このループは良くないと思いつつも、ドキュメンタリーのお勧めされるままに観てしまいました。

とんでもない詐欺師なのですが、外科医であることもさることながら、男性ながらこんなにマルチタスク管理できる能力をどうして世のため、人のために使えないものなのでしょうか。これだけの能力が備わりながら、こんな極悪非道になるのは何なんでしょう。結局これが人間だってところでしょうか。真っ当な活かし方をすれば、何でも手に入れられたはずですが、あまりにも心が無さすぎました。

藁をも縋る想いで手術を申し込んだ、家族を思うといたたまれない。そして、甘過ぎる恋愛関係のハイリスクハイリターンっぷりは、双方刺激を求めてしまうからでしょうね。それにしても、息子が亡くなっていながら執刀医と恋愛関係に落ちるのは、全く理解できません。弱みにつけこまれたとはいえ…

最後のベンチシーンが極悪シュール過ぎて。報われて無さ過ぎてスッキリできません。せめて、彼の子供たちはまともに育つ事を祈ります。

実際に手術を行なった際の過去のドキュメンタリー素材と、告発者の振り返りインタビューを中心に構成された全3話のドキュメンタリー。

医療の現場で起きている出来事なので、シリアスなはずなのだけど、話題の大半が恋愛がらみの話題なせいで、ちょっと安っぽくなってしまっている印象。（と書きつつ、このエピソードがないと、本性が見えにくいので、おそらくこの描き方が正しい。）

幹細胞に浸したプラスチックの気管支なんて、素人が聞いたらマジで？って思うけど、これを信じられる医学会及びそう思わせる幹細胞の可能性ってすごい。

ひどい話。