キレッキレの窪塚洋介神掛かってる!
誰も叶わないし止められないって感じ。無双。
最初から疾走感バチバチ。
線路に立ち入り、電車から逃げられるか?という超ふざけたゲームから始まり、やりたい放題。
一瞬ガンツがフラッシュバックした。
素晴らしく飛び抜けて青い。
自衛のための暴力は暴力と呼ばない‥
「僕は国なんて持ったことはありません!」
“在日”と言われる人たちの日本での扱われ方、仕打ちを彼ら目線で味わうことになる。
余りにも悲しく、窪塚のコトバひとつひとつが痛いほど突き刺さる。
気軽に在日、在日と当たり前のように発せられる言葉の重みを改めて知った。
彼らは何をすることもなく迫害され、そこからグレてしまい、そして更につまはじきにされる、という負のスパイラルがあった。
窪塚洋介と柴咲コウのコンビがまた良い。
新井浩文もやっぱり絶妙。
「パッチギ!」と同じテーマだが、こちらの方が自分にピッタリとハマった。
純喫茶でパフェを食べながら、落語について語り合うシーン。
ヤクザの親友の誕生日パーティーで、1人だけイヤホンして落語を爆音で聴くシーン。
国会で待ち合わせして、永遠と白線をたどるデート、マネしたすぎてキュンキュンした。
雰囲気も疾走感もパーフェクトで、しっかり考えさせてもくれるバランスの良さ、好き。
走り出したくなった。