にゃん

TOKYO MER~走る緊急救命室~のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

TOKYO MER~走る緊急救命室~(2021年製作のドラマ)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

チーム医療って感じ。現場の緊迫感とか伝わって来て毎度感動して涙が溢れそうになる。
生きるか死ぬか、実際現場の最前線は毎日こういった状況なわけで、自分も医療従事者ではあるが尊敬する。
リーダーである喜多見がまた良いキャラだ。温厚で笑顔が暖かくてこの人に任せたら命が助かりそうだと思わせる不思議な魅力。

MERを潰そうとする厚労省、MERは在るべきだとする都知事と現場の医療従事者たち。

まさか喜多見の妹(佐藤栞)が喜多見の因縁の相手?から水筒に扮した爆弾を預かり、その爆発に巻き込まれて喜多見の目の前で亡くなる展開だとは思わなかった。女優が人柄の良さが人相にまで滲み出た栞ちゃんだった為に悲しみがより深い。
音羽(賀来賢人)がニコリともしない官僚兼医者というお堅い役なのも良かった。医者が死んだら共倒れと言いつつも喜多見に協力しちゃうポーカーフェイス音羽が良い。

"待っていては助けられない命がある"
皆、医師だけでなくレスキュー隊や警備隊までも最終回にはこの喜多見の考えと同じく動くようになり皆が改心していく姿が素敵だった。
しかし妹を殺したテロ首謀者を警察がせっかく銃で殺そうとしたのに、助けちゃう感じ、喜多見先生は本物の医者なんだなと感じた。そこに消えそうな命があればそれが誰であっても助ける、それが医者という職の理想的な姿なのだろうと思う。

あらすじ↓
事故や災害、事件の現場に駆け付け、人々の命を救う救命救急チームの活躍を描く。救命救急医・喜多見(鈴木亮平)ら7人のメンバーから成る「TOKYO MER」発足記念式典のさなか、事故で重篤患者が出ているという通報が入る。喜多見らは現場でオペに挑むが、そのことが厚生労働省で問題視される。

最終話は、喜多見が昔テロ事件の首謀者を救ってしまったことで、その首謀者に恨まれ、再び東京で同時多発テロが起きる。父母を災害で失った喜多見のたった1人の妹(佐藤栞)もその首謀者から受け取った爆弾によって亡くなってしまう。悲しみに打ちひしがれる喜多見、テロ事件に関与している喜多見が所属するMERなんか解体してしまえと考える官房のものたち。しかし最後の最後で官房長官の心が動き、目の前の命を助ける事に。
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