまい、この鉄の皮がじじいを包んで隠していようとは。
ヤグチチ・シノー童話集「ロボの皮」より
ダッフルコートゆりしーに萌えてしまい、誘われるようにみてしまいました。や>>続きを読む
【ジェーン山あり谷あり】
「『ならず者』のすべてはジェーン・ラッセルの胸、おっぱい、大きさ、それを見せましたね」
IVC版DVDの解説で、淀川先生がそう語っておられます。さすが正しいです。おっぱい>>続きを読む
【イミテイション・ゴールド】
黄金時代篇って、鷹の団がブイブイ言わせてた頃の話ですよね。が、「まがいもの」の金を見せられている気分が始終抜けませんでした。
魔の侵食を描く執念のような艶が原作一番の>>続きを読む
【マッドマックス・ハイスクール】
これ公開時に、有楽町の大きなロードショー館でみた記憶があります。ただただ砂っぽいB級アクションなんですけどね。いい時代でした、たぶん。
前作『処刑教室』はみてませ>>続きを読む
【片手に聖書、片手に散弾銃、便所から宇宙人。】
Alien(異邦人)とAlien(宇宙人)によるロードムービー。で、コワイ米国からAlienを救うのもAlienだったという、まったくAlien視点の>>続きを読む
【華麗なるヒコーキおねえさんズ】
本作は『キング・コング』輸入版DVDにあった、メリアン・C・クーパーのドキュメンタリーで紹介されていて知りました。字幕ないのでどう語られてるかほぼ不明で、知る気もほ>>続きを読む
【ゼブライドクイーン】
昔々のコミック何度目かの映像化作品。所謂レディ・ターザンですね。
私はこの原作も、ターザンの原作にも明るくないのですが、Sheenaはスコットランドと周辺での女性名で、英語>>続きを読む
【ワンサカ娘とアンテナ娘とジャッロ娘】
これは楽しみだった一本。でも、満足度はイマイチ。
エドガー・ライトが頑張って、初めて女子映画つくって、画的な見どころは大だったけれど、後半どんどん、無邪気な>>続きを読む
【十字架より粉ひき】
遊べました。映画ならではって、ひとつにはこういうことだと思います。
が、受信力豊かな方は別として、本作はブリューゲルの「十字架を担うキリスト」を基としているので、その絵を見て>>続きを読む
【めそめそグウィネスのうた】
グウィネス・パルトロウさんが、ある事件でネガティブ・スパイラルに陥るカントリーの女王に扮した劇場未公開作。ご本人が歌っているそうで、けっこううまいと聞いたので、みてみま>>続きを読む
【ライフルと愛馬、ズロースとストッキング】
久しぶりにじっくり、みたのですが、よいですねー。
あらすじだけ聞けば、どこにでも転がってそうなおはなし。荒野を駆ける疾走感もなく、キャトル・ドライブする>>続きを読む
【狼たちの迷いみち】
2011年の、大人になった赤ずきんは、やっぱり私待つわに逆戻り。…いいのかな、これで?
ハリウッド・メジャー作品で、ここまで退屈なのは久しぶりでした。まず、時代劇なのか現代>>続きを読む
【赤ずきんちゃんビッチで生き抜く】
1996年の、ホワイトトラッシュの赤ずきんちゃんは、猛獣だらけの昏い街を駆け抜け、狼出たら、バッグから拳銃を引き抜く。
ある赤ずきん研究本で知り、借りてみたらば>>続きを読む
【赤ずきんちゃん夢で悶える】
1984年の赤ずきんちゃんは、ひたすら夢の中に溺れる。性への憧憬と恐怖。おとめの心、揺らぎながらの綱渡り。でも目覚めない。
これ、ニール・ジョーダンの美学というより、>>続きを読む
【レイン先生に蹴られたい】
トムクル、刻まれた年輪が映えるイイ顔になりましたねえ。でも逆に、このお気楽アクションの顔としては浮いて来たのが気になる。
またトムクル映画としてイーサン・ハントがヒーロ>>続きを読む
【巨大アニタ・エクバーグの逆襲】
デカメロンは読んでおらず、どのへんがボッカチオなのかわからないし、1962年の制作で、何故タイトルを未来型にしたかも知らないのですが、女優さんを見つめる一点集中で、>>続きを読む
【母ならぬ証明】
拾いものの佳作、的な評を読んだ記憶があったので、借りてみました。はい、そうでした。地味ながら味わいあります、英国製ビターサスペンス。
降霊を扱ってはいますが、オカルトブームよりず>>続きを読む