ヴェルナー・ヘルツォーク 監督の上映作品（ブルース・チャトウィンの足跡）に関連して監督レトロスペクティヴ。

特に劇中印象的で観たいと思っていた短編二本立て、フィルム上映。
アフタートーク付き。（本日は小田香監督と渋谷哲也氏）

岩波ホール最後（多分）の鑑賞が満席で感涙。

文明や西欧化とは何ぞや。環境破壊の影響とは。
などなども脳裏を掠める、華やかな祭の裏側にある悲しい現実。
車が走る橋をラクダで渡るの画がシュール。

男たちの笑顔が素敵

ウォダベ族の結婚や生活など、文明批評を交えて描いたヘルツォークのドキュメンタリー。見せ場は男たちのメイクアップでこれは本当に美しい。（オペラっぽい曲がつく）時に電池の中身を使うのはどうかと思うし、人によっては１日がかりの作業だとか。西洋的ジェンダー秩序の逆のケース。

にしても「昨夜はいかがでした？」みたいな結構ゲスい質問を、サラッと嫌みなくできるヘルツォーク…。このへんの選ぶ選ばれるの当事者の心情にも切り込んでいく。