サウスパーク シーズン19のアニメ情報・感想・評価・動画配信

カートマンの差別発言によってビクトリア校長が解雇され、ポリティカル・コレクトネスに厳しいポリコレ校長が着任。少しでも不快な発言をしたものは次々と居残りを命じられ、全校に緊張が走る。カートマンでさえも４日間の居残りになって意気消沈。当初はこの方針を歓迎していたカイルだったが、トランスジェンダーの元陸上金メダリストであるケイトリン・ジェンナーのことを「ヒーローとは思わない」と言ったために２週間の居残りを命じられ...

カイルの「ケイトリンヒーロー宣言」はＳＮＳで拡散されて全米の話題となり、失われつつある寛容の精神を示した小学生としてホワイトハウスで表彰されるまでになる。しかもワシントンからの帰り道は大嫌いなケイトリンが運転する車でというオマケ付き。その頃からカナダ人がアメリカに続々移住し始め、戸惑うサウスパークの人々。

ギャリソン先生のせいで下がりに下がったサウスパークの評判を盛り返すためランディが町長に進言し、町に高級自然派スーパー「ホールフーズ」を誘致することになる。ホールフーズさえできれば町は意識高い系と見なされる。そのためケニーの家を温存しつつ、周りに今っぽい施設を作り、古さと新しさをミックスしたような再開発地区「ソドソパ」を建設。そこでホールフーズの社員を呼んで町を検査してもらうが。

チンポウタウンには新しいレストランが増え、「食べるログレビュアー」たちが特別扱いを求めては町に迷惑をかけていた。だが子供向けの店ウィスリン・ウィリーが半旗を翻して以来、ブロガーをシャットアウト。カートマンはじめ食べるログたちは意気消沈。カートマンはブロガーを集め、リーダーの元に団結しろと呼びかける。それぞれ自分が影響力を持つと思い込むブロガーたちはそれぞれ自分がリーダーだと思い込み、レストランを襲撃。

「食べるログ」にパンツ一丁の写真をアップして大炎上したカートマンは自信喪失してポリコレ校長に泣きつく。校長はネガティブ投稿をフィルターしＳＮＳを安心できる「セーフスペース」にする生徒ボランティアを募るが、相手がカートマンとなるとカイルもウェンディも「居残りの方がマシ」と開き直り、バターズが重責を負うことに。

トゥイークとクレイグはなぜかアジア系腐女子のカップルネタの題材にされる。学校でヤオイについての発表の際、２人を描いたイラストが紹介されたため、周り中が２人を本物のカップルと思い込む。サウスパークを進んだ街にしたい大人たちはこれを歓迎し、２人のヤオイ画が街中で大流行。人々はかわいいカップルのイラストに、忘れていた愛の素晴らしさを思い出すのだったが。

廃墟になったソドソパにヤク中ホームレスが集まり、ケニーの家族が危険に。ケニーは家族を守るためソドソパにニンジャ砦を作り、トークンと黒装束でニンジャ訓練。カートマンらは「ニンジャなんてゲイっぽい」と笑いに言ったが、実際にオトナがビビって逃げるのを聞くとニンジャクラブに加入。オトナたちは黒装束で子供達をＩＳだと思っており、実際のＩＳも接触してきて活動資金を提供し。

ポリコレ校長は学校新聞に「ノータリン」の言葉があるのを見て激怒。だが編集長がジミーであることを知り、奥歯に毛布が挟まったような物言いに。だがジミーは権力に屈せず新聞を発行し続け、学校での配布が禁止されると各家庭に配達。ネットでニュースを見ていた大人達は広告に疲れ果てており、紙の新聞の良さを再発見。ジミーの新聞は大人気になるが。

ポリコレ校長がポリコレハウスでハンガーストライキに入って学校に来なくなり、ジミーとレズリーも姿を消す。マッケイはカイルを校長室に呼び出し警告する。ジミーをテストした謎の男たちはニュースマンだった。広告の浸透で絶滅の危機に瀕しているニュースマンたちは、ジミーにレズリーを尋問させ、広告の計画を知ろうと試みる。しかしジミーは逆にレズリーに籠絡されてしまい、ついにはレズリーを連れてニュースマンたちのもとを脱出するが、ネイサンに乗っ取られた学校新聞の編集部に乗り込むと突然レズリーの暴行を受け。

レズリーの話を信じ込んだカイルは、仲間たちを呼び出して「黒幕はポリコレ校長だ」と告げる。さらにポリコレ校長を手引きしたのはランディであり、今や身を守る方法は銃しかないとも。そして銃は意外と簡単に手に入り、サウスパークの住民全員が様々な銃で武装するようになる。しかも銃を手に命を懸けて本音を吐露すると予想外のコミュニケーションが生まれ、人々は銃の効用を見直すが。