大和国大名である松永久秀に書簡を送っていた信長は、はっきりしない態度にもどかしさを覚えて千鳥に忍び込むよう命じる。しかし久秀の居城・多聞山城は、攻め込むことも忍び込むことも不可能と言われていた!
降伏した久秀に「そのまま大和国を治めよ」と信長は言うが、光秀は三大悪事を犯した久秀に権力を与えてはいけないと反対する。しかし信長は過去には目をつぶれと説き伏せた。その胸中とは・・・・・・。
室町幕府第十五代将軍に就任した足利義昭は、信長に褒美として副将軍、もしくは管領の位を授けると言う。ところがどちらの誘いも辞退した信長の本当に欲しかったものは肩書きではなかった。
信長が岐阜で正月を迎えていた頃、京にて織田家を揺るがす大事件が発生する。足利義昭を闇に葬るため、武装した軍勢が将軍御所を急襲したのだ。率いるのは三好三人衆と、打倒信長に命を賭ける謎の男だった!
生まれ変わった斎藤龍興によって窮地に立たされた光秀は、勝龍寺城の細川藤孝に援軍を頼むよう千鳥を遣いに出す。藤孝の到着まで光秀達は何とか応戦して耐え忍ぶ。果たして援軍は間に合うのか!?
二条御所の建築現場に、ポルトガルから『でうす』の教えを広めにきた宣教師ルイス=フロイスがやってくる。布教活動の許可を得に来たと言うフロイスに、信長はなぜ危険を冒してまで遥々日本に来たのかと問う。
織田家の次なる攻略は伊勢国に決定。南伊勢の大名、北畠具教・具房親子を討ち取るために、織田領である北伊勢を統治する滝川一益と合流する。しかし一益は大の忍び嫌い。その上、北畠軍には「鬼」が出るという・・・・・・。
滝川一益は大河内城に奇襲を仕掛けるが、その情報を知った具教によって逆に急襲されてしまう。鬼のように強い具教を前にして、一益は成す術もない。万事休すかと思われたその時、助けに現れたのは千鳥だった!
織田軍による大河内城包囲が長引く中、千鳥は北畠具教に決闘を申し込んだ。快諾した具教は信長を侵略者だと非難し、剣豪で有り続けるために刀を振るう。その腕力と速さは桁違い! 果たして千鳥に勝機はあるのか!?
懐に忍ばせていた飛び道具を手放し、身軽になった千鳥のスピードに脅威を感じた具教は、新当流奥義『一の太刀』を放つ。皆が固唾を呑んで見守る中、遂に決着がつく!
伊勢国を平定した信長は、京へ向かい義昭の勝手な振る舞いを封じる五ヶ条を約束させる。幕府の不信は天下取りの妨げ。何より、戦国乱世「百年の歴史」と戦い続ける信長には必要なことだった。
浅井家に嫁いだお市に二人目の子が産まれ、千鳥が見舞いに遣わされる。一方、信長は三河・遠江大名の徳川家康と、次の戦である若狭国の武藤氏討伐について話し合っていた。しかし、この戦には別の思惑があった・・・・・・。
武藤氏討伐は表向きで、信長の真の狙いは越前の朝倉義景だった! 織田・徳川連合軍はまず天筒山城を陥落。続いて金ヶ崎城も一日で落として破竹の勢いを見せるが、松永久秀と竹中半兵衛だけは腑に落ちない。
信長の朝倉家侵攻に、両家の盟友である浅井家は動揺した。当主の長政は義兄である信長を攻める事は出来ないと言うが、前当主の久政は打倒信長の準備を開始。お市の見舞いに来ていた千鳥も亡き者にしようと企てる。
浅井の裏切りにより前後から攻められる形になった織田軍は退却を決めた。殿(しんがり)部隊を務める秀吉は、竹中半兵衛と千鳥がいれば百人力だと盛り上がる。しかし、織田軍を追撃するのは朝倉家が誇る二名将だった。
秀吉率いる三千人の殿部隊を追うのは、山崎吉家と真柄直隆。そして二万人の朝倉軍だ。その行軍を遅らせようと殿部隊は金ヶ崎城に立てこもる。朝倉軍は一気に攻め入るも、竹中半兵衛の作戦はすでに始まっていた!
千鳥は夜明け前で無防備になっている朝倉軍五十人を討つ。怒った真柄直隆は、通称「太郎太刀」を抜いて織田軍を急襲。甲冑の上からでも骨を砕く真柄の大太刀が織田軍を震え上がらせる!!
朽木元綱の軍勢に行く手を阻まれる信長本隊。すると、松永久秀が隊から離れて朽木の説得に行くと言い出した。そう言って寝返るつもりだと利家は心配するも、他に手がないのも確かだった。久秀の真意は如何に!?
久秀により朽木の説得は成功し、信長は無事に朽木谷を越える。しかし、秀吉の殿部隊は激しく消耗していた。半兵衛は、なりふり構わず退却したら逃げ切れると言う。防戦か退却か、秀吉の下した決断とは!?
真柄の大太刀に忍刀を折られながらも奮闘する千鳥。何がなんでもみんなと一緒に生きて帰るという強い思いがそこにはあった。しかし、朝倉軍山崎が疲弊しきった殿部隊に最後の突撃をかける!!
地獄の殿を務めた千鳥たちは、満身創痍で信長のいる京へ辿り着く。信長は秀吉の働きを称え褒美を与えて労った。今回の戦で、友好関係にあった浅井家と敵対することとなり、戦は回避できない状態となった。
金ヶ崎の戦いでは織田家が大敗し、朝倉家の大勝利に終わった。朝倉家についた浅井家の当主である長政は、信長の妹である妻のお市に離縁を申し出る。しかしお市は長政と、浅井家と共にあることを選ぶ。
京から岐阜に戻る経路に、千草峠を選ぶ織田軍。しかしその途中には、かつて信長に敗れた六角承禎が潜伏していた。承禎は甲賀忍びの杉谷善住坊に信長暗殺の指示を出す。何も知らない信長を鉄砲が狙う!!
岐阜に戻った織田軍。千鳥は折られた刀の代わりを求めて刀匠・関兼定の鍛冶場を訪ねる。以前の千鳥の刀も兼定作であった。折られたと聞いた兼定の顔色が変わる。果たして新しい刀を打ってもらうことができるのか!?
お市が浅井家から一向に戻って来ないことに痺れを切らした信長は、近江に使者を出す。千鳥と助蔵も同行することに。しかし、長政はお市と離縁はしないと使者をつっぱねる。そこへお市が現れて・・・・・・。
実の弟である信行と義弟の長政に続き、溺愛するお市にまで裏切られてしまい信長の様相は一変する。そんな姿を見かねた帰蝶が、岐阜城下へ散歩に誘いだした。心配した千鳥がかけつけると・・・・・・。
約3分ほどのアニメ。
木下秀吉の株がめちゃくちゃ上がりました。
多聞山城。
松永久秀、なぜ将軍を葬ったのか。
将軍が弱かったからよ。
ならば織田に仕えることをお勧めします。
強い者には従うということ…
再視聴。テンポよく面白い。
大地丙太郎監督お得意の会話のリズムの良さを全面に出してる。
原作の4コマで毎回オチがつくのとも相性がいい。
面白いが前と次のシーズンと比べると金ヶ崎の戦い以外はダレ気味…