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紅花の守人 いのちを染める

紅花の守人 いのちを染めるの作品紹介

紅花の守人 いのちを染めるのあらすじ

中近東からシルクロードを経て伝わった紅花(べにばな)。は、悠久の旅の末、いまもこの⼭形の地に息づいています。⼿軽で安価な化学染料に取って代わられた紅花は、なぜ未だに愛され続けているのか。栽培から染めに⾄るまで4年の歳⽉をかけて完成した、世界初︕紅花を巡る⻑編ドキュメンタリー。

紅花の守人 いのちを染めるの監督

佐藤広一

原題
製作年
2022年
製作国
日本
上映時間
85分
ジャンル
ドキュメンタリー

『紅花の守人 いのちを染める』に投稿された感想・評価

KUBO
3.2
今日1本目の試写会は『紅花の守人 いのちを染める』先行限定会。

いきなり今井美樹のナレーションで始まる。やはり紅花農家が出てくる『おもいでぽろぽろ』に出演したご縁で本作のナレーションを担当。

古くから染料として珍重されてきた「紅花」は、今も山形のご夫婦が営む小さな農家で守り継がれている。

日本以外の国では、サフラワーとして油の原料としてしか使われていないというのも、この作品で知った。

手間ひまのかかる紅花の栽培に心血を注ぐご夫婦。その紅花を愛する染色作家。紅花を使ったお料理を考案する料理家。

それぞれ「紅花」に魅せられた者たちの物語を丁寧に紡ぐ。

江戸時代の「紅花」の様子を描いた「紅花屏風」も興味深い。

今まで、実はよく知らなかった「紅花」の歴史、「紅花」を守る人たちの営みが、これを見ればよくわかる。

『紅花の守人 いのちを染める』は9月3日、ポレポレ東中野にて公開です。
2023新作_089


染めるのは、心でした。


【簡単なあらすじ】
中近東からシルクロードを経て伝わった紅花(べにばな)。は、悠久の旅の末、いまもこの⼭形の地に息づいています。⼿軽で安価な化学染料に取って代わられた紅花は、なぜ未だに愛され続けているのか。栽培から染めに⾄るまで4年の歳⽉をかけて完成した、世界初︕紅花を巡る⻑編ドキュメンタリー。



【ここがいいね!】
染料としての紅花に関わるあらゆることについて、丁寧に描いていた作品でした。それぞれの道のプロフェッショナルに取材をしながら、その歴史的なものも踏まえながら作られた映画だろうということが。わかる作品でした。
山形で育てられた紅花が加工されて紅となり、どのような工程をたどって日本全国に広がっていったのかということがじっくりと描かれていて、非常に分かりやすい映画だったと思います。



【ここがう~ん……(私の勉強不足)】
基本的には、紅花を摘んだあとの工程が主に描かれていたのですが、ではその紅花がどういう過程を経て摘まれていくのかというところが少なかったように思います。もちろん、かなりの月日をかけて育っているということですから、それを克明に描いていくというのも、少し難しいところではあります。また、パンフレットの最後にも、紅花の育て方が書いてあるので、そのあたりでも補足されているところはあるかなというふうに思います。



【ざっくり感想】
紅花というものは知っていますし、やはり紅花と聞くと油を思い浮かべてしまうのですが、古来からある染料としての紅花がどれだけ貴重であるか、そして珍重されてきたのかということを丁寧に描いている作品だったと思います。しかも、その担い手まさに「守り人」がかなり少なくなってきているというところが描かれていく中で、ではどのようにこの紅花という文化を守っていくのか、つなげていくのかっていうところが重要なのだろうなと感じる作品でした。
朝倉さやさんの歌も魅力だし、紅花ってどんなもの?との興味で鑑賞。
朝倉さんの歌唱でいっぺんにテンション上がりました。

山形の隣の新潟県民ですが、紅花とは何か全然知らない。
そんな私に丁寧に親切に、この作品は紅花の素晴らしさを教えてくれた。

学生さんがゴム手しても刺さって痛い紅花の摘み取り。
それを素手で摘み取る片桐さん。
60年の紅花栽培、その手作業の確かさ美しさ。

そしてキーパーソンの長瀬さんご夫妻。
家業として栽培する他、子供たちに紅花作りを教える。
映画を観ている私たちにも分かりやすく説明してくれる。
長瀬さんのお陰で知識が広がり、人が繋がり、紅花の価値を上げていると感じた。
紅餅を丸める手つきも美しい。

それから新田さんの紅花染の作業、仕上がった布の美しい赤。
文字では伝えにくい綺麗な布、是非この映画で観て欲しい色合い。
新田さんの染めの作業にも見ほれました。

美しい心、美しい手作業、控え目だけど芯のある振る舞い。
日本の美を堪能させて頂きました。

エンディングの朝倉さんの歌もまた心に染みた。
珠玉のドキュメンタリー。

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