アマプラのタイトルはいつまでも君を愛すでした。出産した途端に男に捨てられた女性と会計士のロマンス映画です。産院から始まる場面が前衛的に感じました。こんなに古いイタリア映画は初めて観たかも。出産シーンでへその緒が付いたままの新生児を撮したりほかに出てくる赤ちゃんもかなりな新生児って感じで産院の様子は非常にリアルです。美容院の様子もシュールで笑ってしまいました。昔のイタリアの世俗的な雰囲気が伝わってきます。美容院も嫌だけどあの産院はもっと嫌～。プライバシーがなにも無いよ～。薄幸のヒロインが独特の雰囲気でした。

マリオ・カメリーニ監督が後にセルフリメイクしているオリジナル。
邦題は『いつまでも君を愛す』、純愛物語。セルフリメイク版は『Love Story』。

70分できれいにまとまっているけれど、もう少し長くてもいいかな。
会計士と未婚の母アドリアーナの心が少しずつ近づいていくプロセスが見たかったし、娘が会計士に懐くようすも見たかった。アドリアーナが承諾するのが早すぎる。娘が会計士の母を喜ばせるシーンもみたい。
まだまだこれから続いても楽しめるお話でした。

これまたカメラワークがよく、長回しをうまく使っていた。
OPは産院で赤ちゃんが生まれ、丁寧に処置されるシーンから始まり、しばらく産院のたくさんの赤ちゃんとお母さんたち、家族たちのシークエンスが続く。
アドリアーナが一人で産んで一人で育てる孤独と対比されている。

イタリア映画は男性のマンマが相手の女性を気に入るというエピソードが入りがちなんですね。
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良い。