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BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ

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U-NEXT

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2,189円(税込)初回31日間無料320,000作品以上可能4端末600pt(無料トライアル) 付与
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BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズの作品紹介

BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズのあらすじ

"嵐の接近が予想される中、20代のリッチな若者たちは、人里離れた屋敷でパーティを計画する。そこで突如始まった殺人ゲーム”BODIES BODIES BODIES”によって偽りの友人関係や裏切りを暴くことになってしまい、パーティは最悪の事態へと進んでいく…皮肉的で斬新な新感覚のフーダニットスリラー。"

BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズの監督

ハリナ・ライン

原題
Bodies Bodies Bodies
製作年
2022年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
95分
ジャンル
ホラースリラー
配給会社
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

『BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』に投稿された感想・評価

kuu
3.1
『ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』
原題 Bodies Bodies Bodies
製作年 2022年。上映時間 95分。
"嵐の接近が予想される中、20代のリッチな若者たちは、人里離れた屋敷でパーティを計画する。そこで突如始まった殺人ゲーム”BODIES BODIES BODIES”によって偽りの友人関係や裏切りを暴くことになってしまい、パーティは最悪の事態へと進んでいく。
皮肉的で斬新な新感覚のフーダニットスリラー。
毎回書いてますが、フーダニットとは、whodunit、またはwhodunnit。
Who [has] done it?(誰がそれをやったか?)の口語的な省略形で、誰が犯罪を犯したのかという謎に焦点を当てた、複雑な筋書きのある推理物語を指す。
今作品は、新しいテクノロジー、進歩的な政治や若者文化の言葉、そしてZ世代のアイデンティティそのものを媒介にした、階級と特権に関する風刺と評されている。
隠喩的なレベルでは、電波が届かないということが、この映画のテーマだそうだ。
これは戒めの物語。

嵐の接近が予想される中、20代の若者たちは、森の中に佇む豪華な屋敷でパーティを計画する。久しぶりにみんなで集まり、誰の邪魔もされない自由な空間をエンジョイし、やりたい放題にハイテンションになっていく一同。
そこで夜の余興として始まった殺人ゲームBODIES BODIES BODIESだったが、これが思わぬ事態を招く。偽りの友人関係や裏切りを暴くことになってしまい、パーティは最悪の事態へと様変わりし。。。

衝撃的なオリジナル映画の公開でよく知られている映画配給会社A24作品は好き嫌い分かれることが多い。
A24は、2013年の『スプリング・ブレイカーズ』、2018年の『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』、2020年の『Zola ゾラ』など、若者文化やソーシャルメディアの探求において内容の善し悪しは別として常に先を行ってと個人的には思う。 
しかし、ハリーナ・レイン監督による『Bodies Bodies Bodies』は、これまでのA24のZ世代文化の考察の中でも先見的で痛烈な作品でした。
今作品にはスラッシャーのお膳立ては整ってて、若くてセクシーな人々が人里離れた場所に閉じ込められ、一人また一人と殺られていく。。。
とまぁこのままストレートなスラッシャームービーのようなものを予測し期待していた。
しかし、完全に意表を突かれた。
正直なところ、そこも嬉しい驚きでもあったかな。
英語に"guilty pleasure"って言葉がある。
意味は『後ろめたい喜びをもたらす物事、認めたくないが実は好きな対象、恥ずかしい趣味』とかで、これは、ハリナ・レイン監督の今作品のためにあるようなものに感じる。
そのような姿勢にもかかわらず、またそのせいもあるが楽しい時間を過ごすことができた。 
設定は先にも書いたようにスラッシャーそのもので、20代前半の友人たちが、ハリケーンが近づいている中、孤立した邸宅に一泊している。
彼らは殺人ミステリーゲームで時間をつぶすことにするが、やがて灯りが消え、危険が現実のものとなる必然的な瞬間が訪れる。。。
この使い古された前提。
しかし、レインと脚本家のサラ・デラッペは、このジャンルを主に風刺のベースとして使っており、登場人物たちは肉体的というよりむしろ言葉によって互いを傷つけ合うことに固執している。
意図的に、これらの登場人物のほとんどは、ほとんどどのような基準から見ても特権階級である。裕福というルールの例外は、唯一の非アメリカ人である地味なビー(ブルガリア出身のマリア・バカロヴァ、最近の『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』でブレイクした)だ。
彼女几帳面さは、彼女自身の秘密を少し隠しているかもしれないが、我々は主に彼女のアウトサイダー的視点に同調する。
この脚本が即座に皮肉るんは、誰もが被害者カードを1枚か2枚隠し持っていて、自分の目的に合ったときにそれを使えるということ。
登場人物たちは、『あんたは悪い』なんて非難し合い、不安を堂々と身にまとっている。
外向的な人たちでさえ、繊細な芸術家として見られることを切望している。
アリス(レイチェル・センノット)はポッドキャストに没頭し、ビーのガールフレンドのソフィー(アマンドラ・ステンレン)は『Girls』のレナ・ダナムのキャラのように『創造的なノンフィクション』を書いている。
第二級の皮肉は、これらの登場人物の何人かが、予見できなかった形ではあるが、本当に被害者になってしまうということ。
また、女性キャストが多い中、小柄なピート・デヴィッドソン(家を所有する両親のいない不愉快なデヴィッド役)と逞しいリー・ペイス(アリスのずっと年上のティンダー・ボーイフレンド役)の2人の男性が出演しているのも偶然とは思えない。
犯人探しのプロットがどこに向かうにせよ、共演者の上にそびえ立つこの2人の姿を見れば、どちらが現実に物理的な脅威をもたらす可能性が高い人物であるかは疑いようがない。
全体的に今作品は、ソーシャル・メディアの論評のせいで、人によっては賛否両論あるかもしれないが、個人的には楽しめた。
暑いせいか、同じことを繰り返して意味のなさない感想になり🙇。
Kota
2.5
[グロレベル2/5]パリピの泊まり旅行の夜、人狼ゲームをして本当に一人が死んでしまった事から始まる疑心暗鬼ゴアスリラー。“殺人鬼がいる”と思い込むことで八方塞がりになって行く脚本は面白いのと、”続・ボラット”のマリア・バカローヴァが今回もいい味出してた。けど、たまにあるA24のハズレ作品なのは否めない。
本作は、嵐の夜の豪邸に集まった若者たちのパーティーが、次第に不穏な方向へ転がっていく一作です。A24作品らしい軽い毒気をまといながら、ホラーとしての緊張感とブラックコメディ的な気まずさを重ね、派手な恐怖演出よりも、場の空気が少しずつ悪化していく過程を丁寧に見せています。

その空気を形作っているのが、登場人物たちの会話の噛み合わなさです。彼らは同じ空間にいながらも、相手の言葉を受け止めるより先に、自分の不満や正当性を主張していきます。そのやり取りには騒がしさがありますが、同時に現代的なコミュニケーションの不安定さも表れています。若者たちの軽いノリやテンションの高さの奥に薄い不信感が漂っており、その居心地の悪さが作品全体に緊張感を与えていました。

また、本作のキャラクターたちは、必ずしも好感を持ちやすい人物として描かれているわけではありません。そのため、誰かに強く感情移入して観る作品というより、その場にいる人間たちのズレや関係性の脆さを、少し距離を置いて眺める作品に近いと思います。この不快さを作品の個性として受け取れるかどうかで評価は分かれそうですが、一方で、その落ち着かなさやノイズの多さは、本作の方向性ともよく合っていました。

こうした不安定さは、映像面にも反映されています。停電した屋敷の暗さや、スマホのライト、ヘッドランプのような限定された光の使い方が印象的で、空間全体が明確に見えない中、人物の表情や一部の動きだけが浮かび上がっていきます。その構図が、状況の不確かさを効果的に支えていました。音や照明で強く驚かせるというより、見えなさや分からなさによって緊張感を積み上げていくタイプの演出です。

総じて本作は、王道のホラーとして観ると、やや肩透かしに感じる部分もあるかもしれません。ただ、若者たちの会話、場の空気の悪化、暗闇による閉塞感、ブラックコメディ的な視点が噛み合った作品としては、個性的な一本でした。恐怖そのものよりも、場の温度が少しずつ嫌な方向へ変化していく過程を見せる作品だったと思います。




※以下、ネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。





  
























本作を特徴づけているのは、惨劇の発端が外部からの明確な悪意ではなく、きわめて偶発的で滑稽な出来事だったという点です。ここで重要なのは、真相の意外性そのものではなく、登場人物たちが激しく疑い合い、責任を押しつけ合い、関係を破壊していった後に、その前提が崩れる構造にあります。彼らを追い詰めたのは、誰かの明確な殺意ではなく、思い込みと集団心理そのものでした。この構造によって、本作は単なるミステリーのどんでん返しではなく、現代的な自滅の寓話として読むことができます。

その自滅の構造と密接に結びついているのが、劇中で繰り返し使われるセラピー用語や社会正義的な語彙です。本来であれば、そうした言葉は他者を理解したり、自分の状態を適切に言語化したりするためのものです。しかし本作では、それらが対話のためではなく、相手を封じるための手段として使われています。相手の言動を丁寧に確認する前に、「トキシック」や「ガスライティング」といった言葉で名指すことで、自分を被害者の位置に置こうとする。その姿勢は、一見すると正しさの表明に見えますが、実際には他者を理解する過程を省略するものでもあります。

さらに、こうした言葉の応酬が単なる現代批判に留まらないのは、そこに階級的な歪みも含まれているからです。豪邸という空間が象徴しているように、彼らは基本的に特権的な立場にいる人間たちです。そのため、進歩的な言葉や弱者への配慮を口にしながらも、自分たちの外側にいる存在や、自分より不安定な立場にある人物に対しては、想像力を十分に働かせることができません。ビーの事情が見えた場面でも、彼女の背景や脆さよりも、嘘をついたという一点が強調されていきます。その流れには、この集団の倫理感覚の偏りが表れていました。

演出面では、暗闇の使い方が作品の主題とよく結びついています。スマホのライトやヘッドランプのような限られた光源しかない状況では、相手の顔も空間の全体像も断片的にしか見えません。この視界の狭さは、登場人物たちの認識の狭さとも重なっています。誰も状況の全体を把握できず、自分の目の前にある情報だけで判断してしまう。その不安定さが、作品全体の緊張感を支えています。見えないことの恐怖だけでなく、限られた情報で断定してしまうことの危うさが描かれていました。

また、本作はホラーとコメディの境界を意図的に曖昧にしています。そのため、ホラーとしてのカタルシスや、ミステリーとしての明快な解決を期待すると物足りなさを感じる部分もあると思います。ただ、本作が重視しているのは、恐怖や謎解きの快感そのものではなく、人間関係の脆さが極限状態で露呈していく過程です。笑える場面がありながらも、最終的には居心地の悪さが残る。その中途半端さにも見える感触が、本作の性質を形作っています。

総じて本作は、スラッシャー映画の形式を借りながら、現代のコミュニケーションの脆さと自己正当化の連鎖を描いたブラックコメディとして成立している作品です。恐怖の対象は外部の殺人鬼ではなく、存在しない脅威を前提にしてしまう人間たちの認識の偏りにあります。正しさを語る言葉が対話ではなく攻撃へ変わり、繋がりを求める場が断罪の場へ変化していく。その過程を軽やかなジャンル映画の形で描いた点に、本作の特徴がありました。

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