
台北旧市街で母と二人暮らしのロロは、鬼月初日の朝、古い本のページの間に挟まれた一枚の風景写真を見つける。知らない海の写真の裏面には、顔も知らない日本人の父の名前。父は母と生まれたばかりのロロを捨て沖縄へ帰ったのだと母から聞かされていた。「一度父に会い、真実を確かめたい」。ロロは日本語勉強中の友人アーロンをサイクリング旅行に行こうと誘い、母の猛反対を押し切り父の故郷沖縄へ旅に出る。写真を手掛かりに目指した「みらく島」は、奇しくも旧盆の三日間、外部の者は島に立ち入ることを禁じられているが、ロロとアーロンは半ば強引に船へ乗り込み島へと向かう。旧盆初日「ウンケー」の日。島でロロが目にしたものは、不思議な“人々”の姿だった…。
ある夏の日、敦(あつし)8歳と凱(とき)6歳の兄弟は、旅行ライターをしている母親・夕美子に連れられ、亡くなった父親・孟真(もうしん)の故郷を初めて訪れる。急死してしまった父親の遺灰を届ける…
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>>続きを読む廃線寸前の鉄道会社が起死回生を狙い、心霊電車を企画。カメラを前に社員たちが必死に心霊現象を演出しライブ配信するものの、視聴者からは厳しい書き込みで炎上していた。しかし丑三つ時を迎えた頃に本…
>>続きを読む戦後、ソ連占領後の樺太に取り残された阿彦少年は言われのない罪によって反ソ連活動罪で逮捕され、この世の地獄のような過酷なスターリンの強制収容所に、たった一人の日本人として放り込まれた。阿彦少…
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