機動戦士Zガンダムの49の情報・感想・評価

エピソード49
生命散って
拍手:29回
あらすじ
グリプス2を制圧したエゥーゴに対し、アクシズとティターンズは総力戦を仕掛けた。 小惑星基地アクシズを離れたアーガマは、三つ巴の戦闘宙域に急行する。アクシズの攻撃で戦線の維持が難しくなったラーディッシュの援護に向かったのである。 エマはヤザンの猛攻に晒されていた。彼女を助けようとしたカツはヤザンの攻撃によって被弾し、サラが迎える声を聞きながら命を散らす。 カツの死を間近に見ながらも、ヤザンに追い詰められていくエマ。ラーディッシュ艦長ヘンケンは彼女の危機を知り、艦をエマの盾にしてヤザンの攻撃を受け止める。 ヘンケンたちの命とともに沈みゆくラーディッシュを前に、エマは言葉を失うことしかできなかった。その彼女の姿と、多くの人の死に怒り悲しむカミーユは、自分の手で戦いを終局に導く決意を固める。
コメント16件
すいようえいご

すいようえいご

カツいい加減にしろって言っただろ……
PANDADA

PANDADA

このコメントはネタバレを含みます

「命は、命は力なんだ!命はこの宇宙を支えているものなんだ!!それを、それをこうも簡単に失っていくのは、それは、それは酷い事なんだよ!!!」(カミーユ・ビダン) アーガマがアクシズの進路変更をし終わり、グリプス2の宙域に戻ろうとしてます。 グリプス2周囲の戦況は芳しくなく、主戦力のアーガマが抜けたため、ティターンズ艦隊とハマーン軍艦隊によりタコ殴り状態で、戦線を後退気味。 ラーディッシュはヘンケン艦長以下全員がアーガマの帰りを待ちつつ奮戦中で、アーガマからは援軍のMS部隊が出撃。 カツはまだぐだぐだ言ってて、カミーユとエマに嗜められます。 カミーユは出撃直後にバウンド・ドックに乗るジェリドに捕捉されかかりきりになります。 が、バウンド・ドックってそもそも強化人間用にできていて、サイコミュで機体制御をサポートするシステムなので、ジェリドには使いこなせないと思いますが。。 ドゴス・ギアにいたヤザンもこちらの宙域に流れてきていて、強化した海ヘビでエマ機に襲いかかります。 カツがナイスアシストでこれをカットしますが、今度はカツ自身がヤザンの標的に。 カツは神掛かった操縦でヤザンの猛撃をかわしますが、一瞬の慢心からくる余所見のせいで隕石に激突、ヤザンの追い討ちを受けたのち、サラの幻影を見ながら爆死。 カツの死をカミーユやエマ、シャア、ファ、ブライト、シンタとクム、レコアが感じ取る描写が入ります。 激昂するエマはハンブラビ隊を撃破していきますが、さすがにヤザンの方が上手で、背後からエマに襲いかかり、ピンチに。 それを見ていたヘンケンとラーディッシュのクルー達はラーディッシュ自体を盾にしてエマを守ります。 当然、ラーディッシュに猛攻を仕掛けるヤザン。 アーガマよりも砲撃などの戦闘力が高いとされるラーディッシュですが、恐ろしい機動性を持つヤザンのハンブラビを落とすことはできず、逆に猛攻を受け撃沈。 カミーユも援護に駆けつけようとしますが、ジェリドがあまりにもしつこいため、 「貴様のようなのがいるから、戦いは終わらないんだ!消えろ!!」 とキレますが、ジェリドにも言い分があって 「俺を戦いに駆り立てたのは貴様だ!そんなこと言えるのかよ!!俺は貴様ほど人を殺しちゃいない!!!」 でも、カミーユの名前を女みたいだと言ってしまったのがケチのつけ初めなワケで。。 さすがにジェリドはバウンド・ドックの性能を出しきれなかったようで、カミーユの猛攻を受け、まさに爆発せんとするラーディッシュ側に押し流され、一緒に爆死。 しかも、これ一瞬なんですが、その最期は首がもげてネジ切れるような爆発の仕方なんです。 ちょっと可哀想すぎる気が。 生命がどんどん失われていく戦場にあってカミーユのストレスはMAXに。 「こんな死に方、嬉しいのかよ?満足なのかよ?!誰が、誰が喜ぶんだよ?!!うあああー!!!」 と叫び散らします。 その叫びをシロッコは感じ取ったようで、 「ん?不愉快だな、この感覚は。生の感情丸出しで戦うなど。これでは人に品性を求めるなど、絶望的だ。やはり人は、より良く導かれねばならん。指導する絶対者が必要だ。」 と彼なりの決意を強くしてます。 シロッコはやはり優れたNTで、ここまで出てきたNTの中では最強ではないかと思います。 目の前で自分を庇って轟沈したラーディッシュを見たエマもまた茫然自失としています。 そんなエマの正気を取り戻すためにも必死で説得します。 その説得の中でカミーユは自分のバイザーを開け放ったりしてますが、これ、きっと本人も意識してない行動だと思います。 「息苦しさ」から解放されるために何の考えもなく開けたのではないかと。 カミーユの負荷も頂点に達しているという描写だと思ってます。 そんなカミーユを見てエマは正気を取り戻し、ともにいったんアーガマへ引きます。 ハマーンはガザCの大軍を率いてグワンバンを出撃。目標はジュピトリスです。 待ち構えるのはシロッコとレコア。 数で優勢なハマーンですが、一瞬のうちにガザCの部隊の多くが吹き飛びます。 シャアの百式のメガバズーカランチャー炸裂。 ポンコツ兵器と思ってましたが(笑)、最後の最後に役立ちました。BGMは神曲「艦隊戦」。鳥肌モノでした。 メガバズーカランチャーは2発目を撃つ前にキュベレイのファンネルで撃破。シャアはシロッコとハマーンを相手取ることに。 百式は悪い機体ではないですが、物語序盤から使用されていて、さすがに古くなったかな。ジ・OやキュベレイのようなNT用のデバイスもないですし、この2機相手にはさすがに不利。 カミーユはレコア機に襲いかかりますが、ここでヤザンも出てきて、2人がかりでΖを襲いますが、応急処置を受けたエマのMk-IIがカット。 レコア機はエマが、ヤザンはカミーユが担当することに。 レコアのパラス・アテネとエマのMk-IIの一騎打ち。 己の信じる正義のためにティターンズを離れた女性と、己を愛してくれる男性のためにエゥーゴを離れた女性。 ただし、レコアはやはり後ろめたさを感じる部分もあるらしく、カツの死を聞かされ動揺したりして、やはり、それこそがレコアの弱さ。 コックピットを貫かれたレコアは 「エマ中尉、わかってよ!男達は戦いばかりで、女を道具に使う事しか思いつかない。もしくは、女を辱めることしか知らないのよ!」 と最期はエマにまで甘えて戦死。 Mk-IIも戦闘不能になり、エマは脱出しますが、ヤザンの追い討ちで爆発したパラス・アテネの破片を衝突し、飛ばされます。 さらに襲いくるヤザンにブチ切れるカミーユ。 上のセリフと共にカミーユの強い想いはΖのバイオセンサーにより、Ζ自体を包む力に変換され、ハンブラビの攻撃を全く受け付けません。 ワケがわからなくなったヤザンは逃げながらも攻撃を続けますが、無駄。 ハンブラビにもジ・Oにもバイオセンサーは搭載されていますが、ここまで想いを強く具現化できたのはカミーユが初。 この後はジュドーのΖΖとか、νガンダムのサイコフレームとか、ガンダムUCとかガンダムNTとかV2のラストとかで想いの具現化はある意味定番になるし、個人的にはオカルト化が進む悪因になったのかなぁとも思ったりもします。 ビームサーベルまでごっつくなったΖの一撃を受けヤザン機も爆砕。ただしヤザンはポッドで脱出しててさすが。 重症を負ったエマを見つけ出し、共に撃沈した戦艦の廃墟の中に退避するカミーユで、今回は終了。 次回、最終回です。
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ルマーヴェ

ルマーヴェ

いきなりジェリド。 弾には当たらないが隕石には当たる。 無鉄砲さは仇となる。 ヘンケン… ジェリド… 役者が揃う。 いよいよ最終戦か。 レコア対エマ… ヤザン。 どうしたカミーユ。
なつめ

なつめ

カツは最後まで良いところがなかったな… なんという人生
ホりんご

ホりんご

ここ胸苦しすぎるよね...
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夏藤涼太

夏藤涼太

#49話 生命、散りすぎィ! 前話ラストで「ニュータイプにできることと言ったら、人殺しだけみたいだな」と自虐していたカミーユだが、今回はジェリドから「俺は貴様ほど人を殺しちゃいない!」と言われた際には 「俺は…人殺しじゃない!」と激怒し、結果としてジェリドを殺してしまい、「こんな死にかた…嬉しいのかよ、満足なのかよ…!誰が…誰が喜ぶんだよー!」と発狂してしまう。 どう考えても主人公が言われる台詞ではなく、その後にもジェリドからは「カミーユ、貴様は…(俺の全てを奪った!)」とさえ言われてしまう。そりゃあカミーユも狂いますわ。 母やフォウが死んだ時には号泣し、悲嘆に暮れていたカミーユだが、前回、ロザミアを自分の手で殺したあとには死んだ目で半笑いで自虐し、今回、エマさんが死んだあとも、カミーユは妙に毅然としている。 息苦しさから唐突に宇宙空間でバイザーを外してしまうシーンと合わせて、シロッコとの戦い以前に、愚かな戦争と人間のせいで、カミーユの精神がとっくに壊れてしまっていることをよく示唆している名演出だと思う。 これらの緻密に積み重ねられてきた「戦争で壊れていくカミーユ」の伏線が、最終話のラストで一点に絡み合い、あの結末を導き出すのである……。 ところで、カツにならんですこぶる不評のレコアさんだけど、 「レコアさん。貴女が死んでも誰も泣いてくれないんじゃない?それでいいの?」 「誰もいなくていい!それが私の選んだ道よ!」 「強がらないで。レコアさん。(略)貴女は女でありすぎたわ!」 「そうよ、私は女よ!だから今ここにいる。貴女の敵になった!(略)だから戦うのよ!(略)人の生き方はそれぞれ。他人の干渉など!(略)……エマ中尉、分かってよ。男達は戦いばかりで、女を道具に使うことしか思いつかない…!もしくは、女を辱めることしか、知らないのよ!」 というエマとのやり取りは、フェミニズムや多様性の時代である現代においては、評価されるところがあると思う。 大人向けすぎるのは言うまでもないが、富野御大はそもそも時代を先取りしすぎたのである……。 しかし、まさか真っ二つにされて爆散したヤザンが生きていたとは、いったい誰が想像しただろうか。しかもその上、ギャグキャラとして無様な姿を晒すも、結果的にそのおかげで死を免れるとは……誰も予想すまい。さすが、オールドタイプ最強の人間である。
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まー

まー

生命散りすぎて🤦🏻‍♂️🤦🏻‍♂️🤦🏻‍♂️🤦🏻‍♂️🤦🏻‍♂️ カツ 嫌いだったけどファーストのあの抜けてた時は可愛かったのにな🤦🏻‍♂️ ヘンケン艦長 エマさんの為に散るなんて漢を感じたけど、エマさんを見捨てないクルー皆んなに震えたよ😭 ジェリド ちょ なんか可愛そすぎる死に方じゃないかい? レコアさん やっぱジャブローで何かあったのね🔞 もうなんなの⁉️ メッセージ強すぎてついてけねーわ😂😂😂
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えりみ

えりみ

このコメントはネタバレを含みます

「舐めるからだ」カツ激突死💀 エマ中尉のためにラーディッシュ撃沈😨 百式のメガランチャー1発きり 「レコアさん、あなた女になり過ぎたわ!」 Zガンダム、ピンクに光った(バリア!?)
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直木谷ヒトシ

直木谷ヒトシ

このコメントはネタバレを含みます

「人がいっぱい死んだんだ!」それがどうした、と人は言うかもしれない けれど、けれどその死んでいった1人1人に人生があり、物語があった 人が人を、たとえモビルスーツに乗っていたとしても殺すということはその物語をふいにするということである 最後までカミーユはその感性を捨てなかった 捨てられるはずもなかった 父も母も戦友たちも命を落としたその空に、それでもZガンダムは……飛ぶ!
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TEN

TEN

戦争、、、 覇気フォース😭😭😭😭
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酒井達也

酒井達也

バリア!!?
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記録用

記録用

ヤザンが強すぎる...
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ココ

ココ

ジェリドやレコアとの因縁に決着。ジェリドが事故死レベルなのがもったいないよ、本当に。加齢により大抵のキャラは受け入れられるようになりましたが、いまだにカツは嫌いですね。
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おーちゃん

おーちゃん

このコメントはネタバレを含みます

カツまじか!Σ( ̄□ ̄;)
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KEiGO

KEiGO

富野監督の争いに対するメッセージが込められた神回。
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スター

スター

 激戦のさなか、人がどんどん死んでゆく。考えさせられる回。
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