快楽の漸進的横滑りの作品情報・感想・評価・動画配信

「快楽の漸進的横滑り」に投稿された感想・評価

MikahJay

MikahJayの感想・評価

4.9
耽美系。観て感じるタイプの映画。主演の子がオドレイ・トトゥに似ていた。殺される役の方は叶美香そっくりだった。
理解のためにあらすじを書くと
アパートで女が鋏で心臓をひと突きに刺される殺人事件が起き、現場にいた若い女を取り調べるという形で物語は進む
刑事、予審判事、修道女、女弁護士、牧師が次々に容疑者のもとにやってくる
女が言うには変態の男が突然入り込んできて刺したのだというが、女の供述は次々と変わり、余談に次ぐ余談、海で女教師が事故死した話やら、修道院の地下にある拷問部屋の話やら、脱線につぐ脱線でなかなか真実に辿りつかない
最終的には、刑事が当初の女の供述通り、変態の男が女を殺した事が判明したと告げにくるが、まさにその時女弁護士が出血多量で死んでおり、また一から若い女を調べ直すことになる
ーー
あるイメージが現れると、それに物語的な意味が与えられる前に別のイメージへと移っていく
フラッシュバックが多用され、時間軸も行ったり来たりし、まるで自由連想のように繋がっていくのだが、無限な移り変わりを食い止めるように、ある女の殺人事件の捜査という物語的な枠組みが与えられている
容疑者の取り調べとして物語は進んでいくが、語りが実にいい加減で、容疑者の連想は、殺人事件からエロス的な方向へ、さらにはサドマゾ行為へと横滑りしていく
反復や再現を繰り返しながら、題名が示すように、快楽が、漸進的に、横滑りしていくのである

明らかに反物語、反映画的な構成で語られる映画であり、それはカフカやベケットのように枠組みを破壊していく内容になっている
このような映画に点をつけるのは無意味なのだが、ロブグリエの映画の中ではこの作品がもっとも出来がいいように思える
また詳細なシナリオ本(シネロマンと名付けられている)によって内容が検討できるので作者の意図も理解できる作品である

ひとつひとつのイメージが美しいのも魅力のひとつで、ロブクリエの映画は現代芸術みたいなものなのだが、この映画はとりわけ美しく作られている
実験映画は数あれど美的感覚という意味で一線を画している
気分的によう分からん映画を観たい欲が溜まっていたので、タイトルが魅力的で気になっていたこちらを鑑賞。
初っ端から圧倒的な置いてきぼりを食らって、食らいつこうとしても何を自分は食らいつこうとしてたのか分からなくなって、でもなんかそれがたまらん、これが快感ってやつなのか?となって置いてきぼりのまま終了。
そうだ、解説サイトに走ろう!となってなんとなくこの作品のことがみえてきて、美しすぎるでしょの一言に収まるすんごい作品。
このような作品は、ぼけっと観ていて知らぬ間に眠りに陥るα波満載の子守歌ムービーとなるのがお決まりパターンだけど、何故だかこの作品の知性と芸術性とエロスとカオスっぷりに睡眠欲が蹴散らされたので驚いた。
意味は絶対あるんだろうけどシーンと台詞の連続、繰り返し、象徴的、過去と現在、現実なのか妄想なのか、異様に登場する赤と裸体、美を大放出する登場人物たち、こちら側もアリスの手のひらで転がされてる感満載、最後はやられた感満載で、こんな映画初めて観たかもしれないってくらいに刺激的だった。
アランロブクリエ先生は小説家らしく、そのため小説を読んでいるかのような世界観を味わえるんだけど如何せん理解するのを投げ出す難解さなので、とっつきにくくて万人受けはしないだろうけど、これを味わってしまうとやみつきになりそう。
アニセーアルヴィナさんが本当に美しくて美しくて終始見惚れてしまうし、小馬鹿に周囲をあしらう感じがたまらんかったですね。
Tyga

Tygaの感想・評価

3.5
オープニングの断片的な映像が順序を変えつつ、物語の核心に迫っている感を演出してくれる。が、そういう期待は結局泡と消える。

裸を惜しげもなく晒し、赤い絵の具を塗りたくり、SM(サドマゾ)すら肉体のたしなみであるとでも言わんばかりの性の開放映画だと思っとく。

印象的なモチーフ
割れたビン(手を変え品を変え何度も割れる)
青い靴

生卵(海外のは黄色が薄い)
st

stの感想・評価

-
徹底的に反復され続ける女性たちのやり取り。赤と白。ベッドと墓。崖と地下牢。拘束と解放。掴めそうで掴みきれないような不安定さは、さながら波に揺蕩うワインボトルのよう。
lico

licoの感想・評価

2.2
わかんねえよ!アート難しいかよ!でも監督はど変態だな!オープニングは好きです
トス

トスの感想・評価

-
エロすぎてエロスがゲシュタルト崩壊する。でも、「これエロいから見なよ」って言うにはキモスが邪魔をしてくる。
全然面白くなくてビビってたら途中から面白くなさすぎて面白かった。と思ったら途中から結構面白くて見入っている自分が面白かった。
ただ、多分意図やら何かがあるのだろうけどフックが無さすぎて思考に切り込めなくて惜しい。どうしても独りよがり自己満足マスターベーションで止まっているように見える。もし全部適当だったら許さない。それともセックスシーンがないのはそういう暗示か?
意味はどっかに置き去りされてカットが切り替わる度に目の前にある綺麗なんだか悪趣味なんだか前衛なんだか退廃なんだかエロなんだかグロなんだかよくわからないものから目が離せず、ただただグッときていたのである。あぁ語彙が足りない。
na

naの感想・評価

3.0
アランロブグリエは難解と聞いていましたが、監督の性癖がもろ出しだった。

美しい人たちのおっぱいと血潮笑
前衛的で芸術的でついていけなかったな〜〜汗

でも最後の終わり方すき!
なんかわかりそうでわからない感じの作品だった。監督の意図はどんなもんなんだろうか。
快楽の漸近的横滑り

見進める内に、とにかくそんな気にさせる美しきショットの数々。

主演アリス役の アニセー・アルピナがとにかく可愛くて美しくて目が離せぬ。

イザベル・ユペール様が出ているはずなのだがあの特徴的な顔を特定出来ず。
何故⁇

〜〜

今日の一曲

血糊の赤がなんとも独特の光沢


The Communards -
Don't Leave Me This Way

https://m.youtube.com/watch?v=1RHBAd5YUR8
>|