最初暗いな…と思ったが、現代アート作品のようで60分ながらなかなか味わい深かった。知らない人(セルッカ・リーサ)の人生が思い出の品々と写真で語られる。
ヘルシンキオリンピックの選手村のアパートに漂…
夫婦の撮った8ミリフィルムの美しさと監督によるイメージ映像の酷さが印象に残る。撮影者が映り込んでいるショットは自らが関係者になる決意の表れだとしても、さすがに踏み込みすぎてはいないかと。髪に手を触れ…
>>続きを読むヘルシンキオリンピックの選手村だったアパートの一室にはシルッカ・リーサという女性の私物がまるごと残されていた。その部屋を偶然購入した今作の監督が、それらから一個人の人生を紐解いていく異色ドキュメンタ…
>>続きを読むそこにその人が存在しなくてもその人の所持品が凄い存在感を放つ、という感覚は共感できる
監督自身が感じたこと語ったりとか、再現ドラマみたいな演出とかがかなり邪魔
子どもたちが彼女のものに囲まれて生活…
試みが面白い。現代美術的でありながら、故人への監督の視線も所狭しと施されており(作為的な演出を嫌う人も居そう)、それでもトークの真摯な姿勢を聞いてすんなりじぶんに入ってきた。たかがボタンされどボタン…
>>続きを読む紹介文を読んだ感じだと、監督自身が前居住者の知り合いを訪ね歩いたりして調査を行い、彼女の人生を紐解いていくような感じの映像になるのかと思っていたら、そうではなかった。「誰がハマーショルドを殺したか」…
>>続きを読むバルトの明るい部屋のことを考えずにいられなかった。
素材の豊かさに驚く。手芸をやっていたり、写真や映像を多く遺していたり、そういう人の部屋を受け継いだのが今作の監督だったというのが、運命的な感じがす…