ジャン＝リュック・ゴダールやジャン・ユスターシュに愛されたというフランスの映画作家マルセル・アヌーンの「四季」シリーズの1作。
（ジャケ写の右下が本作「春」ですね）

警察に追われている男（マイケル・ロンズデール）→主にモノクロ
たくましいおばあちゃんと弟と暮らす少女アン →主にカラー
という二つの世界が交錯する。

男が逃げている森とアンの暮らす自然豊かな地の距離感は？
男はなぜ追われているのか？
男とアンの関係は？
アンの両親は？
もしや男はアンの父？...

淡々とナイフで野ウサギの下処理をしたり（アンも動じずにそれを見ている）、サラダ作ってるのかと思ったらヒナの餌だったり、卵を草花の中心に置いたり…言葉少ないおばあちゃんがカッコイイ。

時折カメラを見つめる瞳が魅力のアンは、小川に片足入れながら弟に物語（『緑色の蛇』？）を話す癒やされるシーンから、教会の歌に涙したかと思うと、金魚の残酷なシーンや、タバコくゆらせ暴言吐いたり（妄想？）..そして初潮を迎える。

少ない情報から想像を巡らせたりしつつ、独特の映像世界を楽しめました。

これ春夏秋冬映画あるの知らずに
春からみてよかった...

絶妙なおばあちゃんがでてくる。
こうゆう絵本からでてきたような
おばあちゃますき。
めちゃくちゃ綺麗にうさぎの皮剥をみた。
色んな映画でみてきたつもりだが
これはすんごい技。
小さい頃からこれ慣れてるとすごいね。
もふもふの可愛い真っ白なうさぎさん。
あとめちゃくちゃ美味しいそうな
サラダ作ってる思ったら
ひよこの餌だった笑！

孫？娘？もなんか怖い。
残酷な怖さ。鏡の展開普通に怖いし
金魚切っていた。末恐ろしい。

それとは別？なのか
恋人を殺し逃げ回る男。
パンたべないのね。

ラストは撃たれた男に合わさり
初潮の展開ね。
なんかよくわかんないんだけど
こうゆう映画すきなんだよね。

名バイプレイヤーとして多数の作品に出演したマイケル・ロンズデールがメインとなるモノクロパートと、少女と老婆の二人がメインのカラーパートで構成された抽象的作品。

外連味が足りないところは否めないので飽きも感じた瞬間が多少あったものの、主にモノクロパートで結構良い景色が拝めたから嫌いじゃないし、色々と解釈の余地を残す作風となっていたところも好印象。

しかし言っちゃあなんだけどこの作品のロンズデール、走り方変じゃね？