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『生まれゆく日々』に投稿された感想・評価

tetsu
3.0
長久監督の『DEATH DAYS』に合わせて、鑑賞。


[概要]

森田剛さんが主演を務めた中編映画『DEATH DAYS』。その裏側に密着したドキュメンタリーで、本編と二本立てで劇場公開も行われた。


[雑感]

森田剛さんが自身の事務所を立ち上げ、その翌月末に発表した作品『DEATH DAYS』。

森田さんが企画を担当し、長久允監督がメガホンをとった作品の裏では、森田さん発案のもと、並行してドキュメンタリーも作られていた。それが本作である。

森田さん本人が事務所の看板として自身を売り出すためか、それとも監督が発案者の森田さんに配慮したのか、基本的には、彼の佇まいや待ち時間の様子を切り取った場面が多いドキュメンタリーとなっている。

そのため、あくまでファン向け、俳優の写真集や歌手の楽曲アルバムに付属する特典メイキングに近い作り。

正直、ドキュメンタリー作品としての面白みにはやや欠ける部分もあるのだが、『DEATH DAYS』を気に入った人は観ておいて損はない作品だと思う。

個人的には、本編でも魅力的だった石橋静河さんや、監督・長久允さんの撮影時の様子を伺い知れたのが良かった。

また、長久作品を追っている身としては、ナレーションを湯川ひなさんが担当していたのも興味深いポイント。

監督の初期代表作『そうして私たちはプールに金魚を、』で主演を務めた彼女が、ドキュメンタリー作品史上、稀にみる"やる気のない"ナレーション(あくまで褒め言葉の意)で、脱線に次ぐ脱線を繰り返す前代未聞の試みには衝撃を受けた。

『そうして……』のモノローグにも呼応する、この試みも含め、長久允監督作品のファンであれば、より楽しめる作品だと思った。


参考

森田剛 × 宮沢りえ × OSRIN × 荒居誠  4人が初めて明かす「モス スタジオ」の成り立ちと制作のこだわり - WWDJAPAN
https://www.wwdjapan.com/articles/2240567
(モススタジオ 誕生の経緯や近年の活動についてはコチラ。)

これは不完全な記録です。森田剛と『DEATH DAYS』。 | feature | HOUYHNHNM(フイナム)
https://www.houyhnhnm.jp/feature/576781/
(本作が長久監督による森田剛さんへのラブレターだということ、森田さんにとっていかに本作が人生における転機になったのかが良く分かる素晴らしいインタビュー記事。)

森田剛、謎の動画「パンダおじさん」公開 ファンミーティング配信チケット販売開始 | オリコンニュース(ORICON NEWS)
https://www.oricon.co.jp/news/2452240/full/
(森田さんが次に仕掛けるのは一人芝居「僕はパンダおじさん。」、脚本が二宮隆太郎さんという辺り、さすがのセンス。)

Short Hope
https://youtube.com/@shorthope?si=YBiOZG0KnZrqFY82
(森田剛さんの生き様に迫るYoutube番組もまもなく配信予定。興味がある方は是非。)

【Next Movie 's HINT】
『DEATH DAYS』の裏側
>>山西竜也監督の作品
3.5
今年362本目

剛くんチャリ乗るんや!?

森田剛君は
僕が人生で1番憧れた最推しです

デスデイズ本編もなかなかおもしろかったけど、裏側も楽しそう
【「死ぬ」の対義語は?】

「DEATH DAYS」と同時上映された同作品のメイキング映像。
・・・と言いながらも本編とほぼ同尺の作品。
つまり、「本編」と「メイキング」の両方を鑑賞して初めて完成する作品なのかもしれない。

本編(DEATH DAYS)は「死というものを目の前に提示された人間はその時何を感じるのか」という、一見ポップな映像とは相反する哲学的なお話しでもありました。
それに対してこのメイキングでは、本編のような「死からの逆算」ではなく、新しいものが生み出されてから消えていくまでの、いわば「順行」として映されていて、「ひとつの作品が生まれていく様子」や「それぞれの想いが重なっていく様」などを通して、物事の道程や儚さのようなものが描かれているように感じました。

「DEATH DAYS=死ぬ日々」に対してこのメイキングに付けられたタイトルは「生まれゆく日々」。
つまり対比としてこのタイトルが付けられたんだろうという事は察しがつく。

「死ぬ」の対義語は「生まれる」・・・・
だとすると、「生きる」の対義語って何なんだろう・・・。
実はこれ、大学の時に「運命はあるのか?」というテーマで開催し大変白熱した伝説の飲み会「朝まで生討論会withチェリーボーイズ」の第3回のテーマとして実際に討論したことがありました。

確かに「死ぬ」という状態が瞬間的なものだとするなら、「生きる」という継続的な状況よりも「生まれる」のほうが合っている気がする(諸説あるらしいけど・・・)
ならば「生きる」の対義語は存在するのか?という、よく考えるとどうでもいい議論で一晩明かすという肥満児・・ではなく暇人の集まり。

「『生きる』の反対も結局『死ぬ』でいいんじゃない?」
「でもそうなると「生きる」と「生まれる」は間接的に同じ意味だという事にもなるけど実際は違うよね、厳密な話をすれば」
「でも「生きてない」わけだから「死んでる」んじゃないの?」

お酒の勢いもあって、こんなテーマで熱くなれる面白い奴らの集まりだった。
この飲み会毎回楽しみだったな~。
「二回目のデートは何処に行くべきか?」とか、チェリー全開のバカバカしい内容。
今度是非アメトーーークでやって欲しいくらい。

・・・っていうことで。
実はその時の答えは「生きていない」になったんです。
これね、結構深いところに落ち着いたなって気がしたんですが、「生きる」の反対だから単純に「not」
を付けて「生きない」と否定して終わる話ではなく、「生きていない」という表現にセンスを感じたんですね。つまり「死んでもいない」んです。

生物学的、倫理的に生命は維持されているけど、「人として生きていない」。
夢も目的も希望も、あるいは後悔も絶望も野望も、何もなく文字通り「死んでないだけ」の状態。

そう考えれば「死ぬ」「生まれる」という対義語とは別の場所で意味を見つけてあげることが出来たんじゃないのか?とその回は珍しく満場一致で解散となりました(笑)

「生まれる」→「生きる」or「生きていない」→「死ぬ」

期せずして「生まれてから死ぬまでの間、どうやって生きる?」っていう禅問答のような問いにぶち当たってしまったような感じだった。
じゃあ、今の俺は「生きている」のかい?って・・・。

でも、難しいことは考えないことにした。
好きな映画を観て感動して泣いた。
ご飯を食べたら嫌いなセロリが入っていた・・・不味かった。
息子に僕の知らない一面を見て驚いた。
いつものインスタントコーヒーだけど、今日はちょっと濃く作ってしまった。

全ては今日生きているから感じたこと。
夢でも希望でも野望でもなんでもないけど、生きているからこそ感じたこと。
自分が向き合って手に取って、話しかけて、食べて、飲んで、聴いて・・・
そうやって感じたこと。
だったら僕は今日も生きているって言える。

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