並行して見てる『ロケットボーイ』から10年後の世界。世界は変わらず、「優しい」人は変わらず生きづらい。15年前から、今も同じ。
誰もがそんなに良く出来た人間じゃ無い。
観ていて腹が立つ時もあるほど…
奇跡が、なぜ、ありふれている、ありふれた、なのだろうか?
そんな今までになかった事への、深く静かなる潜行なのだろう(し、逆説なのも当然解る)が、
奇跡がありふれてしまった、そんな時代とは、いったいど…
ありふれた奇跡。
「みんなどこか変で、それが普通よ。」
単語で喋るような、体言止めというか、接続詞がないというか。最初違和感があった山田太一さんの言葉遣いが、だんだん心地良くなってくる。
母が娘…
このレビューはネタバレを含みます
フジテレビ開局50周年記念ドラマ第二弾。
独特のセリフの言い回しはもはや、山田先生の様式美。
やりとりの一語一語が完璧に計算されており、そこにアドリブの入る余地は全く無い。
ストーリーが動こうとす…
ふぞろいシリーズよりさらにクセが強くなった山田太一の独特の台詞回し全開。
少し誇張された察しと思いやりの描写で、
普通ではあり得ない会話ばかりなのだけど、一言一言優しく温かみがあって「かくありたい」…