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許さないという暴力について考えろ

許さないという暴力について考えろが配信されているサービス一覧

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許さないという暴力について考えろ

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許さないという暴力について考えろの作品紹介

許さないという暴力について考えろのあらすじ

「渋谷」という街の本質は何かを取材するテレビディレクター中村(森岡龍)。 渋谷という街の深層を探るために、渋谷にいる様々な人々へ取材を続ける中、おっさん(でんでん)や老婆(宮本信子)と出会い、不思議な体験をする。そして、渋谷と人との関わりがどのようなものか気づいていくが、同時に、理解できない他者を拒絶してきた自分というものと向き合っていく。 ◎服飾デザイン専門学校に通うチエ(森川葵)と漫画家の姉(柴田聡子)。「東京」に流されて、流行の服を追い求める日々に葛藤するチエ。強烈な自己を持った姉に見守られ、渋谷で出会う人との関わりの中で、自分を見つめ直し、「自分の色」を見つけることの大切さに気づいていく。

許さないという暴力について考えろの脚本

許さないという暴力について考えろの出演者

『許さないという暴力について考えろ』に投稿された感想・評価

42

42の感想・評価

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渋谷だけでなく、何処にでも「許さない」という暴力はある。だんだん許さなくなっていくのか、元々「許さない」という部分があって、隠れていたその"許さない"が出てきてしまうのか、どっちだろう。どっちも悲しい。怒りをぶつけると、怒りをぶつけられた人もまた、どこかでその怒りをぶつける。負のループ。

実際に声に出して、怒りをぶつけてくる人もいるけど、ネット上でも「許さない」は存在してる。わざわざ嫌なコメントを残したり、芸能人の離婚などに文句を言ったり。

「そんなに怒らなくてもいいのにねえ なんで許せないんだろうねえ」「あんた怒りすぎだよ」

チエちゃんのお姉ちゃんの「チエちゃんは人にやさしくすることは得意だけど、自分を許すことがたまに下手になっちゃうんだよね」って言葉、やさしい。声もやさしい。チエちゃんにお姉ちゃんがいてよかったと思った。とてもいい関係。

シュールな笑いとホラーは紙一重
こち

こちの感想・評価

4.6
このテーマは社会派で当時より今の方がさらに響くものだろう。

又吉著書『人間』のインタビューで語られていた「他人に対して当たり前に向けられる寛容さを、自分にも向けるべきじゃないか。」という言葉が思い出される。

後半に畳みかけるように小説家ならではのパンチラインがセリフとして込められていて見応えがある。

個人的に又吉直樹の作品でしか見ることができないものの見方みたいなものがあって、たびたび作品を見返すことで立ち返るケースがある。
ドラマというより又吉直樹の思想性、哲学がわかりやすく込められていて、啓発的な作品だと思う。
とても良かった。なんか京阪沿線の大阪から出て来た人間は徹頭徹尾だいぶ同じような渋谷観を持つっぽい。あとこういう針の穴を通すような題名たまに出会うけど大好きすぎて恨めしい。又吉の本読まなあかんわ