実家の再興のために恋人を捨てて、富豪の娘と結婚した外交官の男と、自身を捨てた男に復讐を誓う女の物語。
慎太郎に捨てられる豊美は物静かで古風な美人であり、一方、富豪の娘である百合恵は活発でモガ然とし…
成瀬巳喜男監督の観る
豊美と慎太郎は結婚の約束し
ている仲。慎太郎の実家から
家が厳しいので資産家令嬢と
見合い結婚するよう手紙が
脚本 岩崎文隆 原作 菊池寛
前後編の前編。後編未見
約束し…
1937年製作公開。原作菊池寛。脚色岩崎文隆。監督成瀬巳喜男。撮影三浦光男。上映館/国立映画アーカイブの解説は、/菊池寛のメロドラマ小説を映画化した、東宝と入江・高田両プロのユニット作品。外交官に採…
>>続きを読むどうしようもない。損得と意思の選択、見合いと自由恋愛の選択、ひとつの類型でありながら面白い。男の移り気と合理化。「私を憎んでください。幸せになってください。まったく家庭の事情なんです」とずるい男。女…
>>続きを読む原作 菊池寛
監督 脚本 成瀬巳喜男
成瀬巳喜男、私は好きな監督なのかもしれません。
豊美(入江たか子)は外交官の試験にパスした皆川(高田稔)と恋愛中。
結婚するつもりだったのに、実家の再興…
日本映画の黄金期を支えたスター監督の筆頭、成瀬巳喜男の職人技が光る逸品。
劇作家としてその名を馳せた菊池寛との原作・監督コンビで興行・作品性共に注目を集めたメロドラマの佳作。
当代の人気役者、高…
高田稔の前に馬に乗った女が出てきた瞬間もうこの女には負けるという感じがいい。将軍がやってきた感。最後まであの女が映画を支配してる。
結末は流石に今の時代になると受け入れがたいし、かなり後味の悪い終わ…
入江たか子登場シーンは友人とアルバムを取り合う手元のクロースアップから始まるし、高田稔は自宅で友人と祝い酒を飲むシーンからの登場だが、友人と向かい合って座っているはずの主演男優は寝転がっているので画…
>>続きを読む