なお

ブレイキング・バッド SEASON 5のなおのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ガンを宣告された化学教師、ウォルター・ホワイトと、違法薬物の下っ端売人、ジェシー・ピンクマンのコンビが織り成すクライム・サスペンスドラマのシーズン5前半。

Netflix上だと「シーズン5」として全16話が一挙に配信されているが、このシーズン5はFilmarks上で区切られている通りそれぞれ8話ずつの前後編に分かれている。らしい。

✏️次のステージへ
前シーズンで目の上のたんこぶだった麻薬カルテルの大ボス・ガスを亡き者にし、ご自慢のブルー・メスの販売網をほしいままにすることに成功したウォルターとジェシー。

だがしかし、魑魅魍魎が跋扈する裏社会で「素人」の二人がビジネスを拡大するのは難しい…ということで、裏社会の酸いも甘いも嚙み分けるマイクを一応の仲間に加えることとなる。
また、腕利きの殺し屋を親戚に持つ青年・トッドも仲間に加わり、新たなビジネスは順風満帆…なワケがない。

新たなヤクの製造場所、ヤクを製造するための原料調達、肝心のヤクの販売ルートなどなど、曲がりなりにもガスが監督してきたカルテルに所属していたからこそ得られていた、「当たり前」であった環境や設備がそうではなくなり、ガスを殺害する前とは別の苦労がウォルターたちの悩みの種となる。

そんな「悩みの種」は発芽し、その成長したツルがウォルタ―の首を絞め始める。
マイクとウォルターは”永久に”決別することとなり、シーズン最終話では執念の捜査を続けていたハンクがついに謎のベールに包まれた麻薬売人”ハイゼンベルク”の正体を突き止める手がかりを思わぬ場所で見つけ出す。

☑️まとめ
個人的に最もハラハラして楽しめたシーンは、第5話の列車強盗。
たしか電車内でスマホで見ていたと記憶しているけれど、画面を凝視し続けてしまうほどに迫力満点。

そして第7話のウォルターがマイクに引導を渡すシーン。
これはあまりにも切ない。

ガスに仕える殺し屋でもあったマイク。
そんな彼に、ベッドで親戚縁者に看取られて---などという幸せな最期が訪れるはずはないのだが、それを考慮したとしても…
個人的に、マイクのキャラクターが好きだったこともあるかも。

さてさて、当レビュー投稿時点で、シーズン5の後半も残り3話となっている。
後半を盛り上げるための起爆剤となってくれた前半8話。
ウォルタ―に訪れるクライマックスとは…

<作品スコア>
😂笑 い:★★★☆☆
😲驚 き:★★★★★
🥲感 動:★★★☆☆
📖物 語:★★★★★
🏃‍♂️テンポ:★★★★★
なお

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